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【オリジナル】になるために、あなたができること 〜誰を説得すべきかを見定める〜

アダム・グラントさんの
ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代

に関して、
数回にわたって備忘録として
記事を書いています。

今回は『ORIGINALS』備忘録パート3です。
内容は、誰を説得すべきかについて。



誰を説得すべきか?

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結論からいうと、
説得すべきはマトリクスの左下、
】です。

そして、説得すべきでない相手は
両価的】な人です。



切り捨てるべき【両価的】な存在

両価的な存在とは、自分自身にとって
プラスにもマイナスにもなる存在です。

つまり、その存在が
最もストレスフルなのです。

警察官を対象にしたある研究では、
最も親しい同僚に
意地悪をされた頻度と、
協力された頻度、

加えてストレスのレベルと
欠勤日数が調査されました。

すると、
親しい同僚に意地悪をされることにより
欠勤日数や許可なしの休憩が
増加したのです。

さらに、常に関係の悪い同僚が、
時々協力的になった場合は、
親しい同僚に意地悪をされた時よりも、
ストレスレベルが上がっていました。

そして、このストレスレベルは
常に意地悪な同僚に
意地悪をされる時よりも
高かったのです。

つまり、
同一人物に親しくされたり、
意地悪をされたりすることが、
その相手が敵なのか味方なのか、

どのように接するべきなのか、
を常に考えなくてはならず、
ストレスになるのです。


そのような存在は、
説得するでもなく直ちに切り捨てるべきです。

味方だと思って接していても、
突然敵になることもありえますからね。。



では、【敵】はどうか?

本の著者、アダム・グラントは
本書の中でこのように記しています。

ずっと私たちに協力的だった人たちは、
最高の味方にはならない。
最高の味方になるのは、
はじめは反対していたが、
しだいに味方になってくれた人たちだ。
アダム・グラント『ORIGINALS
誰もが「人と違うこと」ができる時代』より引用


つまり、最初は【敵】
だった人たちが、
最高の味方になるということです。

そして、【敵】を味方につけることの
メリットが3つあります。


1つ目は、
最初に否定的な感情を
持っていた人が肯定的になる方が、

常に肯定的な感情を持ち続ける人より
価値があるものだと考えるためです。


2つ目は、
【敵】は、こちらを好きになるために、
当初抱いていた否定的な感情を克服する
努力をする必要があるためです。

つまり、
「あなたのことを勘違いしていたんだ・・・」
と自分に言い聞かせ、

ポジティブな関係になるよう
頑張るようになるのです。


そして3つ目は、
元アンチこそが、その他の者を
うまく説得できるという点です。

元々【敵】だということは、
抵抗する人や傍観する人の気持ちを
理解できるため、
説得力に長けているのです。




【敵】を味方につけるために

敵を味方につけるための
説得方法として、著者は
以下のように述べています。

奇抜なものを出発点とし、
それに親しみやすさを加えたものが
最も確実なアイデアである。
アダム・グラント『ORIGINALS
誰もが「人と違うこと」ができる時代』より引用

つまり、
奇抜なアイデアを実行するとしても、
説得する際には、

聞き手の立場に合わせ、噛み砕き、
親しみやすい内容
にすることが大切です。


ドラッガーも『マネジメント』で
コミュニケーションは
聞き手から始まると主張していますし、

コミュニケーションに関する本でも
ほとんどと言って良いほど、
聞き手に合わせるように
主張されています。

アイデアを作成した本人は
そのアイデアに関して
考え続けています。

そのため、説得の際には
相手も自分と同じような知識がある
ような前提で話をしてしまいがちです。

しかし、ほとんどの場合、
聞き手の知識はゼロベース
だと考えましょう。

そうすれば、
わかりやすく噛み砕かれた、
聞き手にとって馴染みのある
説得に変わります。



まとめ

あなたの創造的なアイデアを
聞き入れてもらうために、

説得すべきは【敵】で、
説得すべきでない相手は
【両価的】な人です。

【敵】を説得することができれば、
あなたのアイデアはより強固になり、
広めやすくなるでしょう。

そのために、
どのようなアイデアでも
聞き手に合わせて説得
しましょう。

そして、、、
敵でも味方でもないような、
どっちつかずの人。


この記事でいうと【両価的】な人、
地味に多いですよねw

そういう人は・・・・
付き合い方を考えても
いいかもしれませんね^^


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