若い頃と、年齢を重ねてからで『本の読み方』を変える
この本を読むまでは、
本の読み方を『フェーズ』で分けることを、
考えたこともありませんでした。
本によると、
若い頃は、ジャンルを絞らずに
興味がないものも含めて沢山読むこと。
年齢を重ねたら、
自分の読める本は有限だと思い、
意識的に読む本を選ぶこと。
是非あなたも、
ご自身の年齢、フェーズに合わせて
本を読んでください。
◇ ◇ ◇
30歳を超えている方は、
『年齢を重ねてからの本の読み方』、
それ以下の方は、
『若い頃の本の読み方』
から読んで頂けると嬉しいです^ ^
\参考にした本はこちら/
年齢を重ねてからの本の読み方
私たちは、もっとも重要な資源である
私たちの「注意」を、
それに見合うだけの価値のない本に
浪費してしまっているのである。
( ロルフ・ドベリ 『Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法』より引用)
たくさん本を読んだけど、
読んだ本の内容が全然思い出せない。
そんなことはありませんか?
そんな時は、
読む本を選別し、
『同じ本を二度読む』ことが
おすすめです。
あなたの読める本の数に限りがある、
そう思って、
読むべき本かどうかを吟味し
本を選ぶようにしましょう。
同じ本を二度読むと
同じ内容ばかりで飽き飽きするのでは?
と思うかもしれません。
時間をかけて集中して読めば、
どれだけ多くのことを吸収できるか。
二度目に読んだ時に、
どのくらい新しい発見があるか。
慎重な読書の仕方で、
どのくらい理解が深まるか。
これに私はいつも驚いてしまう。
( ロルフ・ドベリ 『Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法』より引用)
著者ロルフ・ドベリがいうように、
二度目だとしても、
新しい発見があるのです。
ですので、
読む本の数を絞ることにより、
1冊の本に没頭し、
より良い読書体験をしましょう。
ただし、最近本を読み始めたり、
これまでたくさんの本を読んでいない場合は、
『良い本を選ぶ確率』が低い状態なので、
まずは、たくさんの本を読むことに
専念しましょう。
若い頃の本の読み方
30代を超える前の段階で、
どんな選択肢があるか?など、
全体像を掴む前に物事をひとつ
選び取ってしまうのは、早計です。
趣味においても、
キャリアにおいても、
自分にはこれしかない、と視野を狭めると
チャンスを逃してしまう可能性が高いです。
そうならないためにも、
なるべく、
短期間にたくさんの選択肢を試しましょう。
短期間にたくさんの選択肢を試すことで、
良いものに出会える確率が上がることが、
統制的に明らかになっています。
あなたは、『秘書問題』とよばれる命題を
ご存知でしょうか?
あなたが100人の女性から、
優秀な1人の秘書を選ぶ状況だとして、
以下の質問を考えてみてください。
どのように1人を選ぶでしょうか?
あなたはいま、
秘書(いま風の言い方をするなら
「アシスタント」と呼ぶべきだろうが)を
ひとり雇い入れたいと思っている。
求人を出すと
100人の女性から応募があった。
あなたは無作為に順番を決めて、
ひとりひとり面接をする。
面接が終わるごとに、
あなたはその応募者を採用するかどうかを決めなくてはならない。
( ロルフ・ドベリ 『Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法』より引用)
答えは、
『最初の37人』を全員不採用にし、
その37人から優秀な女性のレベルを把握する。
そして、その後の面接の中で
37名の中で優秀だった人のレベルを
上回った最初の応募者を採用することです。
この37という数字の根拠は、
100を数学定数e(=2.718)で割り、
求めた数です。
つまり、37名を通して全体像やレベル感を知り、
その上で選択をするということ。
統計的にも明らかなように
何事においても、
全体像を掴む前に物事を
選んでしまうのは早計です。
本を読む上でも同様に、
多くの本を短期間に読むことで、
業界の傾向を掴むことができます。
いまは、傾向を掴むときだと思い、
選り好みせずに
出会った本を全て読むつもりで
本を読めるといいですね^ ^
まとめ
若い頃、年齢を重ねてからと、
本の読み方を分けることが
勧められているのは驚きました。
しかし、確かにたくさんの本を読んだ上で、
全体像を把握し、それ以降は選択をする、
ということには納得させられました。
例えば、食べ物の好き嫌いにおいても、
一通りいろいろな食べ物を食べた後は、
自分の好きなものや、
体に良いものに絞りますよね。
私自身はというと、
まだ本を読み始めたばかりなので、
とにかくたくさんの本を
手当たり次第読むフェーズ。
今は良い本に出会える確率をあげるため、
変なこだわりを捨てて
色々な本を読んでいきたいと思います。
この記事が参加している募集
サポート不要です!応援したい方がいればぜひその方を応援してください!「応援」という貢献があなたをポジティブにします