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1冊を通じて『なにか』が残れば、もうけもの。

『もうけもの』って言葉、
関西弁なのかな?

私はよく使うのですが、
関東へ来てから
耳にすることが減った気がします。

◇ ◇ ◇

さて、今回は、
年間700冊を読む読書家の読書術
そのマインドを紹介したいと思います。

年間700冊、週にして15冊程・・・
いきなりは絶対無理です。
私も半年間練習してきましたが、
1週間3冊程度が限界です^^;

そのため、この記事では、
700冊読む読書家の読書の方法は
もちろんですが、マインドの部分
を特に知ってもえれば幸いです。



読書家のマインドとは?

結論から述べると、
年間700冊の本を読めるマインドとは、
フローさせる」ということです。

フローとは、
『流動』や『流れさせる』という意味で、
その意味の通り、本を読むことを
フローさせていくのです。

情報が溢れ、
新しい本が次々と出版されていく現代では、
得た情報全てを完璧にストックすることは
不可能に近いです。

そのため、本で読んだ内容を
ストックさせておくことに固執せず、
フローさせていくことで、
どんどんと新しい情報を取り入れるのです。

「なにか」が残っているのだとすれば、少なくともその部分が自分にとって必要だということ。
(印南 敦史『遅読家のための読書術』 31ページより引用)

つまり、1冊読んで、
自分にとって大切な『なにか』
が1つでも残っていれば、
もうけもの』なのです。



具体的な本の読み方とは


■用意するもの
・紙
・ペン
・読書記録用のノート

(紙はA5程度の大きいものがオススメですが、ぶっちゃけなんでもOKです)
■具体的な本の読み方
1. ページ数と印象に残った文だけを、
 紙に書く(引用する)

2. 1冊読み終えたら、1で書き出した中で、
 最も感動した文を1つ選ぶ。

3. 2で選んだ1文と、
選んだ理由を読書ノートへ書く。
(理由は30~40字程度でOK)

4. 1週間や1ヶ月などのある程度の期間で、
読んだ本の中でのNo.1の1冊を思い出す。

5. No.1の本に、『どんな刺激を受けたか』
 『どのような考え方を好むのか』、
 『これからどんな本を読みたいか』
 を考えてみる。

意外と簡単ですよね。
ポイントは、気に入った文章を
ピックアップする際に、
たくさん拾いすぎないことです。

なぜなら、
いちいちノートに書くことに
時間がかかるからです。

ノートに書くことに時間を取られると、
読書が全然進みません。

そのため、
本当に気になった文章を選んで、
紙に書くようにしましょう。

それでも書くことが面倒な場合は、
付箋を貼るのがオススメです。

アバタローさんが、
『自己肯定感を上げる OUTPUT読書術』
の中で紹介されていた方法ですが、
気になった部分に付箋を貼り、

読み終わる時に、
最も印象に残った部分を残す
という方法です。

紙に書くか、付箋を貼るか、
やりやすい方を選んでください^^



さらに本を読むスピードをアップさせる方法

上記の本の読み方だけでは、
本を読むスピードアップをするには、
かなりの読書量と時間がかかります。

読書の基礎力は上がるので、
コツコツやるのがオススメですが、
テクニック的なものを併せて使うと
より多くの本を読むことができます。

■テクニック的なもの
・『はじめに』と『目次』を読み、
 知りたい内容があるかチェック

・それぞれの章の最初と最後の
 5行だけを読み、必要ないと感じれば
 その章は読み飛ばす

・見逃したくないキーワードを見つけ、
 それを検索しながら読む

・2つ以上の読書リズムで読む
(ゆっくり精読するのと、
 速読するのを組み合わせる、など。)

ちなみに、
飛ばして良いか悪いかわからない!
という場合は、
以下の3つの内容なら飛ばしてOKです。

読み飛ばしても支障のない文

・著者の自分語り
(意見のみを述べている部分)
・理論や主張を裏付ける個別の事例や体験談
・過剰すぎる表現

ただし、
既に知っている内容・結論の
ジャンルを読む場合は、

著者の意見が新しい発見
になるため、
読み飛ばさない方がいいです。



まとめ

情報をフローさせる
という大前提を持つことが、
たくさん本を読むことへの第一歩です。

1週間かけて読んでも、
1日で読んでも覚えている内容に
大差はありませんよね。

積読が増えて、
次の本が読めず読書する気が失せる、
そんな状況であれば、
次々と読んでいく方が楽しいです。

紹介した本の読み方を実践して、
色々な本や情報との出会いを
楽しんでくださいね^^

一冊の本から、
大切な『なにか』を得られれば、
もうけもの』ですよ!!!


\今日の一冊/

年間700冊もの本を読む、
作家で書評家の印南敦史さんの1冊。

本を読むことの心構えや、
音楽を聴くように本が読める方法、
読書習慣をつける方法など
読書に関する苦手意識を
払拭してくれる本です。





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