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離乳期は人生における『食』のプログラミングの時期

この記事は5分で読めます

離乳食は何を作ればいい?
何を与れば正解?
そんな風に考えたことはないでしょうか?

我が家の息子は、離乳食を始めたばかり。
これまで料理もろくにしなかった私が、
離乳食など知っているはずがありません。

何をあたえれば良いのやら・・・?
と思いインターネットで検索すると、
情報の洪水。

これは与るべきとか、
これは与えないように!とか・・・
一体どれが正解なのかわからない・・・

そこで、
科学的根拠のあるものなら、
信用できると思い、購入した一冊がこちら。


人生で一番大事な 最初の1000日の食事 「妊娠」から「2歳」まで、「赤ちゃんの食事」完全BOOK

人生における『食』が
プログラミングされるのは、
妊娠中から2歳までの約1000日。

この1000日間にどのような食事を取るかが、
『妊娠中』『授乳中』『5、6ヶ月〜』『1歳〜』の4つのフェーズごとに書かれています。

そして、今回の記事では私が気になっている、
離乳食にポイントを絞って
書いていきたいと思います。

離乳食はいつ始め、
どう導入すべきか

それが伝われば幸いです^^


離乳食はいつ始める?

結論から述べると、
17週以降〜6ヶ月を過ぎる前
離乳食を始めるのがベストです。

ただし、あくまで目安です。
赤ちゃんからの離乳食の準備OK
の合図をもとに始めましょう。
準備OK合図も併せて紹介します。

根拠としては以下の2点あります。

1点目が、17週より早めに始めると、
幼児期になってからの
アレルギーや肥満のリスク増加
つながるとの研究結果が出ていることです。

そして、2点目は、
6ヶ月を過ぎることのリスクです。

6ヶ月頃に開始することが重要なのは、
口腔内の発達にとって、
噛んで飲み込む行為が
重要な要素
だからです。

ミルクを飲むことと、
食べ物を食べることの
口腔内のプロセスは
大きく異なります。

また、固形物の食べ方を学ぶ練習は、
赤ちゃんが話をするために必要な筋肉
発達を促すことにもなります。

そのため、離乳食を段階的に始めることが、
口腔内の発達に重要な役割を担っています。

ですので、
赤ちゃんの離乳食準備OKの合図が見られたら
離乳食を取り入れましょう。


ちなみに、
赤ちゃんの離乳食の準備OK合図は、
以下の3点です。

離乳食の準備OKの合図
1.首がしっかり座り、背筋を伸ばして座ることができる。

2.食べ物を見て、それを取り上げ、口に運べるように、目と手をうまく強調させることができる。

3.食べ物を飲み込むことができる。
(準備ができていない場合は、
舌を使って食べ物を押し出します。)


あと3分です!

離乳食はどのようにあたえる?

離乳食をどのように与えるか?
ポイントは2つです。

1.赤ちゃんがお腹を空かせたらあたえること
2.食べ物をご褒美や機嫌直しに利用しないこと
3.離乳食のはじめは野菜から、そしてまんべんなくいろいろな食材を

1点目は、
赤ちゃんがお腹を空かせたら上げること。

食べ過ぎ・食べなさすぎは、
食べ物の与え方により
プログラムされてしまうことがあります。

例えば、
お腹がいっぱいなのに、
用意した量を食べきっていないから
全て食べさせるなど。

食べることを強制してしまうと、
将来的に好き嫌いができてしまったり、
偏食になってしまったりする可能性が
高くなります。

赤ちゃんの空腹、満腹のサインを
気にしてあげるようにしてくださいね。

2点目の、
食べ物をご褒美や機嫌直しに利用しないこと
に関しては大人でも同様のことが言えます。

大人の場合は、
ストレス発散で食べすぎてしまい、
結果として太ってしまった、
ということがありますよね。

赤ちゃんの場合も同様、
食べ物を、ご褒美にした場合、
食べ物をもらえないと○○しない、
という状況になってしまう可能性があります。

宿題をすれば、おやつがもらえる。
ということを繰り返した結果、
おやつがもらえないと宿題をしない。
など・・・・。

ちなみに、
苦手な食べ物を食べたご褒美として、
糖分が多過ぎるお菓子などを
あげ過ぎることもやめましょう。


3点目の野菜からはじめること
に関して説明します。

人間は、自然と
甘いものを好み、苦いものを避ける
という傾向にあります。

赤ちゃんも同様に
甘いものを好み、
苦いものを避けようとする
傾向にあります。

果物を好んで食べることが多いのも
そのためですね。

ですので、離乳食の本や
インターネットでの情報では、
果物と野菜を混ぜて与えることが
推奨されているものもたくさんあります。

しかし、
2歳までの時期は、
人生の食をプログラミングできる
重要な時期です。

この時期に、
野菜をはじめとするたくさんの種類の
食べ物を幅広く与えることで、
好き嫌いが少なくなります。

また、イギリスの研究においても、
離乳食の始めの時期に、
さまざまな野菜を与えたグループと
そうでないグループを実験した際、

さまざまな野菜を与えられたグループか、
初めてみた野菜でも食べられた、
という実験結果が得られています。

苦味を感じやすい野菜などから
離乳食を始めることで、
どんな食べ物でも美味しく食べられる子に
してあげたいですね^^



まとめ

離乳食を始める時期は、
17週をすぎてから、
6ヶ月頃までに。

離乳食の与えかたのポイントは3つ。

1.赤ちゃんがお腹を空かせたら上げること
2.食べ物をご褒美や機嫌直しに利用しないこと
3.離乳食のはじめは野菜から、
そして幅広く与える。

今では、インターネットで検索すれば
なんでも情報が手に入れられる時代です。

しかし、それらの情報が全て
科学的根拠に基づいたものであるとは
限りません。

色々な食べ物を美味しく食べられることは、
本当に幸せなことです。

子供にも同じ喜びを感じてもらえるよう、
きちんと根拠のある情報をもとに、
離乳食をはじめたいですね。






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