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読書感想文

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ざっくりと本の内容を知りたい方や、雰囲気を知りたいあなたにお勧め。 ヘッダー画像を本のタイトルにしているので、気になる本を選んでご覧ください。
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#エッセイ

何気ない日々も、日記に残すとことで「面白い日々」に

石田ゆり子さんが、 モンゴルでの撮影の際、 モンゴル人の方に 聞いた言葉だそうです。 かなりの カルチャーショックを 受けたのだとか。 その時の衝撃や面白さは、 日記として 文字に残すことで さらに面白さをアップさせます。 まさに上記の文章が それを 表現していますね。 𓂃𓂃𓂃𓂃𓈒𓏸 あなたも、 「なんにもない」 と思って生きている日々を あえて日記に残すことで、 「なんにもない」 出来事が、 「面白い出来事」に 変わるかもしれません。 私も1年近く 日記をつけ

「生きる意味」について

「生きがいを見つける」 「遊ぶように暮らす」 「毎日を楽しむ」 という類の言葉は、 最近、一気に 触れることが増えてきました。 これらのベースにあるのは、 「生きる意味」を考える人が 増えているということ。 しかし、 生きる意味なんて、 そんな簡単に見つかるはず ありませんよね。 この「生きる意味」について、 精神科医の 泉谷閑示さんが、 著書で面白いことを 述べられていました。 「有意義」という呪縛泉谷さんは、 「意味」と「意義」を 別々のものとして捉え、 生き方に

自分の身体について知ることで、ヨガを楽しむ

自分の「身体の作り」 について、 考えたことはありますか? 学生時代にスポーツを 生活の中心にしていたことや、 社会人になってからも、 スポーツを続けていたことから、 身体に対して、 無関心というわけでは ありませんでしたが、 そこまで大きな怪我もなく、 丈夫な方だと自負していたので、 「身体の作り」までは 深く考えたことがありませんでした。 しかし、 最近始めたヨガ。 ヨガでは、 これまでやっていた スポーツのように 「えいや!」で なんとかできませんでした・・・

等身大の自分を認めるために、「違うこと」をしない

11月に文庫版が発売された、 『「違うこと」をしないこと』。 以前、吉本ばななさんの、 『キッチン』と 『ムーンライトシャドウ』 を読んで、 と感動していたので、 どんな内容なのか気になり 購入しました。 読んでみると、 まさに、 こころの処方箋。 ということを、 そっとアドバイスしてもらえたような 気持ちになりました。 数々のアドバイスの中でも、 特に、記録しておきたいものを 共有したいと思います。 吉本ばななさんからのアドバイス 習慣について 「違うこと」

巨大発電機のような人だと言われてみたい

地球という惑星上で起こり得る全ての現象に対して満遍なく興味を示す。 通常、それだけ沢山の情報を吸収すると、間違いなく消化不良を起こして大変なことになってしまうだろう。 だからものを 創る多くの人は、ちょっとずつ新しいものをつまんでは、その味をゆっくりと確かめるように生きているのだと思う。 だが勘三郎さんは巨大発電機なのでそうはいかない。いっぺんに沢山の刺激を取り込んでは、それらを猛烈なエネルギーに変換して、常時発電し続けている。 ヤマザキマリ『男子観察録』より引用

ミクロは中二病

ミクロは中二病。 ブレイディみかこさんの 『ぼくはイエローでホワイトで、 ちょっとブルー 2』 に載っていた一言です。 やはり、この本は 日常のいろいろなことに 気付けるなぁ・・・ と感じた一文でもありました。 ミクロは中二病ブレイディさん家族が 家の中のいらなくなったものを 業者の回収に出すために、 玄関先に置いていたところ、 鉄屑などを集めていた ルーマニア人のファミリーが 玄関先の不用品を 持って帰ろうとした・・・ というのが始まりの、 ブレイディさん家族と、

毎日を新鮮に生きる『心の持ち方』

毎日、同じようなことを繰り返し、 バタバタバタバタと すぎていく・・・ そんな風に過ごしていませんか? そんなあなたへ、 毎日を少しでも新鮮に 楽しく生きる『心の持ち方』 を共有したいと思います。 ジェニファー・L・スコットの著書。 『フランス人は10着しか服を持たない』 から得た素敵な言葉を いくつかご紹介しますね。 食べること、 着ること、 ものを買うことなど、 なんとなく行っている 毎日の営みが新鮮なものになりますよ^^ 今日からできる『日々を新鮮に生きるため

『何か』を探すために、旅にいく

結論から先に述べると、 ラオスには、 色鮮やかな装いの僧侶や、メコン川、 そして、数々の寺院があることが、 この本からはわかりました。 しかし、それよりも この本を読んだことで、 旅の醍醐味を再認識できました。 ラオスに一体何があるんだろう!? ワクワクワク・・・・ と思い購入した、 村上春樹さんの紀行文集、 『ラオスに一体何があるというんですか?』。 ラオスのこと以上に、 大切なものを考えるきっかけになった本です。 旅の醍醐味さて、いったい何が ラオスにあるという

自分のことをわかっているからこそ、『心を整えている』。

元日本代表選手で、 現在ブンデスリーガで現役活躍している 長谷部誠選手が27歳の頃に 書いた本、『心を整える』。 読む前の私は、偏見だらけで どうせ浅い内容だろう・・ と思っていました。 しかし、読んだ後の印象は 違いました。 確かに内容はそこまで深く無いです。 奥深くて、思考を重ねながら 読みたい場合はお勧めできません。 んが! 若干27歳で、 ここまで考えて日々生きていたんだ、 さすがプロスポーツ選手・・・ と思えるような内容でした。 自分自身のチューニング方法

さくらももこさんはアウトプットの天才

『ももこの世界あっちこっちめぐり』 を読み、さくらももこさんは 日常の些細なことや気持ちの変化を 面白く言語化する天才だと感じました。 旅に興味があるあなたは勿論、 文章を上達させたい人にも ぜひ読んで欲しい一冊です。 旅がしたくなるのと同時に、 アウトプットの凄さを感じられますよ。 どんな本? この本は、さくらさんが 短期間の間にスペイン、イタリア、バリ、 アメリカ西海岸、パリ、オランダ、ハワイ の7カ国に行かれた旅が綴られた本です。 これらの7カ国といえば、 観光

生きる上での心の持ちようを、優しい言葉であたたかく教えてくれるエッセイ

『たそがれビール』を読んで、 その優しい言葉と 美味しそうな料理、 そして外国での旅の経験談に 強く惹かれ・・・ またも小川糸さんの本を購入しました。 今回はこちら。 『たそがれビール』と同様に、 日記形式で綴られたエッセイです。 1年の過ごされ方、 特に夏に行かれていたドイツでの 暮らしの様子が素敵でした。 ただし、 今回の日記形式のエッセイは、 2011年という東北大震災のあった 特別な年に執筆された作品だったこともあり、 生きる上で大切な心の持ちようが、 た

今まで読んだことのない作家さんとの出会いの場

かれこれ1年以上お酒を飲んでおらず、 今ではお酒なしでもいけるんちゃうか? という仙人モードに入っていた私。 だったはずが・・・ タイトルに強く惹かれて 購入してし、思わずノンアルビールを プシュっとしてしまいました。 今日ご紹介する『泥酔懺悔』 以前読んだことのある 作家さんのエッセイを読んで 妄想することができたり、 恥ずかしながら、 これまで名前も知らなかった 作家さんを知ることができたり。 そんな出会いのある1冊でした。 ◇ ◇ ◇ 色々な作家さんを知れ

自己紹介がわりに・・・これまでに読んだ本全部載せます

noteを読んでくださり、 ありがとうございます! これをテーマに、 本のおもしろさが あなたに伝わることを夢見て 日々noteを書いています。 この記事では、 私がこれまで書いた書評 (というか読書感想文) をまとめています。 気になっている本があれば、 このショートカットキーで、 で気になる本のタイトルを 検索してみてください。 あなたの興味が広がるきっかけになれば とても嬉しいです。 ◇ ◇ ◇   ◇ ◇ ◇ \更新中:読んだ本/1.急に売れ始めるにはワ

そうそう、『がんばる』ってこれだ

小川糸さんの『たそがれビール』。 読み始めてすぐに出てきた文に 感銘を受けました。 無理をしない、というのは、 自然の、あるがままの心の欲求を 大切にするということ。 例えば、 作りたくない時に無理に料理をしない、 とか、そういうこと。 でも、怠惰でいいとか、わがままでいい、 ということとはちょっと違う。 無理をしないことも大事だけれど、 それと努力をしないことは、 同じではない。 どうしたって頑張らなくちゃいけない時は、 絶対にある。 地面にしっかり足をつけて、 ぐ