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巨大発電機のような人だと言われてみたい

地球という惑星上で起こり得る全ての現象に対して満遍なく興味を示す。

通常、それだけ沢山の情報を吸収すると、間違いなく消化不良を起こして大変なことになってしまうだろう。

だからものを 創る多くの人は、ちょっとずつ新しいものをつまんでは、その味をゆっくりと確かめるように生きているのだと思う。

だが勘三郎さんは巨大発電機なのでそうはいかない。いっぺんに沢山の刺激を取り込んでは、それらを猛烈なエネルギーに変換して、常時発電し続けている。

ヤマザキマリ『男子観察録』より引用

kindle unlimitedに、期間限定でヤマザキマリさんの『男子監察録』が追加されているので、読んでみました。

古代ギリシャのハドリアヌス帝、スティーブ・ジョブズ、イタリア男子、空海、そして、山下達郎さんなど…個性的な男性の観察録です。

その中で、すごく印象的で、「自分もそう言われたい!」と思った文章が、中村勘三郎さんについて書かれた上記のものです。

歌舞伎という厳しい世界の中で生まれた時から生き続ける中村勘三郎さんは、プライベート関係なく厳しい方なのかと思っていたそうですが、

実際には、スポンジのような吸収力と、バラエティーに富んだ顔つきに発信力を持った魅力的な男性だったそうです。

中村勘三郎さんは20代後半の私からすると、学生の頃に逝去された記憶が強く、実際にどのような人かは調べたことがありませんでした。

しかし、こんな文章を読んでしまうと、中村勘三郎さんがいかに吸収力と発信力に優れているかがわかります。

そして、中村勘三郎さんや芸者の方々に興味を持てたと同時に、自分自身もこのように人に言ってもらえるくらい、

スポンジのような吸収力と、吸収したものを何倍にもできる発信力が欲しいと感じました。



ヤマザキマリさんの『男子観察録』では、中村勘三郎さんのようなパワーに溢れる男性や、自分の世界を持った男性が盛り沢山です。

あなたも是非、個性的な男性たちからパワーを分けてもらってくださいね^ ^




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