【必須!】音楽家に必要な思考術!
音楽家の方へ
音楽家にとって演奏時に必要な思考術があります。これが出来なければいつまでたっても空回りです。
この内容は、4,50代の方や、文系の方には難しいことですが、今の理系20代が常識として使ってる思考術ですので頑張って追い付いてください。
音楽家に必要な思考術
音楽家に必要な思考術は「オブジェクト指向」です。漢字は間違えていません。「思考」ではなくて「指向」です。
この時点で「あ!そういうことね!」と思った方は、分かりきったことを話しますので、これ以下は読まなくて大丈夫です。
この時点で「意味不明」と思った方は、以下を読んでも意味不明ですので、これ以下は読まない方が精神衛生上いいと思います。
この時点で「よく分からないけど、きっとためになるに違いない」と考えられる方のみ以下を読んでください。
オブジェクト指向とは
オブジェクト指向というのはプログラミングの考え方で、クラスにメソッドを書いてインスタンス化するだけの話です。つまり、カプセル化して、継承して、オーバーライドでポリモーフィズムを持たせるわけです。
・・・ボン!(読者の頭脳が破裂した音)
心配無用です。分かりやすく説明します。
ギター制作に例えると
楽器製作を例として、ここでは「ギター制作」に例えましょう。「弦6本をボディに張って、フレットで音を区切る楽器」としての設計図を造ります。この設計図をクラスと言います。これは「ただの紙の設計図」ですから楽器ではありません。この設計図には「どの部品を、どこに付けたら、どんな音がするか」の内容が書かれています。この内容をメソッドといいます。この設計図(クラス)の内容(メソッド)を元に「フェンダー社のストラトキャスター風のギター」を作り実体化します。この実体化する作業をインスタンス化と言います。
次にまた作りたくなるかもしれないので、設計図は誰かが落書きしたりしないように保管しておきます。カプセルの中にいれておけば安心です。この外部から触れないようにすることをカプセル化といいます。
次に作りたくなったのですが、今度は同じストラトキャスターではなく、テレキャスターを作りたくなりました。一から設計図を書くのはめんどくさいので(この「めんどくさい」という考え方がこのオブジェクト指向の根幹です!)、上記のストラトキャスターを作ったときの設計図(クラス)を流用します。この流用を継承といいます。内容(メソッド)にある「ボディの形やピックアップの位置」が変わりますので書き換えます。この書き換えをオーバーライドと言います。これによりテレキャスターが完成します。
この方法で工夫をして行けばどんなギターでも作れそうですよね。この多様性がポリモーフィズムです。
音楽演奏に応用!【ここが本番】
アドリブ演奏に応用しましょう。まずクラスを作ります。自分がどんな音楽家でどんな演奏をするのかのメソッドを決めます。キーがCの曲ならこんなスケールとかフレーズとかをこう演奏する・・・という感じです。このクラスはただの設計図ですから音は鳴っていません。Fly Me to the Moonという曲を演奏することになったら、初めてインスタンス化し演奏します。次にAutumn Leavesという曲があったら、そのクラスを継承して演奏しますが、キー、テンポ、コード進行などが変わりますので、メソッドをオーバーライドします。これに自分のアドリブ演奏にポリモーフィズムが生まれるわけです。クラス内の自分のアイデンティティは保ったままです。
NG行為!
混同してはいけないのが「オブジェクト指向」と「ファンクション」です。ファンクションとは「こうきたら、こうする」という機能です。音楽演奏だと「Gmのコードがあるなら、このフレーズを弾く」と、決め込むようなものです。これをやってる人がどれだけ多いことか・・・これは音楽ではありません。常に自分の演奏がファンクションになってないか確認して下さい。
まとめ
音楽家に必要な思考術は「オブジェクト指向」です。意味が分からない単語などは、調べなくても結構です。調べれば調べるほど分からなくなるのがこのオブジェクト指向なのです。だから、私に直接質問して下さい。老若男女・理系文系・知性派・直感派など問わず、あなたの背景を踏まえて詳しく分かりやすく説明します。
セミナーなどでお目にかかれることを楽しみにしています。
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津本幸司
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