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#18 『入力の創造性』

2023年5月某日

最近、何かと話題の『ChatGPT』をよく触っている。『まちづくり』『地域活性化』『地方創生』などのテーマ感で、課題や論点を聞いてみると、観光や地場産業振興など、当たり障りのないものしか返ってこない。ここに、筆者の『質問力の無さ』が明らかになることがなんとも悲しい。

筆者とChatGPTによる対話の一部。質問が悪いとAIもお手上げだ。

AIとの対話を重ねていくと、だんだんと『質の高い質問』を考える癖がついてくる。これは、ものを考えることを仕事にしている人にとって、言うまでもなく重要なことである。例えば、研究論文などを書こうと思えば、『問いを立て』『仮説を構築し』『観察やデータから実証し』『仮説を更新する』といったサイクルを回すことになるが、兎にも角にも大切なのか『問い』だ。ここの切れ味が悪いと、全体のクオリティに影響する。

しかし、つい忙しさにかまけて、最初の『問い』を雑に扱ってしまうことは少なくない。文章を書く際も、さっさと『書き出して』しまうことも多い。書いていて『問い』はなんだっけ?となることもしばしばある。

ChatGPT先生は、このような怠けた態度を正してくれる装置であるとも感じる。『俺はなんでも打ち返す、だからお前は”オモロイ”ことを聞いてこい』とどっしり構えられているようだ。筆者自身、自分の『オモシロさ』にそのまま向き合うことは正直怖い。実務的なところに逃げ、存在価値を曖昧にしてきたとも思う。嗚呼、ChatGPT先生、ありがとうございます。私、がんばって面白い質問を考えます。引き続き、ご指導ください。

ほなら。
注)この文章は筆者が書きました。

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