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#7 尖りと無能力の違い

2022年11月某日:まとめることの良し悪し

パワポと向き合う一日。とある会議の結果をまとめ、方向性を整理する作業だ。整理のフレームをこしらえ、情報をカチカチまとめていくのは心地が良い。しかし、パワポは、枠に合わせて情報を整理しようとしすぎる手前、安易な情報の捨象が生まれやすい。そもそも、『端的に』『シンプルに』伝えるためのツールだから、しょうがないのだけれど。

膝を突き合わせた議論を何時間もしていると、一つのテーマについて、様々な角度から言語化を試み、解像度が増していく。そこの侘び寂びは『要するに』でばっさり整理できるものではないのだ。知らんがな。

2022年11月某日:尖りと無能力の違い

雑談での一幕。シニア世代が、『イマドキの若いもんはアナログの良さを解っとらん』とのこと。確かに、知識量の競争力が薄まっている中、あえてインターネットを遮断し、地頭で考えてみることで、ユニークな視点が産まれる気もする。なので、耳を傾けた。

続けて、『グループウェアいうやつあるだろ。あれ、知らぬ間にメッセージ来てるし、送り方分かんねーんだよ』と。これは積極的なアナログの可能性を評価しているのではなく、無能力だと感じた。敢えてアナログを採用するのと、デジタルに適応できないのでは、全く事情は異なるのである。

ほなら。

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