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【転勤担当の人事部・総務部の方へのお願い】4月と10月が近づくと欲しくなります②


クリニックでは紹介先に困ります

先日は新しく期が始まる4月や10月に人事異動が集中するため患者さんの紹介状を書く頻度も上がり、其の際に紹介先に医師も苦慮するということを書かせていただきました。


引っ越しのため息


医師の立場としてのため息を先日は書かせていただきましたが、転勤についてGOOGLEで検索してみると企業では人事部や総務部の方々が担当なさっているということがわかりました(医師はそういった組織で働いたことが無いのでそれさえも知らないのです、すみません。)


そういった手間やため息をアウトソースする仕組みもあることを知りました

そして、大きな企業様ですと4月や10月の時期に複数人の転勤があるのですごい業務量になると思われます。転勤される方のストレスを軽減するために以下の記事にあるような配慮をしながら進めておられることが理解できました。


物理的な物以外に精神的なケアも


上の記事を見ると「下手をすると、それだけでストレスを抱えてノイローゼになってしまう可能性がある転勤者。総務・人事担当者は、そのような彼らの悩みを理解しておく必要があります。」とあるようにそのような気遣いをされていることも知りました。医師の転勤ではあまり聞かない気遣いですね

その①:転勤先の地域情報を教える

その②:転勤者の希望事前に確認する

その③:物件紹介をする

その④:引越しの費用の見積取得

その⑤:日程連絡の手続き


転勤先の医療情報(特にクリニック情報)

上記の中で【その①:転勤先の地域情報を教える】という項目があります。其の中に医療機関情報などもあるかと思います。
しかし、それは患者さんの状況にカスタマイズされたものでは無いかと思います。総合病院などの情報がメインになるかと思いますが、現在の医療システムの中ではいきなり大きな病院に紹介状なしにかかることが出来ません。もしも、転勤前にお世話になっているクリニックから大病院に紹介状を書いてもらったとしても 安定していればクリニックにかかってくださいと言われることになるのです。

上の記事では最後に「自分に合った理想の医師を探そう」とありますが、医師でも他の医師のことがあまりわからないことも多いので現実的には難しいのです。

どうすればいいの?


医師がいつも紹介するクリニックの情報を蓄積していき、それを共有しようというプロジェクトを行っております。

いつもの紹介先?


単なる紹介先ではありません。特別な希少疾患や生死に関わるような疾患であれば、ハードやソフトの揃っている専門性を重視した病院を選ばざるを得ないので先生のキャラクターなどとは関係なしに紹介状が必要です。
 しかし、ほとんどの慢性疾患の場合にはあるスペシャリティについて標準的なトレーニングをされていれば大病院である必要はなく地域のクリニックのほうが患者さんも便利なのです。しかし、クリニックは繰り返し受診するのでより人間性も求められるのです。しかし、クリニックのWEBサイトやGOOGLE評価ではそれは分からないのです。 
紹介をして帰ってきた患者さんからの感想を聞いて今後継続紹介するかを決めることになるのです。
つまり
・ドライ情報(専門性)
・ウェット情報(人間性)

のバランスで【いつもの紹介先】として残るかが決まるのです。

人事部・総務部の方へのお願い【転勤者の方にお願いしてもらえると幸いです】


我々は専門性についてのフィルタリングは出来ますが、やはり人間性や人当たりのフィルタリングは出来ません。

医療情報というのは繰り返しになりますが
・ドライ情報(専門性)
・ウェット情報(人間性)

の組み合わせで決まると仮説を持っております。

専門性については患者さんはあまりわからないかもしれませんが、信頼しておられる主治医の先生というのは人間性については素晴らしい先生ということになるかと思います。

そのような人間性を持ち合わせた先生の紹介先というのは素晴らしい確率が上がるという仮説のもと、患者様の信頼するいつもの先生情報をお聞きしたいのです。そして、推薦して頂いた先生に紹介先を教えてくださいと依頼させていただこうかと思います。

皆様ぜひお願いします。(眼科は集まってきたので当院では眼科以外と書いておりますが眼科でも構いません)



今日はここまで


参考リンク

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