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これからどうするか、今何をすべきか【マインドセット中級編】

おはようございます。毎日投稿65日目になりました。今日も頑張っていきましょう!

   昨日、マインドセット基本編で固定マインドセットと成長マインドセットについてお話しました。今日は成長マインドセットからもう少し踏み込んだ話をしたいと思います。キーワードは「これからどうするか」です。

昨日の【マインドセット基本編】はこちらから⬇️⬇️

影響力の輪

   世界の大ベストセラー『7つの習慣』に「影響力の輪」というものがあります。
 
   この世には、自分が行動することで「変えられるもの」と「簡単には変えられないもの」(影響力を及ぼせるものと及ぼせないもの)が存在します。人それぞれがもつ「影響力の輪」はその2つを分けていて、内側に「変えられるもの」、外側に「変えられないもの」があります。
 
   例えば、大半のニュースでの出来事(政治問題、芸能人のスキャンダルなど)は一般人の影響力の輪の外にあります。一方、影響力の輪の内側にあるのは、仕事(がうまくいくかどうか)、勉強(試験に受かるかどうか)、遊び(友人と時間を過ごすかどうか)などです。
 
  『7つの習慣』では、「より効果的で充実した人生を送りたければ影響力の輪の内側に目を向けよ」という内容があります。つまり、ニュースを見て「これが気に食わない」とか言っている間は効果的に生きることは出来ず、本当に変えたければ政治家になる努力をしたり、変えるための活動を行ったりする必要があります。これらの行動は影響力の輪の内側にあるからです。

「これからどうするか」という処方箋

   「これからどうするか」という視点は、自分の抱いてきた悩みを一掃してしまう力があります。
 
   「これからどうするか」という視点とは、すなわち「自分が変えたいもののために今何をすべきかに注意する」ということです。
 
   人が抱く悩みとは、過去や未来に起因するものがあります。過去とはすなわち、過去の失敗によるトラウマ、あるいは生まれつきのコンプレックスかもしれません。そして未来の悩みはほとんどが不安という感情に尽きるでしょう。
 
   しかし、「影響力の輪」という視点において、その内側にあるのは過去でも未来でもなく、現在でしかありません。今までの「現在」の行動の結果が過去になり、これからの「現在」が未来です。つまり、未来の不安に対する対処法はあれこれ思案することではなく、具体的にその不安を解消するための行動を起こすことです。過去についても、生まれつきのコンプレックスでも「現在」の行動で変えられるもの(体型など)も少なくありません。

「無視する」も1つの技術

   では、完全に運で決まってしまう未来やトラウマなどの過ぎてしまった過去はどうすればいいのかというと、これは「これからどうするか」の視点に立てば、簡単に言うと「完全無視」です。なぜなら影響力の輪の外側にあり、悩んでも物事は好転せず、気力ばかりを奪っていくからです。
 
   そもそも、影響力の輪の外側のことに悩む必要などないのです。悩んでも悩まなくても、事態は変わってくれないからです。

反省の在り方

   また、この「これからどうするか」の視点によって、反省のしかたも変わってきます。僕たちは小学校からさせられてきたこの「反省」ですが、「何が悪かったか」という犯人探しに終始してしまうことも少なくありません。
 
   しかし、本当に重要なのは「これからどうするか」であって「あの時どうするべきだったか」ではありません。反省の着地点のあるべき形は「次にこうなったときに違う行動が取れるようにこれから練習する」です。

今日、何をしますか?

   これは、人生において最も大切な視点かもしれません。なぜなら、常に「これからどうするか」、更には「今何をすべきか」を自分に問い続けることで、自分の本当に歩みたい人生に駒を進められるからです。さて、皆さんは今日の間に影響力を及ぼせる今日、何をすべきで、何に時間を使いますか?

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