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海外に住むのに、理由っている?

「来年にはカナダに住みたいんだよね」

そんなことを久しぶりに会った友人に何気なく言ったら「目標とかあるの?」と聞かれ、そういえば自分って大した目標ないなと気づいたんです。

あえて言うなら、ただそこに暮らしたいだけ。

別に高尚な目標とか、成し遂げたい使命がある訳でもなく。
ただ素敵な街だから、留学時代の友達もいるから、そこに住みたいなって。



映画を観に行くのに「なんだか楽しそう」以上の理由がいらないように、海外に行くのだってわくわくした気持ちだけで行っていいんじゃないのかと、そんな風に思うんです。


思い返せば、学生のころ留学を決めたときも、いろんな人から理由や決意を問われました。

「考えが甘すぎる」とのご指摘から「それは日本でできるんじゃないか」みたいな代替案まで、それはもうたくさん。


ただ不思議なのは、こんな風に留学に行く前は散々に言われることがあっても、留学から帰ってくればお咎めなんて一切無いことです。

「何でそんな甘い気持ちで海外に行ったんだ!」みたいなことは誰も言わないし、むしろ自分も海外に行っておけばよかったと言ってもらえることばかり。

だから、最後は自分の信じるように進むのが正解だと思います。そもそも自分以上に自分のことを真剣に考えている人はいないので。


たしかに、海外に行くというのは大きな決断です。

少し前の時代であれば、大げさな話、生き別れになる人だっていたはずです。だから、大ごとになってしまうのも当然と言えば当然。

ただ今はちがいます。海外に行くなんて少し移動距離が長いだけで「東京から北海道に行く」のと大して変わりません。


要は、そんな深刻な顔しないで、もっと気軽でいいじゃんって思うのです。

海外に一歩踏み出す決意をする人がいたら、背中を押してあげて、もし困ることがあったらそっと助けてあげられるような、そんな雰囲気があったら素敵だなと思います。

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