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【第10話】プロジェクトリーダーシップについて

「社名を変えようと思う。」突然、話があったのが11月のとある日のことだった。この人しかいない。そうして、僕は、長いお付き合いをさせていただいている、あの人、Nさんに相談することにした。「わかりましたー。じゃあ、僕が考えて、提案しにいきますよ。2週間ぐらい時間もらえますかー?」ベンチャー企業の社名変更などで多くの素晴らしい実績のあるNさん。その受け答えは、さすがだった。

2週間後の提案の直前に、「こんなんどうですかー?」ということで、当時の意思決定者だったHさんに提案する前に、話があった。大胆な提案だった。「覚悟があるかどうかでしかない。」と僕は直感した。「このまま提案しましょう。」と返信すると、「わかりましたー。」と。

提案当日。すごかった。

プレゼンの時間は、、、30分、、なかったかもしれない。突き抜けていた提案に対して、意思決定者のHさんは思慮深く考えながら即決した。

「DIGITAL HOLDINGS」

社名が決まり、ロゴマークの提案。

年が明けて、ロゴマークの提案をしていただき、そこでもNさんは凄かった。アポイントの時間に5分遅れて到着。プレゼン時間は20分。提案の質が圧倒的だった。そして、ロゴマークもその場でほぼ決まった。

そんなこんなで、社名とロゴマークがきまったのが、1月中旬。それから、CIの一連のすべてを刷新し、ミッションステートメントを創り、コーポレートサイトを創り、動画を創り、名刺を創り、封筒を創り、看板を創り、受付を創り、、、怒涛の6カ月間が始まった。

特に、リニューアルして新しく生まれたコーポレートサイトは639ページだった。これにはこだわった。「見た瞬間に、社名変更する前のことが記憶から消え去るものにししょう。」たとえて言えば、「前に付き合っていた人のことが思い出せなくなるような、運命の出会いが生まれるようなものにしよう。」ということを、6カ月間、僕は言い続けた。

プロジェクトが始まった時に、その時の戦力理想を形にするのは不可能だということはわかっていた。かつての戦友で僕と意思疎通がアウンの呼吸でできるKさん。こうなることを予期していた僕は、彼を昨年の11月に口説き落とし、4月入社してもらうことになっていた。でも4月からでは間に合わない。必要なMtgなどには、2月からすべて出席してもらった。非常識だけど、、、。

そして、仕事がいっぱいいっぱいで受けれないといってたクリエイティブディレクター、コピーライター、アートディレクター、デザイナー、システムエンジニア、テクニカルディレクター、そして、そのプロジェクトをまとめていくプロジェクトマネージャーを、そうにかこうにか口説いて、集まったもらった。

その時に力を貸してくれた、前述のNさんの弟的存在で、僕にとっての大切な戦友の一人Hさんから、キックオフMtgの時に言われた言葉には、やられた。

「僕のグループの人間に関しては、新規事業を立ち上げられるメンバーです。そのメンバーで、美濃部さんが理想とするコーポレートサイトを生み出すということをご一緒させていただきます。」

このnoteに以下の5つのポイントを、何回かにわけて、詳細を記載していきたいと思う。

①リーソースの使い方
スタッフィングで成功の8割が決まる。社内外の枠を飛び越えて、役職・年齢・性別などすべての枠を取っ払って、理想を形にする上で必要なそれぞれの専門性が高い人をアサイン。理想を形にするのに必要な戦力は誰か?という視点。理想がイメージできるまで考える、自分の目と耳で調べる。わかってそうな人に相談する。そして、考える。もがく。この時間をたくさんつくる。プライベートの時間で。朝、夜、週末。理想が見える状態が何かを生み出すプロジェクトリーダーシップには必要。
費用の使い方は、全体費用を考慮して、メリハリをつけた使い方が大切。
②チームビルディングとプロジェクトリーダーシップ
ゴールイメージをつくり、そこに各位を向かわせる。

ゴールイメージとは、
どういうお客様に、どういう理由で、どういう気持ちになってもらうとよいのか?その時に、お客様はどういう行動や会話をするのか?スローモーションのワンシーンを思い描く。
③チームマネジメント
経営と同じで、ヒト・モノ・カネ のマネジメントが重要。
お金の話は、ゴールイメージがつくれて、実際にやることが見え始めた時に、瞬時に各方面の取引先と行う。「見え始めた時」というのが肝。「見えた時」では遅い。プロジェクト開始から13%ぐらい進んだ時点。
関係者に一気に打診していく。バジェットの割り振りは、たった一人で自分で考える。自分の銀行口座にあるお金だと想定して、誰に・何に・いくら払いたいか?という感覚が大切。
④プロジェクトリーダーの資格
成功するかどうかを確認するのではなく、成功することを確かめるために、実行する。したがって、その確信がもてるまで、考え抜く=妄想しまくる。
⑤プロジェクトリーダーの1丁目1番地
とにかく、、、
たったひとりでも、これを形にしたい、絶対にするんだ。という熱意が心の中から湧き出ているかどうか。その熱意があることが大前提。それは、本心からでもいいし、意地からでもいいし、プライドからでもいい。とにかく、突き抜けていること。
また、「誰とやるか」が重要で、「誰と一緒に成功したいか?」ではなく、「誰とだったら、たとえ失敗したとしても、後悔しないか?」という視点で一本釣りでパートナーメンバーを社内外の枠を飛び越えて、それぞれえの専門性の高いスタッフをアサインできるかどうか。

写真をいくつか。

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楽しみにしていてください。きっと、プロジェクトリーダーをしている人や、これからやっていく人の参考になるような「ドキュメント」を書いていこうと思います。よろしくお願いいたします!

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