美濃部哲也(TetsuyaMINOBE)@仕事の研究の著者

(株)エムアンドアイ代表取締役 / 電通入社→サイバーエージェント常務取締役→T&…

美濃部哲也(TetsuyaMINOBE)@仕事の研究の著者

(株)エムアンドアイ代表取締役 / 電通入社→サイバーエージェント常務取締役→T&G取締役→Tabio執行役員→ベクトル執行役員など→ソウルドアウト取締役CMO→現在に至る。「仕事の研究」の著者 #仕事の研究 https://amzn.to/3gFNgME

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noteにも後押しされて、本を出版することになりました!

初めての著書が出版されることになりました! 「仕事の研究」という名前です。来る2月28日発売です。 アマゾンで予約開始されました!こちら 【amazonでの紹介文】 予測不可能な時代をたくましく生き、明るい未来を創っていく若い世代の人たちへ これからの時代は「ジョブ型雇用」の時代 どの部署や企業に属していようと、一人ひとりの専門性や“らしさ"で活躍することができる! 本書では、仕事において何かを創造していく際に役立ちそうなことを法則に絞り、仕事術の法則としてまとめ

    • プレ公開!「仕事の研究」の冒頭

      「仕事の研究」を執筆するに至った想い。それは、この10行にあります。 「らしく生きること」や「リスキリング」が重要だと言われるようになってきていますよね。私自身、「良い仕事」も「成長」も「幸せ」も会社に頼るのではなく、自分自身の「経験」「スキル」「信用の繋がり」を頼りに、幸せになれる世の中になっていくことを実感しています。 「これからの未来を創っていく若い人たち。仕事も人生も分け隔てなく自分らしさで人生を豊かにしていきたい人たち。これから社会人になる人や20代30代の

      • 【第11話】共感の連鎖、物語の連鎖、物語への参加が、ブランドを創るという話。

        今日は「共感ブランディング」について書きたいと思います。最近読んで共鳴を受けた本が何冊かあります。 意味の時代へそれぞれに共通するところがあって本質的なことはつながりあっているなーと感じます。総じて言えることは、数字で図れるもの、定量的なデータの時代から、意味の重さ、定性的な情報が、ますます重要になってきているということです。だいぶ前にフランスに住んでいた頃に知り合った友人の実家がバルセロナにあり、サグラダファミリアという大聖堂を見に行ったのですが、その終わりなき建築になぜ

        • 【第10話】プロジェクトリーダーシップについて

          「社名を変えようと思う。」突然、話があったのが11月のとある日のことだった。この人しかいない。そうして、僕は、長いお付き合いをさせていただいている、あの人、Nさんに相談することにした。「わかりましたー。じゃあ、僕が考えて、提案しにいきますよ。2週間ぐらい時間もらえますかー?」ベンチャー企業の社名変更などで多くの素晴らしい実績のあるNさん。その受け答えは、さすがだった。 2週間後の提案の直前に、「こんなんどうですかー?」ということで、当時の意思決定者だったHさんに提案する前に

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          【第9話】withコロナ時代の価値観のキーワードは「サスティナビリティ」の意味

          withコロナの価値観はキーワードは「サスティナビリティ」ということを言う人が増えてきている。僕もその一人。「人や地球、つまり、社会が持続可能な成長や発展を遂げていくことを前提に、すべての営みを設計・計画・実行するけと」がサスティナビリティのテーマだ。 コロナで時計の針が一気に進んだ。ということは、「本質的な価値観だけにそぎ落とされていく」ということだと思う。たとえば、人は死に瀕した時に、何のための人生か?自分の命は何に注ぐべきか?など、本質的な自問自答をして、自分らしい墓

          【第9話】withコロナ時代の価値観のキーワードは「サスティナビリティ」の意味

          【第8話】ブランディングに携わるひとの「覚悟」について

          最近、社内外の何人からか良く言われることがある。「美濃部さんだから、できるんですよね?」「それって、スケールするんですか?」 そのたびに僕は閉口してる。人に紐づく仕事は、継続性や汎用性がないから、今一つ、、、みたいなこと。僕はそういう人たちに伝えたいことがある。 「その人ならではの仕事ができない人に、スケールするような事業や持続性のある事業なんかつくれない、、」 「狂ったような情熱・執念」がなければ、事業なんていうのは作れないし、大きくなっていくこともないということは、

          【第8話】ブランディングに携わるひとの「覚悟」について

          【第7話】広報は経営者の情報参謀・経営者の翻訳者、という考え方

          僕は、ブランディングを「自社やサービスが持っている伸びしろ」を「世界でいちばん大切にしたい、たったひとり」の中に、「気づき・発見・出会い・共感」が生まれるような「翻訳」をして「意味をつくること」である、という結論に至っている。これは、ブランディングを託されて創っていく立場と、ブランディングを事業主としてやる立場の両方で、いろんなものを背負ってやってきた経験からくる。電通、サイバーエージェント、Tabio、ストライプインターナショナル、ベクトル、ソウルドアウトなどで、深い仕事を

          【第7話】広報は経営者の情報参謀・経営者の翻訳者、という考え方

          【第6話】マーケティングとは、「新しい出会い・新しい市場を創ること」で、「効率化することではない」、という考え方。だから、ブランディングやPRが大切。

          僕がなぜ、広告業界に戻ってきたのか?新卒で電通、2000年にサイバーエージェント、2003年にT&G、2009年にTabio、2013年にストライプインターナショナル、2015年にベクトル、、、そして、2017年にソウルドアウト。つまり、14年ぶり広告業界に戻ってきた。 忘れもしない、2016年12月28日。その知らせを知ったのは、その日の午後早い時間だった。渋谷警察の近くの歩道橋を渡っているときにスマホから知った。その瞬間、ゆっくりと涙が流れてきた。なぜだかわからない。寂

          【第6話】マーケティングとは、「新しい出会い・新しい市場を創ること」で、「効率化することではない」、という考え方。だから、ブランディングやPRが大切。

          【第5話】秘密:ブランディング=翻訳して意味をつくること

          今まで大切にしてきたことをオープンにしていくタイプではなかった僕が、その秘密にしていたようなこともnoteでは惜しみなく書くことにした。なぜだろう、、、?なんとなく。直感だ。第2話では、僕が「命がけ」とまでは言わないまでも、かなりストイックに生きてきた結果として辿り着いた境地で見つけたマーケティングやブランディング、そして、凡人がリーダーとして機能するためにどうしたか?ということなんかにも触れてしまっている。なぜだろう、、、?ぐるぐると考えた結果の直感だ。第2話、第3話、第4

          【第5話】秘密:ブランディング=翻訳して意味をつくること

          【第4話】マーケティングセンス:データの向こうにある人の喜怒哀楽

          僕がこの考えに至ったのは、いつからだろう・・・? その起源は、ロジカルかつエモーショナルな思考・言語・文化をもつフランスで独り暮らしをしていた頃に、浴びるように触れ合ったフランス人の先生や友達、そして、ヨーロッパの友達との数々の接点にあるような気がするが、その後、仕事の中で経験していったことのなかで、開花されいったのだと思う。今、マーケティングやブランディングの仕事をしている中で、最も大切にしていることが、この「データの先にある人の喜怒哀楽」が見えた状態をつくるということだ。

          【第4話】マーケティングセンス:データの向こうにある人の喜怒哀楽

          【第3話】ステキな言葉も行動のワンシーンと紐づいて意味をつくる、という話。

          ある程度、自分自身の頭で考えられるようになり、かつ、感受性も豊か。そんな感じで、自分の価値判断ができるようになる20歳前後の経験は、人の基礎にもなっていくような気がする。僕もそうだった。 当時の僕は、どうしても海の向こうにある日本とは真逆、もしくは、文化的に異国だと言われていた世界に行ってみたい気もちが抑えられず、フランスで独り暮らしをすることになった。その切符を手にする(誰からも文句を言われない)ために上智大学外国語学部フランス語学科に入学したようものだ。日本を出発して丸

          【第3話】ステキな言葉も行動のワンシーンと紐づいて意味をつくる、という話。

          【第2話】左脳X右脳の国、フランス。「文学」「マーケティング」「ブランディング」がつながっている話

          あれからちょうど30年が経った。上智大学の外国語学部フランス語学科での2年生が終わりを迎えていた2月、1年後の日付で休学届けを大学に出した。普通は留学は1年だったけど、2年間ぐらい行かないとペラペラになれないのがわかっていたので、交換留学の1年プラス休学の1年の合計2年間、日本には戻らない覚悟でフランスに行くことにしていた。単身でフランスに旅立つ日、成田空港まで両親と、当時大切にしていた彼女が見送りに来てくれた。後で知った話で、、、、両親と彼女の3人で四谷で食事をしたそうだ。

          【第2話】左脳X右脳の国、フランス。「文学」「マーケティング」「ブランディング」がつながっている話

          【第1話】「誰と成功したいか?」ではなく、「誰とだったら、たとえ失敗したとしても後悔しないか?」という生き方

          2年間にわたるフランスでの一人暮らしを経て、新卒で電通に入社して以来、25年とちょっとが経った。電通のストプラ→サイバーエージェント常務→T&G取締役営業統括本部長→Tabio執行役員→ストライプインターナショナル執行役員→ベクトル執行役員→リノべる副社長→ソウルドアウト取締役CMO。カンヌライオンズでブロンズをいただいたり、広告電通賞で2年連続で受賞したり、もちろん、ACCなんかも、、、。 僕の経歴をみて、「ピカピカですね。」とか「アメリカやヨーロッパのエグゼクティブみた

          【第1話】「誰と成功したいか?」ではなく、「誰とだったら、たとえ失敗したとしても後悔しないか?」という生き方