あれもこれも症候群

あれもしたい、これもしたい。
そんな気持ちになることは多々ある。
仕事をしていると、いろんなことが降ってくる。
上司からの仕事の依頼や、指示、顧客からの要望など。

僕は今まで、全部のことに対応しようとしていた。
その結果、時間が蝕まれていく。
平日では間に合わず、土日に仕事をしたり。

最近読んでるエッセンショナル思考に土日の仕事で、面白いことが書いてあった。

土日に仕事をしたり、家に仕事を持ち帰るのは許容される。
けど、月曜日に子供を連れて会社に行ったらどうか？
それは間違いだ。となるだろう。

となれば、休日に仕事をすることは本来間違いなのだ。

僕はそのことが抜けていたので、いつも仕事に追われていた。
とにかく、受けたものを終わらせないと不安要素が溜まるばっかりで、
なかなかオフにできなかった。

ずっと仕事のことを考えているので、家族との時間も上の空。
だから、それを辞めた。

家族といるときは、家族に集中。
仕事をしたくても、目の前に家族がいればそれだけ考える。

これはいい感じで進んでいる。
最近は土日に会社に行くことがなくなった。
家で仕事をすることはまだあるけれど、子供が寝た後とか、早朝とかにやってる。

これは仕事が好きな僕にとっては趣味をやっているようなものだから、別に問題ないと認識している。

休日に仕事のことを考えなくて良いようになったのは、

どうでもいい仕事はしないようになったからだ。

多くの会社がそうだと思うが、目の前にできた機会を逃すまいと、すぐに
食らいついて本来のやるべきことをやらない。

あれもこれもやってしまうのだ。

大前提、組織に属しているので、会社の公式な仕事はする必要がある。
ただ、事業所内での思いつきの仕事などはしないようにできる。

この前もあれもこれも症候群が出たので上司に問いかけてみた。

今月の事業所の売り上げが目標にいきそうにないから、あと〇〇円作れ。
僕「〇〇上司、今から即売り上げを作ることは難しいので、顧客に連絡して無理矢理何か発注いただけるか当たってみます。」

上司「いや、それはしなくていい。」

僕「え？何もしなくていいんですか？」

上司「まあそうなる」

ここで上司へ問いをしていなければ、顧客へ連絡していただろう。
もちろん、売り上げがいっていないのは僕ら営業が不甲斐ないからだ。
だとしても、何も考えなしに思いつきで話をしない方がいい。

やらなくてよかったことをやらせようとして、あれもこれもとなってしまう。

本来、何をすべきかというのがブレブレなので、上から言われたことをとにかくやらなければという上司の言葉に従って、それを実行すると案外終わった後で、別にやらなくてもよかったんじゃね？と思うことは多々ある。

本当にこれは必要か？と自分に問いかけながら仕事をしようと思うし、
何か指示があっても、本当にこれは必要ですか？と問いかけるようにしてる。