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Leica R8 & Leica Summicron-R 50mm F2 作例とレビュー

我が家のLeicaR8に、結局「Summicron-R 50mm F2(R-only)」を買ってやりました。

これでSummicronのMとRが揃ったわけです。やっぱりLeicaにはそれぞれSummicronあてがってやらないとね。

動画の最後の方にSummicronちゃんは登場です。

それでは作例を!島根県の物部神社に行ってまいりました。

フィルムはこちら↑

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F8です。11時くらい、曇。

収差がほとんどなく、コントラストがきつくないのに細部までシャープに写っています。

これぞLeicaレンズ、Summicronですねえ。

階段の石の感じ、神社裏の照葉樹の葉の照りなんかもきれいに写ってます。

MのSummicronそっくり。さすがですね。ちなみに我が家のRはカナダっ子ですが。


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少し暗がり、F5.6くらいだったでしょうか。

ちょいとピントずれてますが、暗部もしっかり写っていますね。

Summicronの木の描写が好きなんですが、Rもしっかり枝の先まで写ってます。

やっぱり立体感すごいわ。


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祈祷中のところ、室内で暗いです。

そんな時はF2!60分の1で呼吸を止めて。

ズームレンズのVario-Elmarだと潰れてしまいそうな状況ですが、画面の隅々まできっちりかっきりとろ~り写ってます。


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F4、ボケの質感はトロトロレモンボケでしょうか。

この感じこそフィルムでしか出せないトロ~リでにちゃあ~なボケ。

それでいて潰れていない、それが立体感を生むのです!


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フィルムはもともと潰れにくいんですが、Summicronは本当に隅々まで写し取ります。

これデジタルなら潰れちゃうからRAW現像必須の条件ですが、空の青さまで残しています。

これだからフィルムはやめられない。


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う~ん、立体感。


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けっこう暗めでしたが、良い写り。

葉っぱと木の質感がボケているにも関わらず、すごくないですか?

え?自己満?当たり前でしょ!Summicronですよ(笑)

重度のカメラ・レンズ沼人間だと、そう見えるんですよ。


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最後はフルサイズデジイチを駆使する我が娘。

なんか中判カメラに見えちゃいますね。ライブビューより光学式ファインダーを見たがるのは遺伝でしょうか?


以上、SummicronのRちゃんでした。

こちらがLeicaM3とSummicron、Mちゃんの方ですね。

同じ「Kodak ULTRAMAX 400」を使っています。

写りはほとんど同じに見えますが、Mちゃんの方は70歳近いので逆光・フレア・ゴーストが頻発します。

Rちゃんはさすがにそんなことはなく、おとなしいSummicronでしょう。


今度は同じLeicaR8で「Vario-Elmar-R 35-70mm/f3.5」と比べてみましょう。

やはり日本製ズームレンズということもあって、全然違うレンズですね。まあ設計思想から違うので比べるのは無理がありますが。

Vario-Elmarはコントラストきつめ、キリッとカリッと写ります。「とにかく無駄なくきれいに写す」というのが日本製らしいレンズです。

あと逆光に弱いですね。

でもやはりズームレンズは便利、ズームレンズがあるのはLeicaRシリーズの強みですからね。LeicaMは単焦点ばっかり、しかも高い!

なのでSummicronとVario-Elmarの2本体制であれば、たいていイケるんですよ。

基本はSummicron、動きのあるものや自然風景はVario-Elmar、これでLeicaR8はいつでも使えるLeicaになります。

超広角や望遠はフィルムで使う勇気ないですし(笑)


レンジファインダーカメラのLeicaM3と比べると、慣れているのもありますがやっぱり一眼レフカメラのLeicaR8は便利。

なので都市部のスナップはM3、自然風景はR8なんていう贅沢な使い方も楽しめそうです。

フィルムカメラならではの贅沢なLeica遊び、最高!


LeicaR8のレビューはこちら、冒頭の動画の方が感じはつかみやすいかもです。

続編です。


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