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一般人が未来を語る~外食サービス編

 久しぶりに帰ってきた。いつもは文学の記事を書いてきた。この記事では、その話はしない。未来の話をしたいと思う。

 今回のテーマは、外食アプリについて。食べログ、ぐるなび、各企業の公式アプリ等、色々ある。しかしどれも、帯に短し襷(たすき)に長しと思えてくる。まずは、私が外食のときにメンドウだと感じていることを語りたい。

外食のときのメンドウ

 私が外食のときに面倒くさいと思っていることを列挙してみよう。

・ 注文するときに店員に声をかける(混みあっていると特に。)
・ 支払い時にポイントカードを出し忘れる
・ 支払い時にいつ使うかも分からないクーポンを渡される
・ 財布に溜まるポイントカードとクーポン
・ そもそもクーポンのシステムが面倒くさい
・ 外食するために予約するのが面倒くさい

 考えればもっと挙げられそうだが、これぐらいにしておこう。こういうメンドウを解消できるかもしれない案を考えてみた。(通用するかは保証しない。)

こんなことを考えてみた

 私が無知であるだけかもしれないが、外食業界と客を繋ぐための既存のアプリには下図のような好循環ができていない(と思う)。よって、「情報管理」、「注文」、「決済」の各機能を電子化して、利便性の好循環を作るようなアプリが欲しい。

シナジーについて - コピー

まずは、各機能について定義してみたい。

情報管理:消費者がクーポンやポイントカードをスマホ上で管理できる機
     能。新メニュー等の告知も含む。
  注文:スマホで注文できる機能。クーポンやポイントカードの分も計算
     してくれる。
  決済:伝票を自動的に作る機能。これをそのままカード決済しても良い
     し、QRコードやバーコードを発行して現金払いにしても良い。

 これらの機能が噛み合うことで利便性が加速的に増していくだろう。と言われても、このままではピンと来ないかもしれない。現状のメンドウを引き合いに出して、具体的に説明したい。

① 注文するときに、どうして店員を呼ばなければならないのか?
 大の大人が何を恥ずかしがっているのかと責められそうだ。だがCOVID-19が流行している昨今、店員と話さずに済むならそれに越したことはない。どこの店舗に入っても、スマホで注文できるようにしてほしい。

 ちなみに、一部のファミレス等ではタッチパネルが設置されていて、そこから注文をするようになっている。しかし、この仕組みにも不満はある。テーブルごとに設置されているタブレットが衛生的ではないのだ。たしかに客が入れ替わるタイミングで、従業員がタブレットを拭いているのかもしれない。それでも接触感染の可能性はどうしても残ってしまう。

 であれば、個人のスマホから注文できた方がより衛生的だ。特に、座席ごとにオンラインのルームを用意して、その中に入った客が注文するという形式にしたい。そして決済時に、自動的に退出できるとありがたい。

② なぜいちいち、店員にクーポンを見せねばならないのか?
 クーポン券を渡したり、電子クーポンを見せたりするのが煩わしい。勝手にクーポン券を使って、勝手に支払いを済ませてくれればいいのにと、切に願っている。

 特に、電子クーポンをわざわざ見せねばならないというのが解せない。スマホで使うクーポンにチェックを入れて、クーポンでの割引込みの伝票を発行してしまえば楽なのに。いつも私はそう思っている。

 つまり、「注文」と「決済」でのシナジーが取れていないのだ。

 しかも、使用条件が設けられているクーポンはタチが悪い。消費者と店員にクーポンが使えるかを確認させる手間を取らせている。こういうものこそ、機械に処理させてしまえばいいのだ。この場合では、「情報管理」と「注文」でのシナジーが取れていない

 注文したメニューから、自動的に使えるクーポンを選んできてほしい。それぐらいは既存の技術でできるだろう。

 ポイントカードもそうだ。結構な頻度で見せ忘れる。これも電子化してしまえば楽になる。

※私はズボラなので、ポイントカードを作るのすら億劫に思っている。業者ごとに個人情報を一々記入しなければならないのは面倒くさい。自分が許可した店では、ポイントカードぐらい勝手に作ってほしい。

③ なぜクーポンのリマインドをしてくれないのか?
 期間限定のクーポンのリマインドをなぜしないのか。(やっているところもあるかもしれないが。)一度配ったクーポンが使われないというのは本当にもったいない。

 これは「情報管理」が不十分ということになる。消費者に対して、情報を適切に届けられていないのだ。次の来店につながらなくなる以上、クーポンを配る意味がなくなってしまう。よって、消費者にクーポンの存在を思い出してもらうべきだ。だから、リマインドをするべきである。

 3つの機能が不十分である、あるいは噛み合っていない事例を紹介してきた。

 ちなみにこの3つの機能が噛み合ったサービスを提供しているアプリも存在はしている。それはStarbucksの公式アプリである。1つのアプリから最新情報を得られ、クーポンも使え、注文も決済もできる。

 ところが、Starbucksの公式アプリにも致命的な欠点は存在している。それはStarbucksでしか使えないことである。Starbucksの戦略としては妥当である。しかし、消費者としては不便である。他の店でも、このシステムを使えて然るべきだ。

3つの機能+網羅性

 どの業者でも、前述した好循環に乗れるようにするべきである。消費者としてはどの店でも、スマホで注文できて、決済できて、クーポン等を管理できる方が便利に感じるだろう。

 しかし、アプリを自社開発するのはコストが高い。大手チェーンにしかできない芸当である。小規模店でも参入できるようなサービスが欲しい。つまり、上記の3つの機能を持った、外食向けShopifyのようなサービスが欲しくなってくる。

 あるいは、noteとShopifyとStarbucksを足して3で割ったサービスが欲しいと言う方が正しいか。1つのアプリの中で、①店側がデザイン性の高い公式アカウントを廉価で簡単に設定でき②消費者は支払い状況やクーポン情報を簡単に管理でき③しかもそれが軽く動作すると嬉しい。

まとめ

 私が普段から不便に思っている事例から出発して、飲食店(外食)のアプリには、「情報管理」→「注文」→「決済」の好循環ができていないことを指摘した。しかも、消費者にとっては、どの店でもその好循環があれば好ましい。

 よって、①店側がローコストでアカウントを設定でき、②消費者からは決済管理やクーポン管理がしやすく、③動作が軽いアプリが必要であることを述べた。

 ひとまずこれで筆をおく。既存のサービスとの違いが分かりづらいかもしれないが、これは私の表現力の問題である。

 

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