七味さん

クスっと笑えるシュールな文章を目指してます。本業は学生です。

七味さん

クスっと笑えるシュールな文章を目指してます。本業は学生です。

最近の記事

保育園の仮装大会に参加した話(創作コメディ)

レイコは保育園で働いている。今日は保育園で仮装大会が行われている。 レイコ 「ミサキちゃん!それなーに?」 ミサキ 「これねー。プリキュア!」 レイコ 「そうなんだー!かわいいね!」 レイコがふと見ると、園児のケイタは何も仮装せずに、異様にニコニコしながら友達と話していた。 レイコ 「ケイタ君は仮装しないのー?」 ケイタ 「もうしてるよ!」 レイコ 「何の仮装なの?わからないけど。」 ケイタ 「苦手なユリ先生の前でも頑張ってニコニコしてる健気なレイコ先生。」

    • 恋人の部屋の心霊現象と戦った話(創作コメディ)

      アヤとケンジは恋人同士である。ある日、アヤの家で心霊現象が続くというので、ケンジはアヤの家に泊まることにした。 アヤ 「ありがとうね。わざわざ来てくれて。」 ケンジ「いやいや、何かあっても大変だからね。ところで、心霊現象ってどんなの?」 アヤ 「物が勝手に動くの…」 ケンジ「それは怖いね…」 アヤ 「洗濯もしてくれるし、皿も洗ってくれるし、掃除までしてくれるわ。」 ケンジ「家事をやってくれるタイプのポルターガイスト?」 アヤ 「それに比べてケンジは部屋を散らかす

      • 何にでも粉チーズをかける男に出会った話(創作コメディ)

        友人同士のA,B,Cは店でケーキを購入し、三人で食べようとしていた。 A 「…お前なんでチーズケーキに粉チーズ振ってるの!?」 B 「何でって…チーズ料理に粉チーズ振って何が悪いの?」 A 「チーズ料理…?」 B 「チーズケーキはチーズ料理だろ?小麦粉や砂糖にチーズを混ぜて焼いた料理」 A 「そういわれればチーズ料理…なのか…?」 B 「チーズ料理に決まってるだろ」 A 「チーズ料理って何だろう。」 (BがAのショートケーキも粉チーズをかけ始めた) A 「ち

        • こどものロボットごっこに付き合ってみた(創作コメディ)

          レイコは保育園で働いている。この日、彼女はリョウとケイタの両親の迎えを一緒に待っていた。 リョウ 「ケイタくん、これあげるー」 レイコ 「凄いねリョウくん!優しくしてえらいね!」 リョウ 「そうなのー。リョウねー、他のお友達におもちゃ貸してあげたり優しくしたりできるんだよー」 レイコ 「すごーい!いいこだねー!」 リョウ 「そう…プログラムされている…」 レイコ 「何て?」 リョウ 「ぼくらロボットごっこしてるの!」 レイコ 「そういうことね!びっくりした!リ

        保育園の仮装大会に参加した話(創作コメディ)

          飲み会にいるはずのない女がいた話(創作コメディ)

          A,Bは大学一年生の友人である。新歓に参加した帰り、二人は家に向かっていた。 A  「今日も楽しかったな。」 B 「そうだな。そういや、Aの左にいたCさんかわいかったよな。連絡先聞いた?」 A 「俺は左端の席だったから、左には誰もいなかったぞ?」 B 「え?いたよ。怖いこと言うなよ。ルベーグ積分とその応用について熱く語ってた子だよ。」 A 「飲み会の話題じゃないだろそれ。」 B 「みんな爆笑してたぜ。」 A 「どういう感性?」 B 「でも確かに変わった子だった

          飲み会にいるはずのない女がいた話(創作コメディ)

          ゴキブリ退治のはずがいつの間にか世紀末な世界に迷い込んだ話(創作コメディ:北斗の拳パロ)

          A,B,Cは大学のサークルの仲間である。三人はAのアパートでいつものように飲み会をしていた。Aが買い出しから戻ってくる。 A 「戻ったよ。ん?どうした?」 (Bが丸めた新聞紙をもって身構えている) A 「その格好は…」 B 「ああ…奴が出た。おいA!!」 A 「何!?」 B 「お前があんなおぞましいものを飼っているとはな!」 A 「いや飼ってませんけど!?」 B 「あいつはお前の食べ残しや、出したゴミを食べているんじゃないのか!?」 A 「…いやそうだけど。

          ゴキブリ退治のはずがいつの間にか世紀末な世界に迷い込んだ話(創作コメディ:北斗の拳パロ)

          カラオケで歌っていたら友達が礼拝を始めた(創作コント)

          Aは友人のBとカラオケを楽しんでいた。Aが曲を歌い終わる。 A 「次はBの番だろ。曲を選ぶドン!」 B  「すまん、探してる曲がなくって。」 A 「遅いなー。探してやろうか?」 B 「カーナ神への賛歌って曲なんだけど」 A 「カーナ神?」 B 「神様の名前だよ。知らないのかよ」 A 「知らないよそんな神様…。あとそんな曲はDAMにはないと思うぞ」 B 「もうすぐ礼拝の時間だから、歌って祈りを捧げなきゃならないんだよ。」 A  「何教だよ。それに礼拝?。お前が

          カラオケで歌っていたら友達が礼拝を始めた(創作コント)

          彼氏が北極に行きたいと言い出した(創作コント)

          タカシとユイは高校生時代から付き合いはじめ、今年で同棲2年目になる。二人とも地元企業に就職し、貯金もでき、結婚も考え始めた。ユイがいつものように帰宅すると、異変に気付く。 ユイ  「タカシ…どうして家具が全部なくなってるの!?」 タカシ 「ユイ、すまない。全部売ってしまったよ。」 (タカシは半袖・半ズボン。顔にはサングラス。手にはキャリーケースを持っている。) ユイ  「いくらになった!?」 タカシ 「最初にその質問が来る?」 ユイ  「タカシまさか…夜逃げでもす

          彼氏が北極に行きたいと言い出した(創作コント)