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挿絵付き小説サードアイ

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#異世界ファンタジー

サードアイ ep 5 額の封印

サードアイ ep 5 額の封印

 俺は元いたベッドの上に座らされ、五人に取り囲まれた。見回すと全員、風変わりなやつらばかりだった。三つ子なのか、全く同じ顔をしたモデルみたいな背の高い女たちが、同じポーズでにらみをきかせている。ちょっとでも下手な動きをしようものなら一瞬で封じられそうなオーラに、さすがにこっちも気圧される。
 その後ろには、ひらひらとした服でなよなよとしたやつが、女どもの影にかくれるようにして様子を見ていやがる。繊

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サードアイ ep2 額の引力

サードアイ ep2 額の引力

 ある日の休日。ボクはいつものように左足から靴を履き、玄関を右足から出て公園まで歩いていく。ここからはマイルールを発動させない。外界ではいろいろと邪魔が入ってしまい、思うように動けなくなるからだ。案の定、自転車が猛スピードで向かってきて、道の端に避けることとなった。やれやれ、今日が雨でなくてよかった。さてと、気を取り直して、右足から行くとするか。お次は左でと。
 どすっと、何か堅いものにぶつかった

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サードアイ ep1 額に傷

サードアイ ep1 額に傷

 俺の額はいびつだ。眉毛から上に向かって丘のように盛り上がっている。何かでぶつけたとか、変な病気だとかではなく、生まれながらにいびつな形だったそうだ。赤ん坊の俺の頭はそりゃあ重かったんだと母ちゃんが言っていた。だからなのか、子供のころにあまり抱きあげられた記憶がない。
 学校ではクラスの奴らにデコ、デコといじられてきた。ある日、頭にきて頭突きを喰らわせてやったらイチコロで、やつら、泣いて謝っていた

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