トリアージ
triage トリアージ
1 (傷痍兵・被災者などの)負傷程度による治療優先順位の決定方式
2 (緊急時の)行動・対策の優先順位の決定
3 (限られた供給量の食糧などの)優先割り当ての決定原理
(ランダムハウス英和大辞典より)
自分の記事を読み返すと、余計なことを書き過ぎて何を言ってるのか、読み手にわからなくなる記事ばかりだなと思ひました。
↓の新聞のサムネイルに刺激されて書いた記事(『老人たちの次に「死んでほしい」人たち』)を書き直します。
津波が来たときに、高齢者や負傷者を担架に乗せて子供たちが高所に登っていく。
そんな訓練をしたのだそうです。
高齢者や負傷者、わたしは、これに障害者も加へて思考実験をしたいです。
よっぽどの余裕があるときなら、子供が高齢者や負傷者や障害者を担架に乗せて、安全な場所まで運ぶといふのもいいかもしれません。
それが後で美談になるやうな状況なら。
「どうして子供たちを犠牲にしたんだ」と後で非難されるやうな・ものすごい災害が来たら、先ずは子供をなんとか逃がす、それが最優先となるでせうね。
ものすごい災害。
そんな災害が来たら、逃げて助かる人たちは、自分だけが逃げるべきでせう。
子供たちにもそれを教へるべきでせうね。
子供たちも、それぞれみんな、自分だけが逃げるべき。親でも兄弟でも友達でも、とにかく、その人を助けてゐたら自分も死ぬといふ状況なら、自分だけが逃げるべきでせう。
そのことも教へて避難訓練をするのが、本式の災害訓練と言へるでせう。
そのうへで、「○○を捨てて、自分一人で逃げるくらゐなら、一緒に死ぬ」といふ選択もありだと思ひます。
わたしなどは、〇〇のなかに「ねこ」が入ります。
日本ではみんな障害者に配慮することになってゐます。
これも、ふだんの生活なら、「障がい者」と害の字を使はないくらゐのことで、自分の良心を示せますが、津波が来たら、自分の良心を示すためには命をかける必要が生じます。
地震は、遅かれ早かれ、来るでせうね。
それから、ミサイルも飛んで来るでせうね。
食糧危機も来るとわたしは思ってゐます。
そんなことを、今、考へたって仕方ない。
それが、まあ、正解だと思ひますが、とんでもない災害の時には当然、トリアージといふことになり、その時に誰が優先され、そしてどんな人たちが後に回されるのか、そのことについて思考実験する。
すると、今生きてゐる社会や日々の中で、
わたしたちがどんな夢や希望を持ち、
どんな幻想を共有し、
何をどう誤魔化して生きてゐるのかが、わかってくると思ひます。