てっし

プロジェクト屋さん。遊牧民。

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神様は、人生最高のものを、恐怖の向こう側に置いている。

この度、お世話になった会社を辞めて、しばしドバイを離れることにしました。 どのみち今月から日本に出向になる予定だったのですが、足掻きに足掻いて勝ち取ったワークビ…

てっし
10か月前
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3月11日

日本中が、 あの日見た忘れがたい光景に、 一瞬で変わってしまった多くの何かに、 多かれ少なかれ想いを馳せる日。 きっと誰かにとってもそうであるように、私にとっても…

てっし
5年前
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与えられた環境下での「わたし像」

学生の頃、中小企業の研究開発部門でインターンをして、有機ELの材料をつくるため、反応条件を毎日変えてデータをとっていた。 そのときに、同じ物質でも、温度や反応時間…

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5年前
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「生まれてきてよかった」心からそう言える人生を。

『人生は、楽しいことよりも、辛いことの方が多い。』 それは、私にとって昔から、一度も覆されることのなかったゆるぎない定説。 そこまでして生きることに、一体何の意…

てっし
5年前
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神様は、人生最高のものを、恐怖の向こう側に置いている。

神様は、人生最高のものを、恐怖の向こう側に置いている。

この度、お世話になった会社を辞めて、しばしドバイを離れることにしました。

どのみち今月から日本に出向になる予定だったのですが、足掻きに足掻いて勝ち取ったワークビザを手放して、この地を去るのは想像以上に、とっっっても寂しいです。

と言うわけで以下、個人的回想にしばしお付き合いください。

*************

初めてドバイの地を踏んだのが、2年前。

毎日照りつける太陽の熱気と、ごちゃ混

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3月11日

日本中が、
あの日見た忘れがたい光景に、
一瞬で変わってしまった多くの何かに、
多かれ少なかれ想いを馳せる日。

きっと誰かにとってもそうであるように、私にとってもこの日は、今日と同じ明日が誰にも約束されてないってことを、思い知らされた特別な日。

東日本大震災から丸1年が経った
2012年3月11日。

私の父は、その日から、
一歩も自力で歩くことができなくなった。

腕がわずかに動かせる他は、

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与えられた環境下での「わたし像」

学生の頃、中小企業の研究開発部門でインターンをして、有機ELの材料をつくるため、反応条件を毎日変えてデータをとっていた。
そのときに、同じ物質でも、温度や反応時間、溶媒など、反応の「環境」を変えてみると、結果も変わるということを知った。

1つの要素を何パターンも変えてみることもできるし、複数の要素の掛け合わせパターンを変えてみることもできる。
物質の特性を考え、ある程度、条件は選んで実験する

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「生まれてきてよかった」心からそう言える人生を。

『人生は、楽しいことよりも、辛いことの方が多い。』
それは、私にとって昔から、一度も覆されることのなかったゆるぎない定説。

そこまでして生きることに、一体何の意味があるのかちっともわからなくて、生きるか、生きないか、そのどちらかを自由に選んでいいのであれば、迷わず後者を選びたい。
ずっと、そう思って生きてきた。
すぐにでも生きることをやめたいと思ったことも、一度や二度ではない。

世界はいつも私

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