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悠久の時の中を

正月元旦、ぼくらは初日の出を諦め、初詣、親戚の挨拶を済ませたあと、塚崎の古墳群、唐人古墳群をまわった。五世紀頃、大和朝廷ができた頃の古墳である。

上のヘッダーの写真の木が植わっているところに円墳がある。小さな古墳が農地のなかに点在しているのだ。

こちらは塚崎の大楠。円墳の上に樹齢1300年の楠木が生えている。
ぼくの大きさと比べてみてほしい。

なんと大きな存在なのだろう❗️

1300年の時を経て生き続ける大木と、たった数十年のぼく。

人の造った古墳の上で時代の変遷を眺め続ける大楠。巨大な空洞のなかには真っ黒な根が上から生える。

のんびりとした田舎の農地に残る古墳達。こちらは日本最南端の前方後円墳。

魂、遺伝子の連なりの中にぼくらはいる。たまにこの辺りの古墳群にやって来て、耳を澄ませる。
いにしえからの時の流れ、未来へのさざなみ。

やがて古墳の主達と同じく、ぼくらも土に還る。
死を想いながら、悠久の時の中を生きる。

皆様、明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
皆で良い年にしていきたいですね。
新年早々、ご一読ありがとうございました。

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