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てるるな話 第五葉 落ち葉の哀
少しの風が、肌を通り過ぎていく。
少しの風は、少しずつ冷たくなっていく。
空は、なにか考え事をしているようで。秋。紅葉。あたしは、落ち葉。
落ち葉赤色や黄色になるあたしたち。それは、冷たい冬の前に、わずかでも世界を暖かく色づかせたいから。風景の、暖炉。
その暖炉を感じるために、人々はあたしたちを観に、訪れてくれる。家族や友人と来てくれたり、一人で来てくれたり。
一人で来てくれる人は、必ずなにかを
てるるな話 第四葉 てるるとてるる子、海にいく
てるる子が誕生してからというもの、てるるとてるる子は、とにかくずっと一緒にいる。
冬が過ぎ、春がきても一緒。
春が過ぎても一緒。
ふたりはいつも、ずっと一緒。
梅雨の季節が来ると、外に出られないふたりは家にじぃっと篭るようになった。
てるるはひたすらだらだら過ごしている。
そろそろしまわなければならないこたつの中でお昼寝をしたり、
こたつでは暑いなと思えば、縁側でころがったりする。
第二葉が、すべてのストーリーの中で一番小説化が難しいと思われる。。。
あと、てるるにも言えないことがひとつあって。。てるるな話って、第九葉くらいまであるんですけど、誕生秘話といえるのは、たぶん第一葉だけなんですよwあとは全部てるるとその仲間達の日常です。でも、ゆるくてわたしは大好き。ハマるとてるるワールドから抜け出せなくなると思います。
てるるなはなしって、ほんとはひらがなでこう書くんですよ。でも、小説化することになったから、てるるな話、になりました。漢字を使わない小説って無理過ぎるのでwあとこれ、魂はてるるで、文章化してるのは、アテンドの私、てんちゃんなので。