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「○○さんはどう思う?」に部下がなかなか答えない訳


なんだこの沈黙は・・・


会議中、意見がなかなか出てこない謎


「○○さんはどう思う?」


質問したのに返ってこない。何ならうつむいて目をそらしている。この質問ってそんなにおかしいのだろうか…。変なこと言ったかな…。

こんなシーンに出くわしたことは誰しもが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。みんなはどう思う?○○チームはどう思う?○○さんはどう思う?…思っていることを教えてー!と言っているだけなのになかなか意見が出てこない。

なぜなのでしょうか。


「○○さんはどう思う?」に部下がなかなか答えない訳



いろんな理由が複雑に絡み合っていると思いますが、「思っていることをなかなか答えない状況」で考え得る理由は、ザックリこの2つにあるのではないかなと思います。

①「一つの答え」を求められてきた学生時代
②「言うのが怖い・言っても無駄」という構造


①「一つの答え」を求められてきた学生時代
「この問題の解を答えなさい」といった具合に、たった一つの答えを答えるというのが当たり前の世界。「この文章で、著者が何を言いたいのか答えなさい」なんて著者に聞いてみないとわからないはずのこと(国語のテスト)でも、“答え”はあったわけです。もちろん学校の教育方針によりますが、「あなたはどう思いますか?」がほぼ問われることがない学生時代を数年過ごして来て、社会人になり「どう思う?」と問われても、すぐ出てこないのかもしれません。



②「言うのが怖い・言っても無駄」という構造


・君の感想はいいから
・いや、結論だけ話して
・ごめん、結局何が言いたいの?
・はじめから話さなくていいから手短に
・話長いし、何言ってるのかわかんないんだよね

これが続いたら、「言う」という行為そのものに恐怖を感じているかもしれません。とはいえ、ビジネス上の会話ですから、簡潔に要点を抑え伝わるように話すことは大前提として大事です。ですが、誰しもが初めからできる訳でもありません。話を最後まで聞かずに、常にばっさばっさと切り捨てていく。それを繰り返している中で、会議の時だけ「○○さんはどう思う?」と言われても、「あぁ、みんなの前で否定されるのか」という思考回路になり思っていることも言いにくい構造が出来上がっているのかもしれませんね。


意外と「部下だけの問題でない」可能性が高い



自分が思っていることを「最後まで聞かずに頭ごなしに否定」されるのは気持ちがいいものではありません。そもそも、その人が思っていること・感じていることに善悪・優劣はありません。聴くと決めたなら、先入観を手放して最後まで聞く。部下の伝え方がいまいちだったら、それは別できちんと教えてあげる。これが普段のコミュニケーションからできていないと、会議の時はやはり思ったことは言いにくいかもしれませんね。


「○○さんはどう思う?」に部下がなかなか答えない訳、は部下だけの問題ではなく意外と組織の構造上の問題が生み出した「一つの結果」なのかもしれません。



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