言霊つかい てるちゃん

神主とスクールカウンセラー、シュタイナー教育を教えています。目に見えない世界のことを学…

言霊つかい てるちゃん

神主とスクールカウンセラー、シュタイナー教育を教えています。目に見えない世界のことを学ぶことが大好きで、いまは日本語に興味があります。古事記や言霊または神道について、時にはシュタイナーの思想などについてなるべく簡単に発信していきたいです🌈

マガジン

  • のりとラジオ

    なぜラジオで古事記や言霊について発信するのか 天地のはじめ 解説 on stand.fm https://stand.fm/episodes/5f3b329d0ae6b0080e228e00 on stand.fm https://stand.fm/episodes/5f372f312c5b243b6939c413 知れば知るほど気づく 日本のゆたかさ 自分のすばらしさ 私は若い頃、日本という国に自信を持てずにいました。ですが、学びを深めるうちに日本語を話す私たちの根底に流れる精神性に気づくようになります。 そして、日本が大好きになり、私自身の素晴らしさにも気づくようになります。 古事記・日本語・言霊・日本の精神性・神道・神社・神さまなどをテーマにしながら、日本のゆたかさを皆さんと共有したいと思い、発信しています🌈

最近の記事

言靈楽

二千年間秘せられていた言靈学を言靈楽(ことだまがく)と称して、講座を行っています🌈 note のまな靈みのる会 照美言靈講座で 検索したいただくと詳細が書いてありますので、興味がある方はご覧になってください😊 言靈学では、古事記は言靈の奥義書・手引書だったとあります。この辺りの解釈もとても興味深いと思いませんか? https://note.com/manabiminoru/n/n2ecbf339c35c

    • 言霊講座案内

      参加者特典  あなたの名前を言霊に当てはめるとどんな意味? [言霊なまえ導きカード] プレゼント🎁  詳細は下記を参照ください。 『あいうえお』から始まる五十音。 実は、五十音は5種類あることをご存知ですか? そして、どの種類の五十音を使うかで、あなたの発する言葉はもちろん、行動や思考が変わるとしたら?? 私は言霊学に出会い、学びを進めていくほどに、多くの方に言霊を学んでほしいと思うようになりました。 なぜなら、言霊とは何かを知り、実践・運用していくことで一人一人が幸せ

      • note2-1 神社や言霊のことをつれづれに 今回は稲について🌾

        これまでは、日本の精神性をお伝えしようと、古事記のお話しをしてきましたが、これからは折りにふれ、言霊を含めて、神社に関する行事や季節の移ろいなどをつれづれに書いていこうと思います。 また言霊や神社のことをお話しすることで、古事記ともつながっていることもお伝えできると思います。 古代の日本人は、どうやら高い精神性を持ち、未来の私たちにまるでなぞなぞのように、さまざまなところに、日本の精神性、もっと言うならば、人間の生き方の道筋の痕跡を残してくれているようです。 私は皆さん

        • note20 天の岩屋戸(いわと)から受け継がれているもの

          前回は天の岩屋戸の段の解説をしましたが、この段には今日の神社で行われるお祭の起源と言われるものがたくさん含まれています。 ちなみにここで言うお祭は、御神輿(おみこし)などをかついで行う賑やかなお祭のことではありません。 まずはお祓いをした後に、神様に捧げ物をして、祝詞をあげたりするご神事のことを指しています。 現在でも古代に起源をもつお祭が連綿と受け継がれて、執り行われている、つまり神代のお祭が今も続いているのです。 全国の神社で毎日執り行われている祭祀・お祭の大本になるのが

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        • のりとラジオ
          2本

        記事

          note 19 天の岩屋戸(いわと)

          須佐之男命の乱暴が益々激しくなり、ついに機織女(はたおりめ)が梭(ひ)で陰部を突いて死んでしまったので、天照大御神は、これを見て恐れおののき、岩戸を開いて中にお隠れてになってしまいました。 そのために、高天原をはじめ葦原中国(地上世界)も、深い暗闇にとざされ、夜ばかりの日が来る日も来る日も続きました。 そうなるとまた、あらゆる悪神(あらぶるかみ)たちのさわぐ声が、五月蠅(さばえ夏の蠅)のごとくにぶんぶんとわき立ち、ありとあらゆる災いがことごとく起こります。 そこで、八百万

          note 19 天の岩屋戸(いわと)

          note18 須佐之男命の傲りと悪行

          うけいから勝さび、そして須佐之男命の傲りと悪行について考察してみます。 うけいによって、須佐之男命の御心が清らかであると証明された瞬間、須佐之男命は勝ち叫び、傲慢になりあらゆる悪行の限りをはたらきます。 これは、須佐之男命は傲り(おごり)により、悪心が起こったと、解釈できるように思います。 どれほど清らかな心を持っていても、瞬時でも油断し、慎みを忘れ、感謝を忘れると、たちまち汚れた異心(ことこごろ)が本来の清明な心を占領し悪行となって現れるということなのです。 それ故

          note18 須佐之男命の傲りと悪行

          note17 勝(かち)さび

          うけいの結果を見て、 須佐之男命は、天照大御神に向かって 「私の心が清らかなために、私の生んだ子に女の子ができたのです。これをみれば、私の勝ちが明らかでしょう」 と、うけいに勝った勢いにまかせて、天照大御神が耕作されている田んぼの畔を壊したり、田に水を引く溝を埋めたり、また、天照大御神が新嘗祭(にいなめさい)に奉納する穀物を召し上がる尊い御殿に、屎(くそ)をまき散らしました。 しかしながら、天照大御神は、おとがめにもならずに、 「あの屎のように見えるのは、あれば、弟が酒に

          note16 うけい

          今回は前回のnote14 神やらいの続きになります。 須佐之男命は父伊邪那岐命に追放を命じられます。 そこで、母伊邪那美命がいる黄泉の国に行く前に、姉天照大御神に挨拶をしようと高天原を訪れます。 ですが、天照大御神は、須佐之男命が高天原を奪いに来たと思っています。 そこで天照大御神は、須佐之男命に 「それならば、あなたの心が清らかで、汚れた心がないということは、どのように知ることができるか」 と言われました。 これに答えて須佐之男命は、 「それぞれ誓約(うけい)をして子

          note15 須佐之男命が伊邪那岐命のご命令に従わなかったのはなぜか

          さて今回は、前回の段の解説の中にありました。なぜ須佐之男命が伊邪那岐命のご命令に従わなかったのかを考察してみたいと思います。 須佐之男命は、 「亡き母のいる黄泉の国に行きたい」 と言って泣きわめいていました。 私たちの感情では、そのことも理解できるように思います。 そして、この段では須佐之男命に追放を命じた伊邪那岐命もまた、最愛の妻伊邪那美命を亡くたとき、どうしても受け入れらることができなくて、黄泉の国を訪れますが、異心に覆われてしまった伊邪那岐命が伊邪那美命との約束を守ら

          note15 須佐之男命が伊邪那岐命のご命令に従わなかったのはなぜか

          note14 神(かむ)やらい

          今回は須佐之男命が追放される神やらいの解説です。 天照大御神と月読命は伊邪那岐命から、委任された各々の国を治められましたが、須佐之男命だけは委任された国 海原を治めずに、長いあご髭が胸元まで延び下がるほどのお年になられても、激しく足ずりして泣いていました。 その泣くあり様は、青々とした山が枯れ木の山に変わるほど喉をからして泣き、川や海の水は、泣く勢いですっかり泣き乾されてしまったのです。 そのために、禍(わざわい)をおこす悪神(あらぶるかみ)たちのさわぐ声は、夏の蝿(はえ)

          note14 神(かむ)やらい

          note13 三貴子(みはしらうずのみこ)

          今回は前回の続きになりますが、伊邪那岐命が禊ぎ祓え(みそぎはらえ)をして、最後に貴い三柱の御子が生まれます。 それでは、その三柱の神々の誕生の場面の解説をします。 伊邪那岐命が禊ぎ祓いをして次々に神々がお生まれになりましたが、最後に左の目を洗われた時にお生まれになられた神は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)です。 次に右の目を洗われた時にお生まれになられた神は、月読命(つくよみのみこと)です。 次に鼻を洗われた時にお生まれになられた神は、建速須佐之男命(たけはやすさ

          note13 三貴子(みはしらうずのみこ)

          note12 祓詞(はらえことば)

          #2-1 は祓詞のみを奏上しています。 #2-2は大祓詞という長い祝詞を奏上しています。 今回は祓詞という祝詞(のりと)を紹介します。 (ラジオでは読み上げていますので、ぜひ聞いてみてください😊) なぜ祝詞を紹介するのかというと。 前回の禊ぎ祓えのお話しの中で、伊邪那岐命は黄泉の国(死者の国)へ行ったことで、心身が穢れてしまいました。そこで、築紫の日向の橘の小門の阿波岐原で身を清められます。まずは身につけていたものを投げ捨て脱ぎ捨てると、さまざまな神様が生まれます。

          note12 祓詞(はらえことば)

          note11 禊ぎ祓い(みそぎはらい)

          黄泉の国から戻ってこられた伊邪那岐命が、穢れを祓うために禊(みそぎ)をします。 今回はその禊ぎ祓いの原文の解説をします。 黄泉の国からお帰りになったら伊邪那岐命は、 「私は何といやな穢らわしい国に行ったことだろう。だから、私は身も心も清める禊をしようと思う」 と言われました。そこで築紫(つくし)の日向(ひむか)の橘(たちばな)の小門(おど)の阿波岐原(あわぎはら)においでになって、禊ぎ祓えをなさいました。 築紫の日向の橘の小門と阿波岐原とは 築紫は九州で、日向は日向国

          note11 禊ぎ祓い(みそぎはらい)

          note10 伊邪那岐命が約束を破ったのはなぜ?

          #16 伊邪那岐命が約束を破ったことについて解説と解釈 今回は、黄泉の国のお話しの中で、伊邪那美命が「絶対に見ないください」 と言ったにもかかわら、伊邪那岐命が伊邪那美命との約束を破ってしまうくだりについて解説と解釈をしてみます。 前回もお話ししましたが、 伊邪那美命は 黄泉の国まで迎えに来てくれた伊邪那岐命に対して 「黄泉の国の食べ物を食べてしまったので、伊邪那岐命のいる現実の世界に戻ることができなくなってしまいました。しかし、いとしい私の夫が、わざわざ迎えに来てくれ

          note10 伊邪那岐命が約束を破ったのはなぜ?

          note9 黄泉戸喫(よもつへぐい)と共食について

          #15 黄泉戸喫(よもつへぐい)と共食について 今回は、黄泉の国の原文にある黄泉戸喫(よもつへぐい)について、補足をしてみます。 原文に、 「・・・吾(あ)は黄泉戸喫(よもつへぐい)しつ。・・・」 とあります。 これを訳すると、 「私(伊邪那美命)は黄泉の国の竈(かまど)で煮炊きした食べ物を食べてしまったので、帰ることができません。」 となります。 なぜ黄泉の国の食べ物を食べるとと、元の世界に戻れなくなってしまうのでしょうか? 今日でも「同じ釜の飯を食った仲間」と言い

          note9 黄泉戸喫(よもつへぐい)と共食について

          note8 黄泉の国

          #13 黄泉の国 原文 #14 黄泉の国(よみのくに) 解説 伊邪那岐命は、伊邪那美命にもう一度会いたいと思い、後を追って黄泉の国(よみのくに)に行かれました。 黄泉の国とは、「よもつくに」とも言います。その黄泉の国とは地下にある死者の住む国で、穢れた所とされています。つまり「死者の世界」です。 伊邪那岐命は黄泉の国に続く黄泉比良坂を下り、黄泉の国の扉の前にたどり着きます。伊邪那岐命が扉の向こうにいるのであろう伊邪那美命に声をかけると、扉の向こうから懐かしい伊邪那美命