朝ドラで考える事業承継

こんにちは。ユニコンの照井です。朝ドラが好きでよくみてます。今放送中の「舞い上がれ」が今年に入り激動&涙の内容になってます。

この物語が大阪の町工場の娘として育った子供の舞(名前)が自身の夢を見つけて成長していくという朝ドラらしい内容なのですが年始早々、その町工場の社長である父親がリーマンショックなどからの心労がたたり心筋梗塞で亡くなってしまいます。
工場を拡張した直後に、リーマンショックがきて製造業としてかなりの打撃を受けている中での出来事でした。

ここで、どのように町工場を続けていくのかということが今週に入ってからの内容になってます。銀行からは、奥様に対して、今なら会社をたためば借金が返せるからということで会社をたたむことを提案されます。会社の引継ぎ先を探すのか(ドラマではたたむという言い方になってますが)奥様と娘で引き継ぐのかということを悩むという話しでした。結果、奥様が社長になって引き継ぐということになりました。

現実の世界でも、同じことを何度か相談を受けたことがあります。非常に難しい局面だと思います。何がベストかは、その企業によって変わってくるので一概にいえませんが、他社に承継(M&Aする)して事業を残し発展させていくということも非常に意義があることだと思います。

まだまだM&Aのイメージが悪く、乗っ取られるや、先代が守ってきた企業が失うというイメージを持つ方が多いかと思いますが(現にこのドラマでも
そのように描かれていたので)現実は少し違います。

中小企業のM&Aは、ほぼ100%友好的に行われます。よく聞かれるのが従業員さんの給与を下げたり、リストラしたりするのではないの?ということですが、そのようなことを前提としてM&Aが行われることはほぼありません。むしろ買収側にとっては、従業員が今まで通り働いてくれないと逆に困ってしまうのです。買収したあとに従業員が全員辞めてしまったなどしてしまったら企業の存続がそもそも出来なくなってしまいます。だからこそ、
買収して従業員さんの待遇を下げるということは行いません。むしろ私がみてきたM&Aなどでは従業員さんの待遇が上がったりなどしております。

あまりにもドラマなどで「ハゲタカ的」なシーンばかりが描かれてしまうのでどうしてもイメージが悪くなってしまいます。
もしM&Aなどを検討してご不安な方は、実際にそれを行った経営者に聞いてみるのが一番よいかと思います。

弊社では、顧問に事業承継でM&Aを選んだ経営者に顧問に入っていただいておりますのでもしそのようなご要望があればご紹介します。

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本日は、今週朝ドラみて感じたことを記載しました。

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