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「舌の根も乾かぬうちに」が子どもとの信頼関係を築くコツ

2021年バージョンとして
200冊限定で発売中の
赤いエールノート。

50冊ほど予約注文をいただき、
オンラインストアでも
販売させていただいています。

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通常は、エールカラーの「ブルー」をまとったノートですが、
赤いエールノートを作ろう!と思ったきっかけは
エール生たちのアイディアでした。

エールでは、
月2回「目標達成プログラム」という授業を行い、
小学4年生から高校生までのエール生全員が受講。

原田メソッドを軸とした「成功の技術」のほか、
さまざまなテーマのディスカッションを行っています。

11月のディスカッションテーマは

『色を変えたら売れると思うもの』でした。


「当たり前と思っているものに目を向けてごらん」
「その色じゃないとダメなのかな?」

私がそう声をかけると、
各チームに分かれた子どもたちからは
いろんなアイディアが出ました。

「非常口のマークは目立つ赤がいい」
「ノートの紙(白)をピンクやブルーにする。教科ごとに色が選べる」
という、現実的なアイディアから

「エアコンの風に色をつける。冷房はブルー、暖房はオレンジとか」
「ウィルスに色をつける!!!」
など、目に見えないものに色をつける、という
斬新なアイディアも飛び出しました。

その中で、

エールノートを情熱的な赤にしたら、売れる!

という、意見があったんです。

エールカラーはブルーです。
エールのシンボルであるエールノートを
真っ赤にするなんて・・・、

私は、笑いました。


でもエール生たちは
赤なら元気が出る!と言うので、
「期間限定品とか面白そうだねー」と冗談まじりに言いました。


その1ヶ月後。
情熱的な赤をまとったエールノートが
教室に届きました。

限定200冊。


エール生に見せたら
「かっこいい!」「早く使いたい!」と喜びました。

そのあとで
「本当に作ったんだ!!!!」と驚きながら、
すっごく嬉しそうに手に取ってくれました。


みんなのアイディアはできるだけ実現したいと思っているよ。
だから、いつでもいろんな意見をちょうだいね。

私が、笑顔のエール生にそう言ったら、
うんうん!とみんながうなずきました。


売れたらいいな、と思って作ったんではありません。

それ面白そうだね!
作ってみよっか!

と、口にした言葉をカタチにするために作ったんです。


いつかやろう!
きっとできる!

大人は、子どもをそんな言葉で励まします。

でも、私は思います。

「いつか」や「きっと」って
なんて不確かな言葉なんだろう。。。って。


いつかでも、
きっとでもなく
今ココに。

お正月休み、
家族で抱負を語るシーンもあると思います。
その言葉の〝舌の根も乾かぬうち〟に、
ぜひカタチを見せてあげてください。

言えば叶う。が具現化すれば

関係性はもっともっと良くなります。




注)「舌の根が乾かぬうち」という表現には2つの意味があります。
1つは、言い終わったそのすぐ後で、前言に反したことを言ったときに非難していう言葉。
2つ目は、言葉を言い終わるか終わらないうちにということ。
今回は、2つ目の意味合いで使わせていただきました。
要は、「言ったらすぐに」というコトです。


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