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いつか来るその日のために

こんばんは。ピラティスインストラクターの寺田マリです。

今朝山梨を出て、今日から都内のお仕事がまた始まります。地元でしっかりパワーチャージしたので、すこぶる頑張れそう😃

今日は仕事の前にバレエのレッスンへ。最近バレエに対する自分の考え方が変わってきたので、その辺りのことを今日は書いていきたいと思います。

バレエとの向き合い方の変化

昨年は何度か舞台に立つ機会もあり、それまで週に1回なんとかいけるくらいだったバレエのレッスンを週に2回コンスタントに行けるようにスケジュールを組むようになりました。

上京したての頃は、あまり前向きに取り組めていなかったバレエ。

これまで積み上げてきた物を極力落とさないように、落ちていくのは当たり前だからせめてなだらかに落ちるのがいいなくらいで、レッスンを継続していた私です。

そんな取り組み方、教えていただく先生に対してはとても失礼な心持ですよね。当時は自分の気持ちがそこまで高められず、申し訳ないと思いつつもレッスンを受けさせていただいていた。

でも今はそんな事はなくて、少しでも自分のために、踊りを披露するために…当時よりも真面目に向き合えるようになりました。

特に、私のバレエとの向き合い方の変化に関しては、舞台に立つチャンスをもらえたことが一番大きいかなと思います。

やはり目標があると、少しでも良いものを見てもらいたいし、お客様の前で適当な気持ちで踊るのはイヤ。下手でもなんでも、真剣に取り組んだ末の踊りを観てもらいたい。

スキルを落とさないための練習から、自分を高めるための練習へ

今日は久しぶりにトウシューズを履いて、90分のレッスンをフルで受けてみました。

私が参加するオープンクラスは初級か初中級。自分で判断してトウシューズを履いている人も中にはいるので、今回は私も。

コロナでレッスンも自粛になって、再開して3ヶ月。そろそろしっかりトウシューズでレッスンしてみても大丈夫かなと。

この歳になると、”とりあえずやっとこう”っていうテンションでは済まされない。なんとなくでもやれたあの頃の身体とは違うので、トウシューズで90分持ちこたえられるか自信がつくまでには3ヶ月。

トウシューズで踊る感覚を少しずつ取り戻していくようにバーレッスンをこなしていく…基本を大切にする先生方の指導のおかげで、トウシューズでもバレエシューズと同じように足の裏に、指に感覚を研ぎ澄ませて動いていくことができました。

こんなにトウシューズを履いて動くことにまっすぐ向き合ったことって過去にあっただろうか?というくらい、今日はなんだかすごく達成感がありました。

案外私みたいな人はたくさんいるのかもしれない

大人になってバレエを始める人、小さい頃にやっていてブランクがある人…大人向けのオープンレッスンには様々なバックボーンを持った人が参加しています。

私の場合は講師の経験もあるけれど、プロとして踊っていた経験はないのです。それがすごく自分にとってはコンプレックスでした。

中途半端に踊れるけど、プロほど上手ではないというのが、何にも実を結んでいないみたいで嫌でした。

でも、今でこそコンクールもたくさん開催されて、海外のバレエスクールに留学することも当たり前のようになって、海外のバレエカンパニーに就職して職業としてダンサーをした経験を持つ子もたくさんかもしれないけれど、私のような人だってきっとたくさんいるはず。

プロとして名を馳せても、主役を任されるほどのダンサーは世界でもごく一部。ましてや、後世に語り継がれるような素晴らしい功績を残すダンサーはほんの一握り。

いつか来るその日のために

バレエを知らない人から見たら、私のような人間も立派に踊れるダンサーに見えるかもしれません。

そして、舞台に対するマインドが”誠心誠意、真心込めて”だったら、見てくれる人は感動してくれるはず。

だから、諦めなければ、純粋に良い踊りを届けたいという気持ちがあれば、私だって自信を持って踊っていいじゃないか、と思えるようになってから普段のレッスンへの気持ちの持っていき方は大きく変わりました。

いつかまた舞台はある。いつか来るその日のために、いつでも準備しておこう!…そんな気持ちで毎度のレッスンを大切にしています。

今日もお読みいただきありがとうございました。


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