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天国で絶えない殺人と自殺【科学の発展と人の幸せとは】

AI、IoT、5G、ロボティクス、フィンテック、エドテック、アグリt、、、

近年特に科学技術の分野で目覚ましい発展を遂げているこの世の中。

果たして私たちは、どこに向かっているのでしょうか?

そして、この発展の行き着く先はどこなのでしょうか?



おはようございます!

今回の記事も全開に引き続き、以前テーマ募集させて頂いた際にコメントで頂いた内容をもとに、記事を作成しております。

そして、今回のテーマの元コメントがこちら↓

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科学技術の発展に関するテーマですね。

せっかくこのような素晴らしいテーマを頂いた中で、世間一般的に語られるような内容を書いても仕方ないので(多分それは求められていないし)、今回の記事でも、読んでくださっている皆さまに新たな価値観を提唱できたらな、と思っております。

では、早速今回の内容に入る前に、簡単に自己紹介だけさせてください。

teppei (テッペイ)
石川県金沢市出身。
現在は東京都内の大学に通う21歳。
小学生の頃から日本の教育システムに疑問を感じ、中学校に進学後、高校受験を前に単身留学を決意。中高時代をアメリカハワイ州のプライベートスクールで過ごし、卒業後、帰国。
その後、日本における大学受験のシステムにも違和感を感じ、教育、学問、人、人生の価値について考えはじめ、哲学という学問に出会う。
そして、人生に思い悩んでいた時に、ある一人の牧師先生と出会う。その出会いが自らの人生を一変させ、"考えることの重要性"を実感する。
現在は学生コミュニティの運営などを通して、多くの学生に"考えることの大切さ"を周知するための活動を行なっている。

また、今回の記事に興味を持って頂けた方は、ぜひ以下の記事にも目を通して頂けたらと思います。


それでは、早速今回の内容に入っていきましょう!


果たして、科学技術の発展により私たちは幸せになれるのか。

結論から述べます。

科学技術そのものは私たちの幸せに、直接的な影響は与えることはありませんが、幸せへの土台を形成してくれることは間違いないと思います。

近年よく、AI技術などの革新的な技術が人々の職を奪い、失業者が大量発生する。そして、世の中の格差はより拡大する。

などと、語られることも多いですよね。

私自身は言ってしまえば、AIによって人々の職がどんどん奪われていくことは、全然悪いことだとは思っていません。

むしろ、私たちに"人間らしさとは"と問いかけてくれて、新たな生き方を模索するよいきっかけになるのではないでしょうか。


しかし、一歩間違えればこの世の中は、混沌とした、世紀末のような状態になるかもしれません。

もしその時代においてもなお、ほとんどの人が幸せは外的な環境で決まると完全に思い込んでいるのであれば、所得の格差や社会的ステータスの有無が争いの原因になってしまいます。

それは、防がなければいけない。

その転換期に起こりうる波乱に対する予防策の一つとして、私自身ベーシックインカムを支持していたりもするのですが、その話はここでは控えておきます。


現代社会において、よく所得の格差、男女格差などが語られてはいますが、それらの議論は全て本質的ではありません。

本当に広がり続けているのは、幸福の格差です。

これには、所得、性別、職業ほとんど関係ない。

以下のグラフは、アメリカと日本において、年代ごとに幸福度がどのように推移するのかを表したものです。

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なんだか、日本がアメリカをはじめとした他国に勝てない理由がはっきりとわかりますよね。

GDPや技術においては日本も世界で対等に戦える、技術先進国なのかもしれません。

しかし、圧倒的に、日本は世界基準で見るならば、幸福後進国です。

確かにGDPや国の外面的な豊かさも大切なのかもしれないけれども、日本は、あまりに内面的に貧し過ぎます。

このことにすら気づけていない日本人が、とても多い現実。

まずは、自分たちが幸福後進国であるという事実を容認しなければいけません。

ボランティアなんだと言って海外に目を向けるよりも先に、まずは自分に目を向けて、自分を救わなければなりません。


成長、その先にあるものとは。

少し話を戻します。

よく最近、イノベーションといったような言葉を聞くことが多くありませんか?

時に技術革新と訳されたりもしますが、このイノベーションを追求した先に、果たして何が待っているのでしょうか?

私の考えから述べます。

それらの行き着く先は虚無です。


現在も、世界の各国の一部地域では、食べることすら、家族と共に過ごすことすらできない人々が多くいます。

そして、そのような人たちにとっては、

毎日好きなものを、好きなだけ食べられる生活、

毎日愛する家族と一緒に居られること、

このような世界は、言い換えるならば彼らにとっての天国、理想世界なんです。

しかし、そのような理想世界がなされたことによって、彼らは本当に真の幸せを手に入れることができるのでしょうか。

答えは、否です。

もうすでに、そのような人々にとっての天国はこの地に成されていますよね。

そう、日本です。

でも、そのような彼らが天国だと思い込んでいる世界のふたを開けてみると、全然そこに住む人々は幸せそうじゃないんですよね。

だってそのような天国で、日々殺人や自殺が絶えないんですから。

人は、今抱えている欲求が満たされると、さらにその欲求が次元を一つ上げて自らに襲い来る。これは、マズローの提唱した欲求五段階説(六段階あるけど)でも主張されていますよね。

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ですから、いくら今の生活を豊かにしようと、技術的発展、経済的な成長を追求したところで、また次の欲求が生まれるだけで、そこに終わりはないんです。

結局、終わりのないマラソンを走る中でみんな、死んでいってしまう。

そこに気づかなければ、本当に後悔の残る人生を送ることになってしまいます。

ですから、本当に大切なのは、人々が内的に発展することであり、その次に経済的発展などの外的発展がきます。

また、それこそが究極のグローバルな人材であり、コミュニケーション能力であり、人間力でもあるのです。

実際、どのような環境下でも自分を幸せにできる人とか、最強じゃないですか?

そのような人は、どのような環境下でも、どのような人相手でも、他者を幸せにできます。その人の内面に、溢れんばかりの幸せの源泉が備え付けられているのだから。


これからの時代を生きる中で、本当に大切なものとは。

私がこの問いに答えるのならば、その答えは人間力の涵養です。

私にとっての人間力の定義とは、考えや認識です。

本当にこれは何度も記事の中で述べていますが、今私たちは考え実相の世界を生きており、考え一つで人生が左右される時代です。

人間力の弱い人は、目まぐるしく変化し続ける時代の変化に適応しきれなくなり、混乱し、パンクします。

その結果、ものすごくの方へ走っていってしまう人だったり、人生に失望する人、自ら命を絶ってしまう人も出てきてしまうわけです。

ですから、本当に考えが重要なんです。


綺麗事ばかりいうな。

そのように感じる人もいらっしゃるかもしれませんが、そのような方々は、まず自分自身が考えの盲人であることに気がつかなければならないし、認めなければいけないし、誤った認識を改めなければいけません。

自分の内面を発展させることができれば、自ずと外面的にも発展します。

この世の中で一般的に成功者と呼ばれている方々の行動力はすごいです。

しかし、その行動力の裏側には、そのエンジンとなる考えが隠れています。


"常に、同時に二つ以上のものを見なければならない"


このように私の恩師である先生もよく言っています。

その人の結果、外面だけを見てはいけない。

その過程、経緯にこそ、本当に大切なものが潜んでいる。

そこに気がつく人は、気がつくんです。

ですが、日本ではあまり多くの人がそこに気がつけていない。

だからこそ、まずは人間力を涵養することの価値に気づかなければいけない。

それでこそ初めて、人生のスタートラインに立つことができる。

そのような意味で、私は科学技術の発展による失業や波乱こそが、人々にそのように人としての在り方を問いかける良いきっかけになるのではないか、と考えています。

このようにして、もし、考えの重要性に気づいたのであれば。

あなたがそれについて、知らない人に伝えてあげてください。

そのようにして世界は、少しづつ、確実に良い方向に向かって進んでいきます。


最後に先生が言っていた、私の好きな言葉で今回の記事を終えたいと思います。


<日>が昇っても、雲に隠れたら見えないが、その光によって昼になったのだ。


もうこの世界に日は昇っています。

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