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誰のために生きてるの?【何事においても”目的”が大切】

最近の大学生が就活における企業選びで最も大切にすることの1つ。

それが、その企業の企業理念である。

なぜ自分がそこで働くのか。

多くの若者たちは、働くことに対する意義を求め始めてきている。

このような動きは、数年前よりも明らかに顕著になってきており、そのような思考を深掘りするような、キャリアに関する学生向けイベントが今やそこら中に溢れているし、そのような催しに参加したことのある学生はとても多い。

また、学生団体のように学生が団体を発足し、イベントを主催することも、今や当たり前のようになってきている。

このようにして、若い世代を中心に、続々と物事に対する意義や目的を求める風潮は確実に高まりつつあるし、これらは数年後には常識になるかもしれない。


しかし、時代はまだ転換期にある。

そのような意義を求める風潮は高まりつつはあるものの、実際に考えと行動を一致させ、キャリアデザインに成功している学生はあまり多くはない。

やはり、お金や目先の利益に振り回されて生きている学生や社会人が多いのもまた、事実である。

人は、自らの良心が思い描くビジョンに反するような選択を行なった時に、後悔する。


人はみな良心を持っているけれど、この世の中では吹く風があまりに強い。


それゆえに自らの良心を押し殺し、置かれた環境に自らの選択を強いられる場面も多い。

その時、人は後悔する。

でも常に後悔していては辛いから、自らを合理化する。

そうして、人は悪に染まっていく。


赤ちゃんの頃から、考えが悪に染まっている人がいないように。

みんな自分、他者、世の中に失望し、夢につまづき、倒れていく。


みなさんの周囲に、そのようにつまづき、倒れている人はいますか?

なぜそのような人にとって、生きることが辛いのか。


それは目的を失ったからです。


世の中、環境を理由に妥協を続け、結果として生きる目的を見失ってしまった人々。


人は目的がなければ、生きられません。

なぜなら、あまりに辛いことが多いから。

目的がないのに、なぜ辛いことに耐えられるのか。


筋トレもそう。登山も、スポーツだって。

なぜその辛い過程に耐えられるのか。

そこには、目的があるから。

誰かに認められること、素晴らしい景色を眺めること、試合に勝つこと。

そのような目的があるから、頑張れるし、その辛い過程すら楽しめる。


一方で、人生を通した目的について考えたことのある人があまりにも少ない。


みなさんは毎日、目的なく生きられますか⁇


毎日なんとなく家を出て、多くの人が歩いている方向に向かって歩いて、みんなが帰り始めたら帰って。


そんなこと、ありえないはずですよね⁇


でも、少し考えてみてください。

なんだか、多くの人が結果的にそのような生活をしてしまっているようにも感じませんか?


だいたいみんな通勤、退勤時間は同じ、だから電車が混在する。

大学生が就活を始める時期も同じ。

社会人が結婚を考え始める時期も似ている。

年収も、服装も、将来について考え始めるのも。


結局、周りに合わせて生きている人、多くありませんか?

本人は自分の人生を送っているつもりであっても、本当にそうなっているでしょうか?

みなさんは誰のために生きているんですか?


人生を通した、あなたの生きる目的、持っていますか⁇


はじめから、人生単位の目的を設定することは難しいかもしれません。目的の重要性に気付くことが遅れてしまった人にとって、それは簡単ではないかもしれない。

でも、はじめは大雑把な目的でもいいんです。

絶対に幸せになる、とか、

愛を大切に生きる、とか。


まずはなにより、決意することが大切です。

必ず幸せになってみせる、と。

そして、その大きな目的を目標にブレイクダウンしていって、日々の生活を変化させていく。


本当に、まずは目先の利益を追い続けることをやめなければいけない。

お金の稼ぎ方を学ぶより、まずは生きる目的を探す決断。

結婚、恋愛に明け暮れる前に、幸せについて考え詰める。

目先の利益を追い続ける人は、幸せへの近道をしているようで、実は1番遠回りをしている。

成長過程にある子どもに、いきなり政治や経済を教えるのではなく、まずは国語、算数といった基礎科目から教えるように。

幸せになるにも、順序が大切なんです。


中身の成長していない人がお金や名誉、権威を手にしたところで、必ず幸せにはなれない。

それどころか、赤ん坊が包丁を扱うように、誰かを傷付けかねない。

これは他の記事でも述べていることだが、幸せは外からやってくるものではない。

幸せや不幸といった感情は、常に自分自身の中で創造されるものである。


多くの人は、お金が、名誉が、承認が自分に幸せを運んできてくれると勘違いしている。

結局それらを手にしたところで、自分が幸せを感じられる保証なんてない。

ましてや、それらを持っていないけれど、幸せだと感じている人もたくさんいるじゃないか。


今こそ、私たちが生きる意義、目的について深く考えるべきではないだろうか。

あまりに多くの情報で溢れかえったこの世の中で、死ぬ時に笑える人はそう多くはない。

後悔してからでは、遅い。

本気で人生について悩み、意義を求め、目的を探し続ける。

そのような人間らしい生き方を、ほとんどの人は忘れてしまったのではないか。


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