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『うつの壁』(著:和田秀樹)

【内容】
1000人以上の精神不調の患者と向き合ってきた精神科医である著者が、うつ病について解説した一般読者向けの本。


【感想】
うつ病を、脳のハード面とソフト面の両方が故障して起きる病気という観点から、明快に解説していました。
現代実際に治療で行われていることベースに、医学的な治験だけでなく、著者の精神科医としての見解も織り交ぜて、わかりやすく解説しており、個人的にとても納得度が高かったです。
そういう面では、よくあるポジティブシンキング系の自己啓発本や、専門家が一般読者に寄せて書いた解説本とは違っていると感じました。
そこら辺は、受験教育やメディアでの活躍した著者ならではの手際の良さを感じさせる本でした。

https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344987098/

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