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ベットから見える青い空に吸い込まれたい。

なんて思ったことはあるだろうか、私は毎朝起きるたびに感じている。

私のベットの上からは空が見える。家と家の間の窓から見える空は大きく開けていて私のことを吸収してくれないかな、なんてよく考えてしまう。

青い空は本当は深く暗い。奥に行けばいくだけ深く暗い藍色の世界が広がっているのだ。

私たちの見えている世界は光の当たっている、光を発することが出来ている部分だけだ。

死んだら人は星になるなんて言われるけれど、もし星になれるのだとしたら、昼は空の青さに吸収されたように見えなくなってしまう。一旦世界が闇の中に沈むと光輝くことが出来る。そんな輝く点をつないで結ぶと線となり、形となる。やがてその形は大きな意味を持つようになる。

どんな世界にいても一つの力は微弱だが個が集まれば大きなものとなり、やがて意味をなす。そんなことを考えていると結局どこへ行っても同じなのだな、なんて思ったりする。

私がもし青い空の中に吸い込まれたとしても、君を遠くから見守りたいんだ。そして君には一番最初に光り輝く私を見つけて欲しいんだ。

だから今は白色矮星でも、夜空で輝きたい。シリウスのような都会でもよく見えるような輝く一等星になりたい。私はそう願わずにはいられないのだ。


だから今日も夜空を見上げて願う。
どうか私が星になったら君が見つけてくれるまでの間だけ一等星にしてくださいと。

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