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採用試験を受けに行った時に見てくるべきこと・12(管理職面接編)

前回の記事はこちら。

前回は教科面接に焦点をあてて述べていきました。

教科内の踏み込んだ内容や、面接の形式、質問の段取りと分担など、ある程度決まっている(想定問答しやすい)質問でも、事前に内訳や分担が決まっていてスムーズに事が運ぶかどうかというのも応募側からすると1つ学校の教員側の人間関係が垣間見える場面ではあります。

今回は、管理職面接(最終選考であることも多々)について述べていきます。

また、こちら(応募側)から見た感想(あくまでも私個人の感想)も合わせて書いておきます。
もちろん、良い悪いは別としてです。

1.実際にあったケース(その1)

教科主任と校長、理事長、事務長というような管理職側での面接だったことがあります。

建前というか、最終選考の雰囲気として教科内で選抜した人間を採用してもいいですかというお伺いを理事側にとる印象を受けました。
(こういう感覚は古き良きタイプの学校に多いのかもしれません)

この学校の校長先生は、割とブランド物(※学歴等の観点で)が好きだったような記憶があります。

東大・京大・一橋・東工大・早慶など好きそうな印象を対話の中から感じました。

教科主任の先生が「とにかく失礼がないように‥(それだけ守れば大丈夫だから)」みたいな感覚だったのが印象に残っています。

最終決定権者(決裁的な意味で)の確認という意味合いの管理職面接が行われる場合もあるのではないかと思います。

2.実際にあったケース(その2)

こんなパターンもあります。

質問の内容は有料部分になってしまいますが、かなり頭のいい方だなという印象をもった面接試験でした。

冒頭でも述べていますが、質問が効率化されており、それでいて1つの質問が実は複数の観点を含んでいて、なおかつ相手の失礼にならないように言葉を選ばなければいけない‥
そんな質問(の形式)を多数されました。最も、私自身は比較的短時間で質問に的確に返答し、無事に内定を頂いた学校でした。

話せばわかってくれるタイプの管理職かもしれないと思う反面、少し意地の悪い側面もあるのかもしれないとも思いました。念入りに確認するタイプの方だったのかもしれません。
一度の面接で少し話をしただけだと腹の底は見せてはくれない、でもそこまで嫌な感じ(?)はしないという印象を受けました。

3.実際にあったケース(その3)

続いてはこちら。

少しレアなケースかもしれません。

目次から見出しの内容は見ることができると思うのですが、内容としては教科面接でも聞かれかねないような内容を、ベテランの先生方に深く聞かれたタイプになります。

ベテラン故に培われたアンテナのようなものがあったと思います。

ありきたりな質問でも2つ目、3つ目の踏み込んだ質問が非常に具体的かつ丁寧で、小手先の誤魔化しは絶対に効かない、しっかりした先生方だった記憶があります。

学校も落ち着いた伝統校でしたし、いい学校なんだろうなぁ、という感覚を持ちました。

4.実際にあったケース(その4)

記事を順番に遡りながら紹介しているだけではないのかと思われるかもしれませんが、それぞれに形式も違いますし、こちら(応募側)が受けた印象も違うためにそれぞれ紹介させていただいています。

この学校については、組織としてはかなり立派で、こちら(応募側)としても期待していたのですが、管理職の振る舞いで逆に幻滅してしまったパターンになります。

逆に組織のNo.2の方の質問はなかなか考えさせられる質問もあり、実務的に足元をちゃんと見て、現場のことを考えている方なのではないかと感じました。

組織のトップがちょっとアレな形でも、実はその下のNo.2以下の人材が優秀なので回っているタイプの学校かもしれないとも思いました。

まとめ

様々なタイプの学校があり、様々なタイプの管理職がいて、管理職面接も本当に様々だと思います。

こちら側(応募側)もしっかり相手のことを見定めて、働きやすい環境を手にしたいものですね。

との記事も詳細が有料部分になっている(具体的にされた質問や雰囲気はもっと具体的に記載しています)のが恐縮ではありますが、私が感じた感想の参考にしていただければ幸いです。

もちろん、現場経験がある方にとっては、有料部分を読まなくても察するに余りあるという方もいらっしゃると思います。

ただ、私学は本当に様々で、想像をゆうに超えてくる場合もあります。

ぜひ、ブラックな私学を避け、ホワイト私学を手にしてくださいね!

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