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アルツハイマー病についてすごーーーく簡単にまとめてみた。

アルツハイマー病


アルツハイマー病は,脳神経細胞の変性により脳神経細胞の減少がおこり、痴呆症をきたす。
大脳皮質の脳神経細胞は破壊され,脱落し,死んでいく。
 

アルツハイマー病の症状の特徴


①人格の崩壊が著明
②記憶障害
③多幸的
④運動・感覚機能は比較的よく保たれている
 

脳血管性痴呆患者の特徴


①   比較的末期まで人格や判断力は保持される②まだら痴呆③記憶障害
④感情失禁,⑤夜間せん妄,が特徴である。
 アルツハイマー病患者に有意に多くみられた病前性格
●わがまま,自己中心●がんこ,妥協しない●交際が狭い,社交的でない
●閉鎖的●気性が激しい,争いを辞さない●かんしゃくもち
●人にとけ込めない●臆病,気が小さい●融通がきかない,杓子定規
●消極的,引っ込み思案●整頓癖
 

痴呆症患者の看護


痴呆症への明確な薬がないとすれば,看護をいかに行うかが問題になる。痴呆症患者の看護で最もたいせつなことは,手を握るなどの非言語的はたらきかけと,看護師の笑顔や態度により患者に安心感を与えることである。
痴呆症患者に対しては、無理に説得をしようとせず、相手のペースに合わせることがたいせつである。
常識的相応は効を奏さない。自尊心を尊重し、事実誤認は訂正しない。老年者が感じている世界をそのまま受けとめると,対応が否定されたという感情を与えず、よりよい関係を保てる。
老年者も愛情をそそぐ対象があれば満足である。
痴呆患者は日付、時間,季節がわからなくなるので,カレンダー、季節の花,家族の写真などを飾るとよい。
部屋の模様がえは情緒不安を引きおこすことも知られている。

中核症状としては、記憶障害、知能障害、人格障害などがあげられる。
この場合、判断力、思考力、見当識、実行機能の障害などが生じる。
これらの症状は、固定的で持続的である。
 

記憶障害


記憶には、新しいことを覚えておく短期記憶と、その人の人格と強固に結びつき、ふつうはあまり忘れることのない長期記憶がある。
痴呆症により短期記憶が高度に障害されると、新しい刺激は数秒から1分間しか記憶にとどめておくことができなくなる。
そのため、何かをしている最中に別の刺激を与えると、そのほうに注意が向いてしまい、それまでしていたことを忘れてしまうといったことが頻繁に起こる。
たとえば、あるいはちょっと前に食事をしたことを忘れ、1日に何回も食事を要求したり、同じことを何度もたずねるといったことが起こる。
そのほか、自分の財布、預金通帳、メガネ、入れ歯などを置いた場所を忘れ、なくなった、あるいは盗られたといって騒ぎを起こすことが少なくない。
また、長期記憶が障害されると、配偶者や実子の名前、あるいは自分の名前まで忘れてしまうことがある。
 

知能障害


知能障害では、知識や認識力が低下し、常識的判断ができなくなる。
 

人格変化


痴呆患者には、もとの性格が失われる、あるいは尖鋭化するといった変化がみられる。
たとえば、虚言、ごみの収集行為といった社会的な規範から大きく逸脱した行為を止めさせようとしても、何らの反省もみられないこともある。

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