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コーチからの手紙

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2024年7月の記事一覧

チャンスボール打ち(改訂版)

みんな大好きチャンスボール!
みんな大っ嫌いチャンスボール!

今回はチャンスボール打ちについて書いていきますよ。

まず、チャンスボールの区分け:

• オープンコートができていて甘いボール、普通のボール• オープンコートができていなくて、甘いボール、普通のボール• 予測できた甘いボール• 予測できなかった甘いボール(これはチャンスボールではない)• 余裕を持って入れた甘いボール• 余裕がなかっ

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型の意味(改訂版)

型…フォームに君はどんなイメージを持っていますか?教科書、それとも基本。もしくは、正解といった間違いのないもの。そんなイメージを持っているのではないでしょうか?それも型の在り方として認識されている一面ですが、私はこう考えています。

「感覚の入れ物」と。例えば、ボールをラケットで打てば、「打った感覚」が必ず残ります。真ん中でボールを捉えた感覚はとても素晴らしいものです。その感覚に

• 再現性…い

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太陽と戦ってはいけない(改訂版)

まとめ

• 帽子を被りましょう• サングラスを使いましょう• 日焼け止めを使いましょう• 太陽に驚かされない

テニスをアウトドアで行う以上、「太陽との関わり方」を必ず考える必要があります。特に日本でテニスをする際には、熱中症対策を怠ると大変なことになります。夏は素直に帽子を被りましょう。帽子を被ることで、直射日光から頭部を保護し、体温の上昇を抑える効果があります。

サングラスの重要性

テニ

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基本の対価(改訂版)

皆さんは、
「腰を落として」
「打点を前にして」
「ボールよりも先に打点の後ろに入る(行く)」
というアドバイスをされたことがあると思います。私もこの3点は、基本中の基本だと思っていますし、世界中のコーチが毎日のようにどこかでアドバイスしています。
さて、この3点ができると「何が起こる」のでしょう?
「正しいフォームで打てる?」
「強いボールが打てる?」
「ボールがコントロールできる?」
少し違い

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中心視と周辺視のそれぞれの特徴と役割、その使用について(改訂版)

自分が周辺視野に触れた最初のきっかけは、宮本武蔵の「五輪書」にある「遠山の目付け」でした。相手の剣や顔を凝視するのではなく、「相手の後ろにある山を見るような目線で構える。」というものです。

しばらくして、野球で周辺視野システムなるものがメジャーから輸入され、それを読んだ時に「遠山の目付けじゃん。」と共通点を見つけ、研究し始めました。

中心視とは何か?周辺視とは何か?それぞれの機能と特徴、自然界

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