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「常識を盾にした正義感」では、人は幸せになれない


最近とある場所で、多くの心ない言葉が投げつけられているのを見かけてしまい、自身の心の中にストレスを感じるタイミングがありました。
今この瞬間も、場所によって「正論による粛正」が横行している事を肌で実感する瞬間でもありました。

誹謗中傷を投げつけられた人のダメージは、ケアされる事もほとんどなく、それが原因で心を壊してしまう人も多いです。

まずは、誹謗中傷する側の問題を取り除く事が、この問題を解決する一路でもあると思っています。

僕はこれらを「改善するべき重要な問題」だと思っていて、その改善方法を広く伝え続けて行く必要があると思っています。
そのため、今回の内容は少し熱量の高い内容になっていますが、ご覧頂けると有り難く思います。



今の法律や社会の様々なルール、小さなグループの約束事まで、この世には様々な「決まり事」がありますよね。

それらの「決まり事」の過去を遡ってみると、かならず「困っていた人たち」が存在します。

何かに困った人たちがいて、それを良い方向に導く解決方法として共有したのが、今の法律やルールになっています。

ただし、その「困っていた理由」や「その解決方法ができた背景」を知らず、眼前にある表面的な部分のみを盲目的に信仰し、それを「常識」とはき違えてしまっている人も増えています。

そんな「表面的な常識」という思想の横行によって、多くの人が本来投げつけられる必要のない、心ない残酷な攻撃を受けているシーンをたくさん見かけます。


でも、「常識」を理由にして、人を攻撃して良い理由なんて、どこにもありません。

例えば有名人のスキャンダルが流れると、その有名人を批判するためにどこからともなく湧いてくる人がいます。

大抵はその有名人本人とはまったく関係のない人であり、大抵は自分にはなんの影響も及ぼしていないはずなのに。

それでも、「常識を盾にした正義感」を振りかざして、心ない発言で喜々として相手を攻撃します。

なぜなら本人は「良い事をしている」と思っていて、「人を傷つけてでも正しい発言をする事」で、自分は世の中を良い方向に導いていると信じているからです。


僕には、幸せをあまり感じる事ができなかった時期がありました。
そこから幸せになる事ができた体験談や考え方を、このnoteを通してお伝えしています。

そして自分が「幸せではなかった時期」は、様々なことを他人のせいにしたり、世の中のせいにしていました。

なぜなら、自分の弱さやコンプレックスを自分で見たくなかったからです。

そしてある日、それまで他人を攻撃して来たものが、一気に自分に返ってきたのです。
極端な自責の念が一斉に押し寄せてきて、心を病んでしまった経験があります。

ただし、その時に「強制的に自分の内面と徹底的に向き合う期間」があったからこそ、今は心と身体の繋がりや仕組みをだいぶ理解できるようになりました。

今は、幸せを体感しながら生活を送る事ができており、このnoteでも「幸せになる考え方」を発信する事ができています。


そして、「幸せとは何なのか」を知る程に、「心ない攻撃で相手を悲しませる行為」は幸せになる事に対して、悪影響意外の何者でもないと思っています。

たとえそれが、どんなに正論だろうと、どんなに多数派の意見であろうと、相手の心を壊す事を平気で行うような心理は、「幸せ」とは真逆の、対局の位置にあります。


では、どうしたら、このような「常識を盾にした正義感」を持つ人がそれを払拭し、自他の幸せを純粋に願う事ができるようになるのでしょうか。

それはとてもシンプルで、「自分のその思想に気がつく事」と「その思想になってしまった原因を知る事」の二つが大きなカギになります。


恐らく今、自分の中にストレスがある事はすでに感じているかと思います。

でも、そのストレスの原因は他人が自分にもたらしていると信じているでしょう。

だから相手を攻撃しますよね。
攻撃をすると、一時的にスッキリします。
自分の立場を確保できた事で安心感や優越感を感じます。
でも、気がつくとストレスはまた自分の思考の中であぐらをかいているんですよね。
油断をすると、すぐに恐怖や不安に冒されそうになる。
そうしてまた自信や権威を脅かされる恐れから、他人を攻撃します。


でも、そのストレスの原因は、他人が持ってくるのではなく、実は自分の心の中にあるという事をまずは知る必要があります。
最初は信じられなくても、まずは「ひょっとしたらその可能性もあるのかも?」と疑う所から初めても結構です。


人を攻撃する人の多くは、人から攻撃される事に対して強く怯えている一面を持っています。
同時に「やられたらやり返したい」という気持ちも持っています。

なぜならそれは、「負けたら不自由になる」と思っているから。

怒りやフラストレーションによるコミュニケーションの着地地点には、必ず「マウンティング」が生まれます。
どちらかが上に、どちらかが下になり、上になった人の発言が強くなり、下になった人は、自由を奪われます。

だから「負けられない」と思ってしまうのです。


でも、本当に強い人や、幸せに生きている人は皆、負けても笑っているんです。

攻撃を受け取らないし、そこで勝負もしません。

勝負をしたとしても、あくまで娯楽やゲームとして勝負を楽しむ程度です。

なぜなら、「人生の幸せ」にとって、”勝ち負けはまったく関係ない”と知っているからです。



「心」とはとても不思議なもので、「今の自分の心の状態を客観的に知る事」と、「なぜそう思うようになったのか」という原因と仕組みさえわかってしまえば、ほとんどのストレスは自然と解決の方向に向かい始めます。

カウンセリングやコーチングなども、解決策を教えてくれるというよりは、悩みの内容を明確にし、当人が自分で解決方法に気がつくように導ける人が、優秀だとされています。

色々アドバイスをして来るおしゃべり好きのおじさんよりも、親身に話を聞いてくれる人に安心感を感じるのも、これらの理由があります。

相手を責める心理がある人も、「その根底に恐怖がある」という事を知るだけで、そのストレスはすでに快方に向かうようになります。


もしも今、あなたの放った言葉によって、相手が悲しむ事が多いのなら、改めて自分の心の状態をチェックしてみてください。

「何にストレスを感じているのか?」
「何に不安や恐怖を感じているのか?」

それを明確にする事が、もっと自由で、もっと愛を感じながら過ごす人生への第一歩になるはずです。

あなたの人生が”人を責める必要のない良い人生”であることを心より願っています。

今日も素敵な人生をお過ごしください。


鈴木天尋


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