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真のブラック企業と、偽ブラック企業の見分け方

お久しぶりです、転職とハイボールです。
私の会社ってブラックなの?どうなの?環境を変えるべき?と分からなくなっている方向けの記事です。

これから紹介するポイントをご覧いただき、あなたの勤め先がブラックなのか。それとも実はそうではなかったのか。
客観的に分析して、異動、転職、離職など環境を変えるかどうか判断材料にご活用くださいませ。文末では、もし転職を選んだ場合に使えるような、「面接でのブラック企業の見抜き方」も記載しております。

注)この記事は私の所感によるものです。世間のブラック企業、の定義とは異なります。

真のブラック企業とは?(簡単な見分け方)

要領の良い人なら、メリハリを付けて働くことが出来る。
神経の図太い人なら、休暇を取ることが出来る。
子供がいるなら、早く帰宅できる。
評価が下がっても良いなら、定時で帰っても良い。
仕事の出来る人なら、上司に意見を言える。

という何かしらの枕詞がつくとブラック!


こんな人は、自分の会社がブラックかどうか自覚しずらい

・新卒1~2年目
→比較対象が無いので、ブラックかどうか判断しずらい

・新卒以降、長年生え抜きでその会社のカルチャーしか知らない

・会社外のコミュニティに社畜が多い。
→(補足)別の会社で勤める友人と話しているときに、「え!そんなに簡単に休暇って取得できるの?」と自分の会社のブラックさに気付くことが出来る場合があります。ただ、社外の友達も真ブラックに勤めていると、「あーやっぱ皆そんなものなんだな!」と自覚するチャンスを失います笑

真のブラック企業について、もっと詳しく解説します

真のブラック企業とは、自分の力ではどうにもならない、環境を変えることの出来ない企業を指します。

お。。終わらん。。。


≪商材≫
そもそも商材が社会にとって良いものだと自分が思えない、悪と言わなくとも価値が低い。したがって、無理して売り込む必要がある

≪勤怠≫
出勤退勤の管理に抜け道が多い。自動的に入出、退出、PCの電源On/Offなどできない。自分でタイムカードを切る・自分で申請するタイプであることが多い。
※自分でタイムカードを切るからブラック!という訳ではありません、ホワイト企業も多くあります。
ブラック企業は人為的な勤怠管理傾向が高いということです。

≪休暇取得≫
休暇申請のフローについて、故意に難易度が高いのでは?(笑)と疑うレベルに複雑、申請しずらい

≪経費申請≫
経費申請のフローについて、故意に難易度が高いのでは?(笑)と疑うレベルに複雑、申請しずらい

≪業務の傾向≫
・例えばお盆に問い合わせが多くなる、客が多くような職種であるのにも関わらず、「お盆は休むこと」と指令があり、結果的に自らサービス残業しなければ業務が回らならなくなる。
・参加必須の打合せが日中に詰め込まれ、物理的に自分の作業時間を確保できないため、定時後に取り掛かることになる
・休暇日に勉強会や展示会等への参加が義務で発生し、振替休日が付与されない、付与されたとしても使うことが非常にためらわれる

いっそがしい~

≪業務量の調整≫
自分のキャパを超えていて。。と相談したとしても、
取り合ってもらえない、もしくは対応してくれたものの2・3日と持続しない

≪従業員のマインド≫
ある意味ものすごく団結していることがある。
同じような考え方の人の集まりである傾向がある。

例)
従業員はみな家族なんだ!と多くの人が思っている。
会社なんて明日滅べばいいのに!と多くの人が思っている。

※私は多種多様な考え方を否定しません。上記の考え方も否定しません。ただ、真のブラック企業は様々な辛苦に耐えた、サバイバー(生き残り)が会社を形成していることもあります。同じような考えの人でないと、生き残れないという場合があるため、このような傾向を挙げさせていただきました

≪失敗した際の上司の対応≫
自分で考えてみろ!と言われ、自分で考えた結果を話したとしても「そんなんで解決できると思っているのか!」「考え直してみろ!」と言われたり、暴言を吐かれたり、解決後もその失敗を引きずられる

≪残業≫
・残業代が出ない
・定時後に、当たり前のように打合せが設定される。
・定時後の連絡に対して(繁忙期や緊急時以外でなくとも)返事をしないと叱責を受ける
残業の内容によって給与が出るか出ないか決まる。(残業して真面目に仕事したもののノルマ達成には繋がらなかった場合は残業代ナシ!経費精算や、アポ報告の記載など、ノルマには直接繋がらない事務作業の場合、残業代ナシ!など)

≪ノルマへのコミット≫
・ノルマ未達の場合は身銭をきる、自分のプライベートな知人にも売らされる
・ノルマ未達が続くと、「取り返さないと!」と仕事が無限に蓄積していく

≪ダメ出しの矛先≫
人間性、パーソナリティへのダメ出しをするようなら、ブラック説が強いです。

偽ブラック企業とは?

私が独断と偏見で考えたもので恐縮ですが、偽ブラック企業とは「一見ブラック企業に見えるが、自分の力で何とか環境を変えられる企業」を指します。

本記事では同意語として「なんちゃってブラック」とも呼びます。

なんちゃってブラック!

なんちゃってブラック企業について、もっと詳しく解説します

≪商材≫
自分でも良いサービスではあるなーと思える

≪勤怠≫
・PCのON/OFFが勤怠管理に自動で連携されている
・カードキーなどで入出、退出した際の時間が自動で記録されている

≪休暇取得≫
・休暇を取得した際はしっかり代理の人が対応してくれる
・休暇を取る理由を言う必要がない

≪業務の傾向≫
通常業務の他に、休暇日に勉強会や展示会等への参加が義務で発生することもある。ただ、出席は任意であったり、出席した場合の交通費、残業代、振替休日を貰うことが出来る

≪業務量の調整≫
上司に勇気を出して、論理的かつ客観的に、現状の業務量がキャパを超えていること等伝えると、明日からでも改善傾向となる。それが最初の1週間のみ、とならずその後も1か月以上持続する。

また、改善する際に従業員側に不利益が無い。(「もうあなたには仕事を回さない」と言われ業務量が減り、早く帰宅できるようになった・・・等アウト。)

あ~安心

≪従業員のマインド≫
考え方に多様性がある。もしくはその人を形成する特徴にも多様性がある。(性別、年齢、国籍、など)

≪失敗した際の上司の対応≫
注意を受けるが、その後の解決策を一緒に考えてくれる。言い方が冷たいかもしれないが、どうしようもない時は仕事を巻き取ってくれる。Aさんのほかにも、同じようなミスをする人がいるかもしれないから、根本的にはどうしたら良いか、一緒に考えよう!と協力してくれる

≪残業≫
残業が多くとも、残業した分の給料が出る。
どんな内容の残業でも給与が出る(ゲームしてました!などサボっている場合は論外ですが、頑張ったけどアポ1件も取れなかった。。。という場合でも残業は残業であるため、しっかりと支払われます

※注意!※
定時後に、繁忙期や緊急時であれば連絡がつくようにしておく必要があることもあります。例えば緊急性の高いことに関して、定時1分前に上司にチャットで質問を送り、定時だからPCをオフにしました!となれば、どんな上司でも良い気分はしないでしょう。また、どうしても夜遅くに打合せが入ってしまう場合もあります。その際にどこかで埋め合わせが出来れば、「なんちゃってブラック」。なんなら「ホワイト」と言えるでしょう。

貰った残業代は何に使おうかな~

≪残業への考え方≫
残業する人はするし、残業しない人はしない。

「ブラック」であれば9割の社員が、定時後も働く。
「超ホワイト」であれば、定時にPCが自動的にOFF。社用スマホから仕事することも物理的に不可能。私用PCから仕事することも不可能。

「偽ブラック」であれば、残業する人はするし、残業しない人はしない。子供がいるから、趣味があるから。用事があるから、もしくは理由が無くとも、定時後は基本的に仕事しない。このように、あなたの周りに残業しない人は複数いらっしゃいますか?その人たちにハンデ、不利益が見受けられない場合、あなたの企業はなんちゃってブラックかも

≪ノルマへのコミット≫
ノルマ未達の場合、「来週は取り返せ!今週結果に繋がらなかった分、来週はいつもより多く数こなせ!」と言われるかもしれません。ただ、再来週に上司が未達の件を引きずっていないなら、大丈夫。真のブラックではありません。企業も利益のために動いているので、ノルマが満たせない場合に多少注意されるのは、どの企業でもあります。

再来週になっても「今までの負債を取り返せ!」「2週間前の未達だった部分を取り返せ!」と言われるなら、「真のブラック」説濃厚です。そのようなことを言われてもキリが無い。今週も未達、次週も未達、その次も。。という人が今までの未達分を取り返すのは、今までのやり方では難しいでしょう。上司が適切なアドバイスをしてくれ、仕事のやり方が改善する等、あればいいですが、もし無いなら一発逆転の手(不正、グレーなやり方)で道を踏み外す人もいるかもしれません。。。

≪ダメ出しの矛先≫
仕事のやり方へのダメ出しに留まっている。その人自身を否定するようなことは何も言われない。

さて、あなたの企業は真のブラック企業でしたか?

ここまで読むと、「偽ブラック企業って普通に良い企業じゃん!」とか、「私の企業ってとんでもないブラック企業だと思っていたけど、真のブラックではなかった。なんちゃってブラックの方だったんだな」「うわ!まさかとが思っていたけど、僕の企業は真のブラック企業だったのか。。」など発見があったかもしれません。

真のブラック企業では無かった場合、チャンスです!あなたの勇気とアクションで、自分の環境を過ごしやすいものに変えていけます。上司にまずは相談をしてみてください。あっけなく好転し、「なーんだ、もっと早く相談すれば良かった!」となるかもしれません。

どんな企業に入社しても、ブラックな環境にしてしまう人がいる

自分では断れないんだから、もう勘弁してくれ~

あまりにも周りに気を配るタイプだと、思いこみで下記のような行動にひた走る場合もあります

・この前休んじゃったし、今月は無理してでも頑張らないと、、
・この前のミスで気まずいから、このタスクは多少無茶ぶりだけど、なんとかこなさなければ。。
・代理対応もしてくれると言っているけど、気になるから休日も念のため会社用PCとスマホはチェックしておこう。。
・まだ仕事が出来ないダメダメな私だから、休むのは気が引けるな。。。
・誕生日に仕事してボロクソ言われてる俺って。。泣 本当は休みたいのに、言いづらくて休めなかったんだよな。。

~しなければならない、という言葉を言いがちだと、環境を変えたところで、自ら職環境を黒く染めてしまう方もいます。私もこのようなマインドだったことがあり、上司に「○○さんって生きづらそうだよね」と言われてトドメを食らったこともあります笑 私は紆余曲折した結果、自分の性格を変えるというよりも一緒に付き合っていく、コントロールする!ということに決めて、様々な本を読み、今では多少生きやすくなりました!

うちの会社、ブラックかも。。と思った場合はどうしたら良い?

1.自分の思い込みでブラックにしていないか、確証を取りに行く

今まで気を回して自己選択していたブラック行動を一旦辞めてみてください。振替休日を取ると業務が回らなさそうだから、振替休日は取らないようにしていた。という人は、今後必ず振替休日を取るようにしてみてください。そこで上司など周りの人に何も言われなければ「なーんだ!自分が気にしていただけか」となります。何か言われるようになるなら、やっぱり思い込みでなく、真のブラックだったのか。。と自覚できるようになってきます。

貴方の職場はブラック?偽ブラック?

2.試した結果ブラックであれば、異動、転職、離職、など環境を変える

特定の部署だけ、ブラックな場合があります。他部署の方と話してみて、もし興味のある部署があれば異動も選択肢の一つだと思います。

(転職するなら)真のブラック企業に入社しないための、面接での見極めポイント

面接の逆質問の中に、真面目な質問に混ぜて、待遇面をいろいろ聞き出してみてください。下記4つなど、聞けるとGoodです。

子供がいる人は早く帰っていますね。など枕詞がつくかどうか
・所属予定の部署に多様性はあるのか(国籍、年齢、性別、などなど)
・勤怠、休暇の申請方法(うまいこと質問してください笑。)
・部下がミスした際にはどんな対応をするのか?(うまいこと質問してください笑。)

最後に

この記事が、今の環境のまま頑張るか、今の環境を変えるか、今の環境から抜け出すか、、、判断材料の一つになれば良いなと思います。
転職もありかも。という場合は相談に乗ることも可能ですので、その際はコメントくださいませ。

お気軽にどうぞ!

それでは、また次回の記事でもお願いします!長い文章でしたがお読みいただきありがとうございました。素敵な一日になりますように!

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