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アイチャク障害 怖れ回避型 パニック障害 7
小学校の国語で詩を書くという授業があった。
先生が皆の詩をプリントにまとめた。
ママが帰ってくる
僕は屋根裏で透明になる
同級生の男の子の詩がとても気に入った。
本人にもそのことを伝えた。「今日遊ぼうよ。」その子が誘ってくれた。たまたま習い事がなかったわたしはその子のマンションにお邪魔した。
2部屋とロフトがついているおしゃれな部屋。
「あの詩。本当のこと書いただけ。おれんち母子家庭で、マ
アイチャク障害 怖れ回避型 パニック障害6
家が建ち、新しい家具や家電がそろった。へんてこなシャンデリア、階段にはステンドガラス、ロッキングチェアーとあの人らしい安っぽい家。子ども部屋の家具も全部あの人が決めた。
父はますます家にいることがすくなくなった。工務店のおじさんは昼にはチャイムも鳴らさず家に出入りするようになった。
その年のクリスマス。半ば親気取りのおじさんは夕方クリスマスプレゼントを買いに行こうとわたしを連れ出した。わたしは別に
アイチャク障害 怖れ回避型 パニック障害5
父はあの人の親の遺産で家を建てるということが嫌だったわけではない。意図せず手にはいった小金で浮足だっているあの人。一切相談もせず「大工さんには相談してるだけ。」などと見え透いた嘘をつかれるのが腹ただしかったらしい。
ボーリングに行く頻度が増した。「ボーリングに行く」と言って出るのであの人に迎えに行って来いとよく命じられた。迎えに行くといつも同じ女性が父の隣にいた。
あの人の本領発揮だ。大工さんにし
アイチャク障害 怖れ回避型 パニック障害4
話が変わるが父は娘が言うのも厚かましいが雰囲気のある人だった。ある日同僚に誘われボーリングへ。そこの専属女子プロボーラー。父に一目惚れしたそうだ。なまえ名前をもじって「むーさん。むーささん。」と猛アプローチ。父も男性ななので悪い気はしない。それに加えてポーリングにはまった。
一方あの人は早速近所の工務店に相談に出向いた。先方は家できちんとした話し合いが持たれていないことなど知る由もない。顧客だ。あ
アイチャク障害 怖れ回避型 パニック障害3
愛着障害とは本来子どもに対して診断されるらしい。それはそうだ。愛着。「親からの惜しみない愛」なのだから。親からの惜しみない愛情が欲しい訳でもない。父は亡くなっているし、母との接し方もわきまえている。ほんの少しの隙間をみつけたら最後、自遊自在に姿をかえ情に訴え入り込んで来る。誰かが亡くなったことさえに心をよせるでもなくこちらを意のままに操れる絶好のチャンスになる。それがあの人。
あの人は独特の価値観
アイチャク障害 怖れ回避型 パニック障害2
自分で自分を追い込む。「そんなこともできないの?でかきるはず。」
努力したりつまづいている姿は人に見られたくない。恥ずかしかいからでなく人に気を使わせるのが申し訳けない。
あれをしないと。思ったさきからきっちりと
終わらせなければスタート地点に立つことが出来ない。
いつも何かに追われている。早く完璧に。
水中で足をバタバタとさせて。見られない足をバタバタと。もがいてもがいて。
つぎ、つぎ、つ
アイチャクショウガイ 怖れ回避型 パニックショウガイ
アイチャクショウガイ 怖れ回避型
パニックショウガイ
苦しい時もあるけれどこの障害となづけられたものは紛れもなくわたしの大切な一部もしくは私自身そのものである。
パニック性という呼び名にこだわるといった気持ちもない。障害。日常生活に支障をきたしているし。
もし立ち止まっていたり苦しんでいたり、愛している人の行動や気持ちがわからず離れたくないのに「別れ」という選択を考えている人に
こういった「背景