のぶ助

1人のアマ将棋指しとして、最近の将棋界について思ったことを書き連ねて行きます。 ウォー…

のぶ助

1人のアマ将棋指しとして、最近の将棋界について思ったことを書き連ねて行きます。 ウォーズ、24で六段。四間党。 ノーマル四間飛車の序中盤の研究も今回予定です。(需要があれば) フォロバやスキ返はしませんのでよろしくお願いします🙇

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  • 初段になるための次の一手講座【完全無料】

    級位者の方が最速で初段になるための次の一手問題を出していきます。 寄せ、捌き、凌ぎの適切な感覚をつけたい方は是非。

記事一覧

ノーマル四間飛車で太刀打ちできない戦法はない

近年、ノーマル四間飛車党が減少傾向にある。 理由は主に、居飛車側の有力な対策が多いからだと思われる。 筆頭候補の居飛車穴熊に加え、右四間飛車、棒銀、45歩早仕掛け、…

のぶ助
7か月前
1

プロ「ペシッ」評価値「その手、ダメww」視聴者「あーあ間違えた」←これ

2chみたいなタイトルですみません。 誤解を恐れずに言うと、私は最近の将棋中継が好きじゃないです。 いや、好きじゃないに誤解も何もないんですが、1つ言えることは、…

のぶ助
7か月前
5

角成らずはマナー違反か?

この将棋界隈でたまに話題になるのが、ネット将棋での角成らずである。 たとえば、初手▲76歩△34歩に▲22角不成 ということだ。 あえて角を成らないというこの行為は、 …

のぶ助
7か月前
2

"筋の良さ"で手を評価するのはナンセンス

将棋でよく、 「あの人は筋が良い」 「この手は筋良いねー」とか 逆に 「この手は筋悪だな」 という風に、将棋には筋の良し悪しというものがある。 これを言語化するのは…

のぶ助
7か月前
1

初段になるための次の一手講座③【難易度★★★】

いつも俗手ばかり取り上げている私だが、今回は派手な次の一手を出してみる。 四間飛車vs急戦の終盤である。 現状は捌きに成功し少しこちらが良い。 ▲73歩成や飛車を打…

のぶ助
7か月前

電車の広告の価値がなくなってきている

最近、地下鉄の壁に貼ってある広告の数が減った気がする。 もう4.5年前は割と広告があったんだが、最近は空白や、広告募集の広告が多い。 これは恐らく、スマホのせいだろ…

のぶ助
7か月前

将棋ウォーズ初段になるための次の一手講座②【急所を突く攻め】

今回は、次の一手を一問というよりは、どうやって攻めを切らさずに繋いでいくか、その流れを次の一手形式で出したいと思います。 今回は、相手の急所を突き攻めを成功させ…

のぶ助
7か月前
3

初段になるための次の一手講座①【難易度★】

今回から級位者の方が初段になるための次の一手講座というのをやっていきます。 次の一手と言っても本に出るような派手な手ではなく、実戦によく現れる俗手の筋を身に着け…

のぶ助
7か月前

ソフト指しに関する意味が分かると笑えるお話

AIの普及と共にネット将棋で蔓延しているソフト指し。 今回は、将棋ウォーズでのソフト指しに関してちょっと笑える話をお伝えしたいと思う。 対局中、「…あれ、この相手…

のぶ助
7か月前

ウォーズ八段と2戦して思ったこと

一昨日、将棋ウォーズの3分切れ負けで八段と2連戦した。 一戦目と二戦目は違うユーザーだが、どちらも自力(おそらく)の3切れ最強クラスである。 対局して思ったのが、やは…

のぶ助
7か月前
1

プロの将棋がAIの代理戦争と化している件

「今のプロの将棋って暗記ゲーだよね」 こういうことを言うと、必ずと言っていいほど 「いや、将棋は暗記ゲーじゃねーよ。実力ないと暗記しても勝てねーだろ」 みたいな声…

のぶ助
7か月前
2

テスト

テスト  これから将棋界について思ったことを書き連ねて行きます。

のぶ助
7か月前

ノーマル四間飛車で太刀打ちできない戦法はない

近年、ノーマル四間飛車党が減少傾向にある。
理由は主に、居飛車側の有力な対策が多いからだと思われる。
筆頭候補の居飛車穴熊に加え、右四間飛車、棒銀、45歩早仕掛け、ミレニアム囲い、へなちょこ急戦、ポンポン桂etc…
挙げればキリがない。

特に級位者の頃だと右四間飛車の暴力を喰らうことが多いと思う。

ただ、せっかく四間飛車が好きなのに、評価値が悪いからとか勝ちにくいからという理由でやめてしまうの

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プロ「ペシッ」評価値「その手、ダメww」視聴者「あーあ間違えた」←これ

2chみたいなタイトルですみません。

誤解を恐れずに言うと、私は最近の将棋中継が好きじゃないです。

いや、好きじゃないに誤解も何もないんですが、1つ言えることは、昔の将棋中継は好きでした。

NHK杯にしてもニコニコの中継にしても、昔はよく見てました。

今と昔、何が変わったのか?
明らかに大きく変わったことがあります。

それは評価値と最善手の表示です。

常に画面には形勢グラフとその局面の

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角成らずはマナー違反か?

この将棋界隈でたまに話題になるのが、ネット将棋での角成らずである。

たとえば、初手▲76歩△34歩に▲22角不成
ということだ。

あえて角を成らないというこの行為は、
舐めたプレイいわゆる"舐めプ"と言われ相手の苛立ちを誘う。

だが、一定数角不成を擁護する人達もいる。
別に角不成でもなんとも思わん、と。
それは反則でもなんでもないし、プレイヤーの自由であって責められるのはおかしい、というのが

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"筋の良さ"で手を評価するのはナンセンス

将棋でよく、
「あの人は筋が良い」
「この手は筋良いねー」とか
逆に
「この手は筋悪だな」
という風に、将棋には筋の良し悪しというものがある。

これを言語化するのは難しい。
一般的に言えば、駒を効率よく使えるか、ということだろうか?

歩だけで相手の陣形を見出したり、駒の連結が良かったり。

一般的には筋が良い手は「いい手」であることが多い。
だが、筋悪だけどいい手、ということも、稀によくある。

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初段になるための次の一手講座③【難易度★★★】

いつも俗手ばかり取り上げている私だが、今回は派手な次の一手を出してみる。

四間飛車vs急戦の終盤である。
現状は捌きに成功し少しこちらが良い。

▲73歩成や飛車を打つ手もあるが、それよりも遥かに鋭い手がある。
かなり難しいですが、良ければ考えてみてください。

正解は……

▲33香!とここに打つ手がある。

金銀玉桂4つの駒で取れるのだが、思いのほかどれで取っても向こうに都合が悪いのだ。

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電車の広告の価値がなくなってきている

最近、地下鉄の壁に貼ってある広告の数が減った気がする。
もう4.5年前は割と広告があったんだが、最近は空白や、広告募集の広告が多い。

これは恐らく、スマホのせいだろう。

スマホが普及していなかった時は、地下鉄に乗っている時は周りを見渡すか本を読むくらいしかなかった。
人の顔をジロジロ見るのも良くないので、つい広告に目が言ってしまう。
当時はそういう仕組みで広告もある程度の効果があったのだと思わ

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将棋ウォーズ初段になるための次の一手講座②【急所を突く攻め】

将棋ウォーズ初段になるための次の一手講座②【急所を突く攻め】

今回は、次の一手を一問というよりは、どうやって攻めを切らさずに繋いでいくか、その流れを次の一手形式で出したいと思います。

今回は、相手の急所を突き攻めを成功させる例です。
自分から動いて攻めを成功させる流れとして考えていただけると幸いです。

まずは以下の図

さて、相手は抑え込みに来ていますが、スペースが多く隙が多い形です。
まずはどこから攻めますか?一手。

正解は…

▲75歩と、桂頭を攻

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初段になるための次の一手講座①【難易度★】

初段になるための次の一手講座①【難易度★】

今回から級位者の方が初段になるための次の一手講座というのをやっていきます。

次の一手と言っても本に出るような派手な手ではなく、実戦によく現れる俗手の筋を身に着けてほしいと思っています。
 
では、早速一問目。

この局面、どう指しますか。
相手の89馬は45の桂馬を取ろうという狙いです。

チクタクチクタク………

正解は………

4ニ金と、張り付く手になります。
45馬と取られてもまだ先手陣は

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ソフト指しに関する意味が分かると笑えるお話

ソフト指しに関する意味が分かると笑えるお話

AIの普及と共にネット将棋で蔓延しているソフト指し。
今回は、将棋ウォーズでのソフト指しに関してちょっと笑える話をお伝えしたいと思う。

対局中、「…あれ、この相手怪しくないか?」って思うことがある。
序盤のうちは指し手では判断できないのだが、時間の使い方がおかしかったりする。

ソフト指しの中でも賢い(笑)ソフト指しや百戦錬磨のソフト指しは、疑われないように序盤はパッパ指して難しい局面で時間を使

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ウォーズ八段と2戦して思ったこと

ウォーズ八段と2戦して思ったこと

一昨日、将棋ウォーズの3分切れ負けで八段と2連戦した。
一戦目と二戦目は違うユーザーだが、どちらも自力(おそらく)の3切れ最強クラスである。

対局して思ったのが、やはり八段は違うなということ。
彼らはとにかく早見えで早指しである上に、その手にも隙が全くない。

そして、とにかく序盤が強い。

私は常に四間飛車を指しているので居飛車側の対策という対策は大体経験してきた。 
何をされても「あ〜それね

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プロの将棋がAIの代理戦争と化している件

プロの将棋がAIの代理戦争と化している件

「今のプロの将棋って暗記ゲーだよね」
こういうことを言うと、必ずと言っていいほど
「いや、将棋は暗記ゲーじゃねーよ。実力ないと暗記しても勝てねーだろ」
みたいな声が四方八方から飛んでくる。

それはそうだ。
だがそういう話はしてない。
プロは人間の限界まで棋力を高めている集団であり、ほとんどが最低限の「暗記ではない」実力を備えている。
だから、序盤で差を付けられると、よっぽど相手がミスをしない限り

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テスト

テスト 
これから将棋界について思ったことを書き連ねて行きます。