親を待ち 身動きもせず つば黒目 苗植えて 腰おろす畦 雨近し 屋根超えて 茂れる山法師 花見えじ 水入し 泥田に集う 燕鴉 用水路に 毒々しき 紅卵 水引きて…
「昼は吉井橋に行くか。」 入社当日の昼休み、その日初めて顔を合わせた会社の先輩に昼食を誘われた。 言われるままに車に乗せられ10分ほど走って到着した先は、本当…
父母に 虐げられし この児らの 腕の青あざ 撫ぜるは哀し 遊んでと 言った子を 押し退けて 僕も僕もと 取り合う子淋し …
季語も関係なく、十七文字や三十一文字に拘らず 思いのままにつぶやいたものです 最初にクイズを 次の句に「生物」は何匹いるでしょう? 「メジロ来て 最後に残る 柿つ…
月乃と鈴音
2024年6月25日 20:14
親を待ち 身動きもせず つば黒目苗植えて 腰おろす畦 雨近し屋根超えて 茂れる山法師 花見えじ水入し 泥田に集う 燕鴉用水路に 毒々しき 紅卵水引きて 苗の間に 山映る耕運機止め 見渡す畠に 燕飛ぶ鮮やかに 増えし紅卵 用水路塀に烏 逃げずに鳴く 子がいるか一匹を 追いて群れ飛ぶ 紋白蝶アスファルト 干からびたミミズ 蟻も来ず道迷い 景色違うと 句も浮
2024年5月12日 17:11
「昼は吉井橋に行くか。」 入社当日の昼休み、その日初めて顔を合わせた会社の先輩に昼食を誘われた。 言われるままに車に乗せられ10分ほど走って到着した先は、本当に橋だった。その橋につながる道には土手に降りられる場所があり、桜が数本植えられている。先輩は一本の桜の木の下に駐車した。ドアを開けるとちょうど風がサッと吹いた。目の前がピンクになる。ソメイヨシノから花びらが舞い散ったのだ。 一面の
2024年5月12日 14:12
父母に 虐げられし この児らの 腕の青あざ 撫ぜるは哀し遊んでと 言った子を 押し退けて 僕も僕もと 取り合う子淋し何人が 母へ差し伸べる 救いの手 それさえあれば 子らが救われるただ君の 肌に触れたく 思うだけ 言葉に出せず 紙に書き留める何がしたいか 何を成せるか 何を求められるのか 還暦すぎても 答え見出せず似たる人の 笑
2024年4月19日 15:59
季語も関係なく、十七文字や三十一文字に拘らず思いのままにつぶやいたものです最初にクイズを次の句に「生物」は何匹いるでしょう?「メジロ来て 最後に残る 柿つつき」答えは下へスクロール白菜の 収穫後に 黄の絨毯風やみて 麦天を指し 紋白舞う近くとも 紋白麦に集い 紋黄は茄子に 初盆に 笑顔遺りし スマホ伏せ君笑う 7年前の画像ありあちらにも こちらでも匂う 金木犀秋空に