【山の心得】~音出作業編~
こんにちは!!ミズです!
夏も終わって秋・・・と思っていたら、全国各地で30度超え、35度超えの猛暑が続いていますね。
今年の4月~5月頃、こんな言葉がよく聞かれました。
「春がなくなって、夏・秋・冬の三季になったんじゃないか?」と。
どうやら、秋もなくなってしまい、「二季」になったかもしれません。
せっかく四季折々の風景や体験を楽しめる日本なのに、二季になるのは非常に寂しいですよね。服装選びは楽かな?
とはいえ、やはり季節は少しずつ秋に近づいているはず。
秋を感じる瞬間、皆さんもいくつかあるのではないでしょうか?
日が短くなったと感じた時
木々の葉が色づき始めた時
コオロギの鳴き声を聞いた時
栗やサツマイモなど、秋の味覚を見た時
秋ならではのお祭りに参加した時
秋を感じるイベントや瞬間は、いろいろありますよね。
ただ、本当に秋が短く、このまま冬に突入してしまうと服装に困ってしまいそうです。そろそろ冬服の準備を始めるべきかもしれません。
特に僕は、名古屋から岐阜に引っ越して「初めての冬」がやってきますので、早めの防寒対策を心がけたいところです。
標高も、元々5m程度から現在530m程度の山の中腹に引っ越したので、気温も違ってきます。
100m上がるごとに約0.6度気温が下がると言われているので、単純計算で3度以上は下がることに。
夏は比較的涼しくて過ごしやすかったですが、冬は極寒になりそうです。
そして、秋といえばシルバーウィークですよね!
そろそろシルバーウィークの3連休の予定も決めておきたいところです。
【山の心得㊲】~音出作業編~
という事で「音出し作業」とはなんだ?と思われるかもしれません。
登山は大自然を相手にするスポーツ。つまり、野生動物に遭遇する確率がグッと上がるアクティビティなのです。人間が動物のいる場所にお邪魔する行動です。
そんな中、野生動物に自分の存在を知らせる方法が「音出し」です。登山は音出し無しでは危険を伴います。
今回は動物よけ鈴の必要性とその他、音出しの方法などに関して記事にしたいと思います。
鈴は必要?~必要性・効果・そして音出しの工夫とは?~
野生動物よけの鈴、その必要性とは?
登山やハイキングで自然の中に身を置くと、時折、野生動物との遭遇を心配することがあります。
日本の山々にはクマをはじめ、シカやイノシシ、サルなど、さまざまな野生動物が生息しています。
こうした動物たちは、通常、人間を避ける習性がありますが、不意に遭遇してしまうとトラブルに発展する可能性もあります。
そんなときに頼りになるのが「野生動物よけの鈴」です。
よく知られる「クマよけの鈴」も、その名の通りクマに有効ですが、実はクマだけでなく、他の野生動物に対しても効果があります。
鈴の音を聞いた動物たちは、人間の存在を察知し、その場から離れることが多いため、遭遇リスクを減らすことができるのです。
山中では音を発して自分の存在を知らせることで、動物たちが驚いて人間に近づかないようにするのが重要です。
視界の悪い森林や茂みの中では、音を出すことが特に効果的です。
野生動物よけの鈴の効果
では、実際に野生動物よけの鈴はどのように機能し、どの程度効果があるのでしょうか?
鈴の音は高音域に属し、動物たちにとっては非常に聞き取りやすい音です。
クマだけでなく、シカやイノシシ、サルなども鈴の音を聞くことで人間の存在に気付き、自然と避ける行動をとることが多いです。
特に登山者が静かに歩いていると、動物たちはこちらに気づかず接近してしまうことがあるため、音を出しておくことは重要です。
ただし、鈴の音だけでは注意が足りない場合もあります。
風が強かったり、川沿いの道で音がかき消されてしまうような状況では、鈴の効果が十分に発揮されないことも。
そうしたときは、他の対策を組み合わせることでリスクを低減できます。
鈴以外の「音出し」対策で野生動物を避ける
鈴は非常に便利で多くの動物に効果がありますが、さらに安心のために他の音出し方法も検討してみましょう。
登山中の音を使った野生動物回避策には、次のような手段があります
・会話をする
➡同行者がいる場合、会話が野生動物よけとして有効です。
動物たちは人間の声に敏感で、特にクマやイノシシなどは、人間の存在を早期に察知するとその場から離れることが多いです。
・ラジオや音楽を流す
➡ラジオや音楽を登山中に鳴らすのも一つの方法です。
自然の静けさを楽しむために音を出したくないという人もいるかもしれませんが、野生動物との遭遇を避けるためには有効です。
特に風が強い日や、鈴の音がかき消されがちな環境では役立ちます。
・ポールや枝で音を出す。
➡トレッキングポールや落ちている枝を使って、地面や岩・藪などを軽く叩いて音を出す方法もあります。
大きな音を出すことで、動物たちに自分の存在を知らせることができます。
野生動物よけの鈴を使う際のポイント
野生動物よけの鈴を最大限に活用するためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。
・常に鳴らしておく
➡鈴の音は一定のリズムで鳴らし続けることが重要です。
動物たちは音の途切れを察知してしまうと、警戒が薄れてしまう可能性があるため、歩いているときも休憩中でも、なるべく鈴を鳴らしておくようにしましょう。
・複数の音を使う
➡鈴だけではなく、声やラジオなどの音も併用することで、さらに野生動物に追加で対策ができます。
特に複数人での登山の場合は、交代で声を出すなどして、音が途切れないように工夫しましょう。
さて、他の野生動物よけの「音出し」方法は?
さて、ここまでの真面目な対策に加えて、少しユーモアを交えた「音出し」アイデアも紹介してみましょう。
実際にやるかは・・・自己判断でお願いします!
・歌を歌う
➡「山の上でソロライブ!」なんて冗談のようですが、意外と効果ありです。登山道でお気に入りの曲を思い切り歌い上げれば、野生動物はもちろん、人間まで避けてくれるかも!?
僕もたまにやりますが、すれ違いや追い越されの際相手に気づいていないと凄く恥ずかしいです!
・笛を吹く
➡「ピッピッ!」と笛を吹きながら登山するのもありかも?
笛は登山者同士の合図にも使えるし、動物たちも「ん?この音はなんだ?」とびっくりして逃げていくかもしれないです。
ただ、SOSを呼んでいるように思われないように注意が必要になります。。。
・動物の声マネ
➡「オオカミの遠吠え」や「クマの鳴き声」を真似てみる、という上級者向けの方法です。
これなら動物たちは「え、まさか敵か!?」と勘違いして、こちらに近づかない・・・かも?逆にうますぎると引き寄せる可能性もあるかも?
近くに人がいる場合は、あなたが野生動物だと勘違いされないよう注意が必要です。人間だとうますぎると逃げていきますね。
・ポールでドラムセッション!
➡トレッキングポールを使ってリズムを刻む。
自然の中でちょっとしたドラムセッションを楽しみながら、野生動物に自分の存在を知らせるのもありかもしれません!
まとめると
野生動物よけの鈴は、登山中の安全を守るためのシンプルで効果的な道具です。クマをはじめ、イノシシやシカ、サルなど、さまざまな野生動物に対して音で自分の存在を知らせることは、思わぬ遭遇を避けるための有効な手段です。
また、地方遠征に行った際、比較的簡単にご当地の鈴が手に入ってお土産に出来るのも良いです。
ただし、鈴を忘れてしまった場合は、声やラジオ、ポールを使ったリズム音など、さまざまな「音出し」方法を組み合わせることで、より安全な登山を楽しむことができます。ただし、周りの方々への配慮も座れないように注意。
そして、時にはソロライブなどのユーモアを交えながら、楽しく安全対策をしてみてはいかがでしょうか?聞かれても段々と慣れてきますよ!笑
秋の美しい山々で、野生動物との適切な距離を保ちながら、快適な登山ライフを送りましょう!
おススメのかわいらしい鈴3選!をご紹介して終わります。
・CHUMS(チャムス) クマ除け鈴
CHUMSはアウトドアブランドとして、かわいらしいロゴやデザインが特徴的です。クマよけの鈴も例外ではなく、カラフルでポップなデザインが多くの人に支持されています。シンプルな鈴と異なり、ファッションアイテムとしても楽しめるのが魅力です。見た目だけでなく、クマよけの基本的な機能である「音を出して動物を遠ざける」という役割もしっかり果たします。
ポップで色々な種類の色がありますので、お気に入りのデザイン・色を探してみると良いかも!
・モンベル 熊鈴 トレッキングベル ラウンド モンタベア
メイドインジャパンのモンベルから出ている鈴です。こちらもモンベルのキャラクター「モンタベア」をあしらったデザインとなっており、多くの人に支持されています。品質も高く、持ち運びしやすく、装着も簡単です。
音量が大きく、遠くまでしっかり届くため、山中での安全性が高まります。音質もクリアで聞こえやすいです。
かわいらしいデザインがすれ違いざまや山頂でも会話のネタにも出来そうです。
・マイルート(mai route) 心地いい音色の熊鈴
鈴界では有名なマイルートの動物除け鈴になります。
カロンカロンと中音で鳴る、どこか懐かしく、心地よい音色が特徴のクマ避け用のベルです。金属製の鈴をベルトのマグネットに取り付けるだけで消音でき、人の多い場所でも便利です。
牛革のベルトは使い込むほどに艶感が増し、愛着が増すのも嬉しいポイントです。大切な人へのプレゼントにも最適です。革の色を選べることができ、シンプルなのがとてもスマートです。
可愛いのからシンプルでかっこいい鈴までおススメ3選でした。
という事で今回の【山の心得】は
「山では音出し作業が必要ですよ!」
に関して記事に致しました。
今回も最後までご拝読頂きありがとうございます!
また次回もご拝読頂けると幸いです。!
宜しければスキ頂けると大変励みになりますのでよろしくお願いいたします!
YAMAP定期更新しております。是非ご覧ください!
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