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我思う、故に我あり.3   vol.28「ペットは我が子、扱い考察」

1月2日東京国際(羽田)空港の滑走路で日本航空の旅客機と海上保安庁の
航空機が衝突し、大炎上。旅客機側は1人の死者も出さずに脱出したが、愛猫をなくした人がいることが明るみになりました。

「原則、日本の航空会社では猫や犬などの動物は、受託手荷物とされ、専用
クレートに入れて預けるのがルールです。盲導犬や介助犬以外は貨物室で輸送されます。

もちろん温度や湿度は客室と同じですが、離れた場所であることには変わりありません。昨年からスターフライヤーではペットを客室に同伴できるサービスを開始しましたが、それでも緊急脱出時は機内に残していくことが決まりとなっています。

今回のことでペットの同伴を求める声が高まる一方、アレルギーや恐怖症の
懸念やそもそもペットを連れて回ることへの疑問などから、反対する意見も多数聞かれます。

議論をすることは大切ですが、簡単に答えが出る問題ではなさそうです。

そんな記事がネット上を席巻しておりまして様々な意見交換なのか誹謗中傷が飛び交っていますが、要はペット同伴可能機が登場すればOKなのでしょうか?

当然運賃も一人分として支払う、いわゆる専用機を準備すべきではないか?

その便はペット同伴不可の方は乗らないこと、果たしてそんな便を航空会社
が標準準備出来るか否かわかりませんが、物理的には可能な話です。

でもそれ以前に人とペットが同乗していたとして、ペットは助かったが人は
死んでしまった、どちらか一方しか助けることが出来なかったのでペットを選んだ、は通じる話でしょうか?

そりゃ飼い主の方にとったら我が子同然ですから問題ないのでしょうが?

実の我が子とペットを天秤に掛かったら如何でしょうか、恐らく実の我が子を助ける方が大多数ではないでしょうか?

簡単に割り切ってしまうことは不可能でしょうが、本当に我が子同然ならペットを虐待して死に至らしめたら「殺人罪」同様の罪が課せられるべきではないか?

要はどこまで人と同様に扱うかになります、究極の選択になるのかも知れませんが「ペット=人」ではありませんから、ある線引きは必要ではないかと思います。

だって今世の中は人口減中ですが、恐らくペットの数は減ってはいないのではないでしょうか、命は大切ですが必要以上に特別な扱いをしない方が良いのではないでしょうか?生類憐みの令は発令されない方が良いのでは?

ペットだって決して人間になりたいばかりではないと思います。

ペットの存在が人間を越えていくのが不安であります。

有名芸能人が「ペットをゲージに入れて機内に持ち込めるようにして欲しい」と言われたりしていますが、匂いや毛、鳴き声等、苦手やアレルギーの方もいます。

専用機で座席を設けたとしても有事の際はきっと大多数の方々は人間優先で
避難するのではないかと思いまが、それで宜しいでしょうか?

ペットは助かったけど飼い主は死んでしまったは問題無いですか?

極論の応酬になるかも知れませんが、人とペットの間には線があっても良いと思います、貧困家庭で餓死してしまう人間を他所に、飽食で太りすぎてダイエットに励む犬猫がいるって、チョット違うような気がします。

正誤論に徹するのではなく、色んな角度から検討を加えるべきです。

観方、立場が違うのは当たり前ですから・・・でもこれからも出てくるであろう「ペットは家族の一員」思想が勝手に独り歩きして「人間より貴い存在である!」にシフトして行くことには反対であります、本末転倒にならないよう見守って行きたいと思います。

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