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凡人よ賢者になろう(若者たちへの伝言)vol.2(前編)

転ばぬ先の細い杖!


【既に起こった未来を探せ】(ピーター・F・ドラッカー )前編

知の巨人ドラッカー は、「未来のことは予測できないけれども、
すでに起こってしまった未来を探せ」と教えます。
「未来について言えることは、二つしかなく、第一に未来は分からない、
第二に未来は現在とは違う」(「創造する経営者」)
「すでに起こったこと」を観察すれば、そのもたらす未来が見えてくる。
ドラッカーはそれを「すでに起こった未来」と名づけた。

「すでに起こったこと」が未来に特定の事象として立ち現れるまでには、
一定のリードタイムがあるのが普通だ、典型的なのが人口問題である。
例えば少子高齢化は20年前から分かっていた、20年前の出生者数が
今年の成人式を迎える人数になります。
山に大雨が降ればいずれ麓の川は増水し海に流れて行きます。
「すでに起こった未来は、体系的に見つけることができる」と語っており、
人口構造、知識、他産業・他国・他市場、産業構造、組織内部という5つの領域の変化からそれを見出せるとしています。

1)人口構造:少子超高齢化社会
「人口の変化は、労働力、市場、社会、経済」にとって最も基本となる動きである。
すでに起こった人口の変化は逆転しない。

2)知識:AI、DX、SDGs
SDGs(持続可能な開発目標)も、2016年から2030年
までの国連サミットで採択された国際目標です。
公的機関を筆頭に、大企業から中小零細企業、非営利
団体まで、こぞって目標を掲げています。

企業は、その卓越性の基盤とすべき知識の領域において
こそ、違うものにならなければならないからである。
影響がまだ現れていない知識の変化を見つけなければならない。

【続く】

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