日本語は難しい?使い方間違っていませんか?Vol.11「確信犯(かくしんはん)」
確信犯(読み方は「かくしんはん」)とは、 自分の政治的・宗教的な信念や
道徳に基づいて、正しいと信じて(確信して)なされる犯罪やその行為を行う人のことを意味する言葉です。
やっている本人は悪いことと思ってやってはいないのです。
「法に照らし合わせると犯罪ではあるが、本人は正義であると本気で信じて
やっていること」が確信犯です。
文化庁『国語に関する世論調査』(平成14年、27年)では、約7割もの人が
「確信犯」の意味を間違って使っているという結果が出ています。
確信犯は「悪いことだと知っていながらやった」という意味ではありません。
実際には「信念や道徳に基づいて行われる犯罪・行為。犯罪を行う人のこと」が正しい意味です。
【誤用が広まった理由】
各メディアや媒体で、間違った意味での「確信犯」を使用することが多いため、誤用が一般に広まったと言われています。確信は「固く信じて疑わないこと。また、固い信念」のことをあらわします。
そこにルールを破る意味での「犯」がつくことで、固く信じてルールを犯す、つまり知っていながら悪いことをするという意味にとらえられています。慣用句の中でも「確信犯」は約7割が間違える語ではありますが、誤用が一般化している語でもあります。
正しく理解するには、語源を知って意味を理解することも有効です。間違えやすい慣用句を知って、誤解のない文章を書くために役立てましょう。
どうやらこの言葉も間違った理解をしていました、反省であります。
でも間違いなく一人歩きしているように思います、間違った使用でも市民権を得ていてクレームされることはないのではないでしょうか?
恐ろしいものですが、使っているのは人なので誤用もまた文化では・・・?
世の中には同様の言葉が数多く存在していまして、本来の意味とは違い間違いのほうが流行ってしまっているものも多いですよね。
気を付けて正しく使用するよう、出来たら知っていながらのもオシャレに使い分けることが出来るようになりたいものです。
その為にも日々これ勉強、学習であります、周囲から笑われないように!