見出し画像

天地の事件簿VOL.15「第三者委員会って何者?」

企業においてコンプライアンス上の問題が生じた際に、当該企業が「第三者委員会」を設置して調査することをアナウンスし、その後調査報告書が公表されるものです。

近年は、企業だけでなく、学校におけるいじめ問題やスポーツ競技団体におけるパワハラ問題等においても、第三者委員会が活用されています。

法令によって設置が義務付けられているものではなく、企業や団体が任意に設置しているものであります。

第三者委員会の運営や権限に関しても法令に定めがあるわけではなく、調査等について強制的な権限を持っていません。

常設の組織でもなく、基本的には案件ごとに設置されます。

企業や団体から独立した第三者である専門家に調査してもらうことによって、信頼回復を図るためです。

第三者委員会を設置するかどうかは、
1)企業や団体による対応能力
2)世間の関心・影響
3)企業や団体への信頼等
の事情を考慮して判断されます。

最近何か事件や問題が発生するとよく出て来ますが、要は内部の人間では裁き切れないということを声高に叫んでいるようなものです。

ところが思うのですが、第三者委員会が立ち上がり素晴らしい成果が生まれているかとなれば疑問です、結果適当ウヤムヤで終わっていることが多いのでは?

要は日本人の特質なのか余りの内部情報を公に公表するのが苦手らしい?

情に流されるのか、仲間意識が強いのか分かりませんが、徹底的に物事を深堀して追及するのは苦手なのでしょうか?

それとも凄い成果が出ても余り公表されないのでしょうか?

何にしても変な仲間意識じゃなく「真実はいつも一つ!」と叫んでしっかり
究明していくことって大事です、是非そんな流れが出来るといいですよね?

結構相手のことを誹謗中傷したら相手にせず、いじめ的行為は横行するの、公の場所で丁々発止の激討論会って似合いませんので・・・。

公明正大な世の中になって正直者が馬鹿をみないような世界が構築されて行くことを切に願います!

そして皆がオープンに議論できる場、世の中がそんな方向に進んでくれたらもっと住み易い世の中に進化して行くはずです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?