人類の知恵に学ぼう 日本の宗教「仏教」
仏教はインド発祥の普遍宗教です。インドから中国へ伝わったことで、多くの宗派が生まれ、そのいくつかが日本に伝わってきました。
宗派ごとに多少の違いはありますが、どの宗派も悟りを開くために修行する点は共通しています。
仏教は、仏陀を唯一神として祀る宗教です。悟りを開くことで輪廻転生の輪から抜け出し、極楽浄土へ行けると考えられています。悟りを開くためには、仏陀の教えを学び、厳しい修行を積むことが必要です。
仏教の信仰対象は、仏陀です。仏陀とは、仏教の開祖である釈迦如来を指す
言葉として使われます。仏教の目的は解脱することのため、もともとは信仰対象が存在しませんでした。
しかし、日本に伝わる過程で、ほとんどの宗派が仏陀を信仰するようになっています。
仏教の参拝方法は、数珠を持ちながら合掌する方法です。神道と違い、拍手は行いません。数珠は仏教の作法でのみ用いられる仏具です。数珠には持ち主の厄除け効果があると考えられており、仏と持ち主の縁を示しています。
仏教の祭祀施設はお寺です。神社はご神体を拝見できませんが、お寺では
参拝者でも安置されているご本尊を拝見し、お祈りできます。
お墓は、公営または民営の霊園か、お寺の敷地内に建てられます。
故人は極楽浄土に行って仏になると考えられているため、お寺の境内にも
お墓を建てることが可能です。
お寺のお墓に入る場合、親族は檀家になって、お寺を支援します。
仏教の聖職者は、僧侶と尼です。僧侶とは、仏門に入って修行している人のことを指します。
お寺の運営や管理を行う僧侶の代表は住職、修行を経て一人前になった僧侶は和尚です。また、出家した女性の僧侶を尼と呼びます。
葬儀では、僧侶がお経を唱えて故人を弔います。そして、参列者は棺の前でお焼香することで、故人の冥福を祈ります。線香は仏教特有の道具で、故人が冥土までの道を迷わないように焚くものです。
故人は仏門に入ったとされます。そのため、個人は生前の名前とは別に戒名を授かります。戒名とは、仏弟子になった証として与えられる名前です。故人が出家していない場合でも、彼らが極楽浄土へ行けるようにするために与えられます。
法要は、初七日や四十九日などの法要がいくつかあり、葬儀後に複数回行われます。これらの法要は、儀式を通じて故人の魂を極楽浄土に送るためのものです。
メインに祀られているのは仏様です。そのため、仏壇にはご本尊となる仏像が祀られ、先祖を含めた故人はご本尊の隣、または一段低いところに位牌を置いて祀られます。
神道と仏教の文化が融合している場所もあることから、神道と仏教の特徴を混同している人も多いでしょう。しかし、作法や言い回しを混同することは
マナー違反です。
この記事を参考に、神道と仏教の違いを把握しておきましょう。
https://www.yasiro.co.jp/eitaikuyo/media/archives/6837より
永代供養ナビ (yasiro.co.jp)
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