見出し画像

ハラスメントについて考えるvol.15「セカンド・リストラ・その他」

セカンドハラスメントとは、ハラスメントを受けた人がその被害を周囲に相談したことによって二次被害を受けるハラスメントのことです。

たとえば、「相談内容を勝手に広められてしまう」「相談者側が責められる」「バッシングや嫌がらせを受ける」などの二次被害が該当します。

また、ハラスメントに悩む人に対して、「それぐらい大したことない」「もっとつらい思いをしている人は他にもたくさんいる」などと、傷つけたり精神的に追い込んだりすることもセカンドハラスメントです。


リストラハラスメントとは、リストラ対象者に対して嫌がらせ行為を行ったり、不当な配置転換をしたりして自主退職するまで追い込むハラスメントです。

窓際部署に移動させたり、「無能だからリストラ対象者に選ばれたんだ」などと発言したりする行為が該当します。

また、リストラをほのめかしを相手が断ったからといって、「相手の席を別の場所に移動させる」「他の社員との接触を禁止する」「能力に見合わない単純作業ばかり押しつける」などもリストラハラスメントです。


その他として・・・

テクノロジーハラスメントとは、ITについて詳しくない人や機器の操作が苦手な人に対して嫌がらせをする行為です。

パソコンやインターネットを使用する際に「そんなこともできないのか」
「そんなレベルじゃこれからやっていけない」などと相手を馬鹿にする発言や、「機器の操作を教えない・教育しない」などの行為が該当します。

アルコールハラスメントとは、飲み会などでお酒を飲むことを相手に強要することです。

職場の飲み会で上司が部下に「俺のついだ酒が飲めないのか?」「ソフトドリンクを飲むやつは空気が読めない」などと強要し、飲酒せざるを得なくすることなどが該当します。

職場のハラスメントが深刻な問題として叫ばれる中、厚生労働省は事業者に
対するパワーハラスメント対策を義務化しました。

具体的には、2019年6月に「女性の職業生活における活躍の推進等に関する
法律等の一部を改正する法律」が公布されています。

今や何かあると直ぐに○○ハラスメントだと叫ばれる可能性がありますが、
普通、何時ものことでは?と思っていても受け側の方が不快に感じればそれはハラスメントです、と言われればもう何も言えなくなります。

要は相手の顔色を伺いながら発言しろってことなのでしょうか?

恐ろしく過ごしにくい世の中になってきたではありませんか?

被害者意識も敏感になっているのでしょうが、それだけバイオレンスな世の中になってきている証拠なのかも知れません。

君子危うきに近寄らず・・・とすると引きこもりになってしまうかもですが?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?