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最近の記事

写真集「真綾 Four Seasons 2022 in NIIGATA」

はじめに introduction 何か大切なものを書こうとするとき悩むことが多い。文才のない私がイイタイコト、ツタエタイコトを端的にまとめたうえで、さらに文体を華美に表現するという文章記述能力に乏しいからだ。 写真で表現する世界は撮影に対してあまりその説明たる文を必要としていない。 それは写真そのものが表現の世界であり、写真に添えられるであろうキャプションについては(SNS では重要な意味をもつであろうが)写真そのものや作品群で語るべき世界であって装飾たる文章は必要と

    • 写真か写真でないか

      写真かそうでないかの明確な違いは後処理だと思う。 たとえば『さくらみち』では写真上部に電線が写されている。 明らかにこの作品には必要のない部分なので除きたい箇所。 Photoshopなどのソフトウェアを使えば今の技術では、造作もなく簡単に消すことができるだろう。 でも私は写真として世に出すのなら、 あるもの(あったもの)を消したり、 あるいはないもの(なかったもの)を付け加えるようなことは決してしない。 だってそれが「写真」だもの。 大袈裟かもしれないが、真実を曲げる写真

      • 桜の森の満開の下

        関東では桜が満開だそうですね。 新潟はまだもう少し。 でも来週末にはその季節が来そう。 満開の桜というと私はやはり新潟出身の文豪、坂口安吾の 「桜の森の満開の下」を思い出してしまいます。 (著名なので内容は割愛します) 初めて読んだのは中学生の頃だっただろうか。 それまで美しいものとしか捉えていなくて、あまり思いのなかった桜だけど、安吾の描く「桜の森の満開の下」を読了した時、確実に桜に対する見方が180度変わりました。 いまだ、この季節になるとこの小説を思い出してしまい

        • 月日が経って

          もう過去の話を書くのもなんなのだけど。 私の同僚が心筋梗塞のため51歳で天に召され、昨日通夜に行ってきました。 以前にもお騒がせした通り、私自身2019年の10月に同じ心筋梗塞のため2ヶ月入院し、なんとか命だけは繋がっているものの、まさに同じ病に倒れお見舞いにも何度かきてくださった方が皮肉にも同じ病で召されたことに少しショックを受けました。 こんな目に遭うと命ってどういうものなのか深く考えてしまうようになります。 写真集「再会」をご覧いただけた方はご存知のように、この写真

        写真集「真綾 Four Seasons 2022 in NIIGATA」

          ストリート撮影

          最近の僕の出展する写真が風景を使ったようなロケ写真が多いので勘違いされることが多くなりましたが、僕は基本自然光スタジオ撮が好き。自分でいいな、と思ってる写真も全てその系統だし、フォトコンもこちらでの入選が多いです。 ロケ撮なら圧倒的にストリートが好き。何というのかな、撮りますよーはいチーズ!な感じではなくて、歩いてるモデルさんの自然な姿をオポチュニティに撮る感じ。できれば視点を変えていれば面白いかな。 もっともヒカリの加減で絵も変わるのでそういうのも楽しいですよね。

          ストリート撮影

          冬の狭間に

          1月の終わりから少しばかり暖かい日がつづき、 また春一番がふいたという気象台の発表もあり、 もう新潟にも春が来るのかなあ などと思っていたら やっぱり甘くて 今年一番の寒さに震え上がっています.. 天皇誕生日の祝日 少しばかり仕事があったので職場に向かい、 その帰り道に少しだけ回り道をして 波を撮ってきました。 夏のあの青さも好きだけど、 冬の締まった感じのする海も好きだなあ。 なんというのかな、 清潔感?清涼感? というものを感じますね。 なんと表現したらいいもの

          冬の狭間に

          荒れる波の美しさ

          冬の日本海は荒れます。 とてつもなく荒れます。 ただ写真のこの光景を見たことがある人はご存じだと思うのですが、 波がまさしくコバルトブルーのように美しい表情を見せるようになります。 ホントに綺麗。 注 あちこちで見れる場所があるのですが、砂浜ではこんな色は見れません。 写真は誇大ではなく、ホントにこんな色になります。 撮影中は時も忘れて没頭します。 寒さで震えている自分に気付くまで。 時にはこんな過酷な中でも撮影を愉しむことがあります。 ふつうなら、カメラなんてやって

          荒れる波の美しさ

          始める

          おざなりになっている当ブログなのですが、なんと 再開することにしました!!! ブログを使う理由は ①文章を書く習慣をつけること SNSとかでなくて、きちんと文章を書きたい。さまざまな活動において整理した上で言語化するのは基本です。 ②写真を撮る せっかくスナップ用にとZfcまでも買ったのにまったく日常的に写真を撮ってない。ブログに写真をつければ少しは撮らざるを得なくなるだろう、という考え。 ③感覚を養いたい 秀逸なカメラアイは日常の習慣から作られる。常に物事を見過ごさ

          千竜桜

          こんにちは。天地人です。 noteにも登録していたので記事を書いてみることにしました。 ・ 「千竜桜」 故天野尚氏が何千もの竜が羽ばたく様子に例えて名付けた桜の名称(天野氏の写真集はコチラ)。標高890mもの地に自生しているので花が咲くのもかなり遅く、例年ゴールデンウィーク明けくらい。 私も十年近く撮り続けているのですが、近年は枝折れなどもあって、かつての威容は失われつつある、といえどもまだまだ健在な桜です。 ・ 今年の写真です。 2121.5.9撮影。 ・

          千竜桜

          はじめに

          最初の書き始めということで 自己紹介になるんですかね? 新潟県在住 写真が趣味 名前はどうしたものか、SNSと一致した方がいいのか、実名の方がいいのか。考えてみたのですが、とりあえずseagreenと。 たぶん変えると思います。 ブログもあるのですが、写真について思うことをできるだけ自由に書きたいと考えてnote始めました。 どうぞよろしくお願いします。

          はじめに