千竜桜
こんにちは。天地人です。
noteにも登録していたので記事を書いてみることにしました。
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「千竜桜」
故天野尚氏が何千もの竜が羽ばたく様子に例えて名付けた桜の名称(天野氏の写真集はコチラ)。標高890mもの地に自生しているので花が咲くのもかなり遅く、例年ゴールデンウィーク明けくらい。
私も十年近く撮り続けているのですが、近年は枝折れなどもあって、かつての威容は失われつつある、といえどもまだまだ健在な桜です。
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今年の写真です。
2121.5.9撮影。
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まだまだ3-5分咲きくらいなのですが、上から下まで満開というのはほぼない(去年は6年ぶりの満開)なので、こんなもんでしょうかね。
このあたりは標高の高い場所なので天候変化も大きく、満開になっても2,3日、早いときは1日で花が散ってしまいます。
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これまでの写真も振り返ってみることにします。
2020↓
6年ぶりの満開、だったそうです。3回登りました。雲がかかってる中の雰囲気でも撮りたくて早朝から通った。
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2019↓
この花が咲くと佐渡も花の季節到来を感じます。カタクリとの同時開花も楽しみです。
2018↓
星景も。金北山側にあるので、北極星が正面になります。
2017↓
手前の枝が折れているのがわかりますね。4年ぐらいこのままでした。そういえば。空模様が好きな写真。
2016↓
この辺りから見ると枝に竜を感じますね、早朝に撮りました。
2014↓
はじめてのこの桜との出会い。いつ咲くのかのタイミングがわからず、葉桜になっていました。
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さて、この桜を語るときには天野尚氏抜きには語れません。
天野氏は写真家なのですが、私は以前にネイチャーアクアリウムを趣味にしていたので、写真家の天野氏よりもADAの天野氏の方が僕の中では有名。
写真をやろうと思ったのもこの千竜桜の写真パネルの展示を見てから。
大パネルで大ホールに展示されていて、(大判フィルム写真なのですが)本当に圧倒された。それまで思ってもなかったんだけど、写真ってすごいな、と。それ以外にも大パネルが展示されていて、すべて圧倒されました。
当人の解説も聞きながら見て回ったので、今から思うと素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。
写真集とか写真誌とか買ったことがない(今もほとんど買わない)のに買いましたね。しかも当人のサイン付き。
今でも大切に保管しています。
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この桜を撮影する時、天野氏はどんな思いで、シャッターを切ったのだろうか?そんなことを考えながら「千竜桜」に思いを馳せる、そんな至福なひとときを今年も過ごすことができました。
毎年、いつものように、同じ場所で、同じ思いで、撮影ができること、ってほんとに素晴らしいことだな、と思います。
写真ってほんといいですよね。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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