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コ・プロダクション(共同創造)の魅力

みなさん、こんにちは!

以前、コ・プロダクション(共同創造)についてその成り立ちを中心に記事を書きました。

最近改めてこの考え方に触れる機会があり、その魅力をさらに伝えたくなり記事にしましたので、ぜひお楽しみください!


コ・プロダクション(共同創造)はその名の通り、一緒に創り上げていくイメージを表し、この考え方はイギリスのメンタルヘルスサービスであるリカバリーカレッジの基礎となっています。
※ぜひ、リカバリーカレッジのことも↓の記事でご確認ください!

コ・プロダクションという考え方は個々が持つ背景は関係なく、ひとりひとりをひとりの人として認め合いながら共に創り上げる過程を通して個人への良い変化だけでなく、サービスやコミュニティなど集団を変える力があると考えられています。
(リカバリーカレッジでは医療等の専門家と精神疾患を経験している個人(学生)、カレッジのスタッフが対等な立場に立ち、共にサービスを創り上げています)

この”対等”という考え方が特徴的で、日本では例えば医療や福祉を考えてみるとサービスを提供する側とされる側に分かれているイメージが強く、その違いを感じますよね。

ただ、ここで触れておきたいのは私は単に日本のシステムを否定しようとしているのではなく、コ・プロダクションを体現しようとする場が増えても良いのではないか、と提案をしたいということです。


コ・プロダクションではひとりひとりが知識や経験の専門家であり、貢献できる力があると信じ、実践することで次のようなことが期待されます。

・これまでサポートを受ける側であった人がサポートを提供する側にもなり、新たな経験が生まれる(新たな人と人との相互作用)
・新たな繋がりの中で、自身がそのサービスやコミュニティの一部だと感じられる
・ひとりの人として尊重されている感覚が得られ、疎外感などは生まれない など


コ・プロダクションでは従来から存在する”彼らと私たち”のような見えない壁を壊すことが重要視され、皆が共に創り上げていく一員となります。

このように参加者全員が持つそれぞれの力を共有し、ひとりひとりが貢献している感覚を得ながら質の高いサービスが構築される過程を通して個人/組織のウェルビーイングが高まっていくのがコ・プロダクションです。

これらはまさにダイバーシティやインクルージョンを体現することにも繋がるのではないでしょうか。

さらに、互いが尊重し合いより良く関わり合うことで自分自身の価値観に気付くことも期待されることも特徴として挙げられます。

コ・プロダクションで生まれるサービスへの参加を通して生活をより豊かにしていけると良いですよね。


そして、この考え方を少しでも広めていきたくて始めるのがWellbeing and Recovery Academyです。

みなさんに気軽にウェルビーイングやリカバリーを向上させるための講座を提供予定ですが、その基礎にはこのコ・プロダクションという考え方を用います。

何かしらの専門家、精神疾患など病気を経験されている方やそのご家族、何となく興味のある方などどなたでも歓迎致しますので、一緒にコ・プロダクションを実現していきませんか?

また、英国のリカバリーカレッジでは参加者にコーチングを提供しているため、参加頂く方にはコーチングセッションを提供することも検討しています。

ご興味のある方はコメント等でお知らせ頂けるととても嬉しいです!

これからもどうぞよろしくお願い致します!


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